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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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74話 ドレスチェリー

 さてと、学校に向かうか!


 一年前のデビュー戦でナイトと決着をつけた場所へ! もしかしたらナイトもいるかもしれないね。


「・・・ん?」


 何か人影が…校庭に…二人? ってヤバい!【ティクルグラント】と【リックキャンディ】じゃん!

 危ない危ない…シスター服とメルヘンチックな服が見えて良かったぁ〜。ちょっと強くなった私とはいえあの二人を相手に勝てるわけないしね。


 さてと、こっそりと引き返しますか!


「あらあら〜。不運な方ですね〜」


「残念だったね!お姉さん!」


 と振り向いた瞬間、校庭から声が聞こえた!やばっ!バレた!?

 …と思ったけど、どうやら私にかけられた声ではなく、他の魔法少女に言ったみたいだね。良かった〜。


「二人がかりで私と戦う気!? プライドはないの?」


 なんかツンツンした口調…どこかで聞き覚えが…?早く逃げなきゃだけど…めっちゃ気になる!


 ヒョコっと学校の塀から顔を出して観察…見ない顔だなぁ〜。桜色のミディアムウェーブの髪に、ツンケンした口調や表情とは裏腹なピンクと白の甘ロリ衣装。…で、横にはディスポン! なるほど新人さんかぁ〜。


 ついてない…デビュー戦で【ティクルグラント】【リックキャンディ】ペアと遭遇するなんて。いや私も最強格のナイトと当たったんだから変わらないか。


「いっくよー!『フレイムボール!』」


「いきますよ〜[ゴッドハンド!]」


 ひゃあ〜、始まっちゃった…あの子には悪いけど巻き込まれる前にさっさと逃げよ。


「うりぁ! 避けるなぁ!」


「もう〜こざかしいですね〜」


 ・・・あぁ!もう!

 塀を飛び越えてダッシュ!すかさずジャンプで死角へ入り…


「『サンダーウィップ!!!』」


 雷のムチで不意打ち!


「「なっ!?」」


 よしっ!直撃だ!

 とりあえず新人ちゃんの元に駆け寄る。


「ずいぶんカッコいい登場じゃないかだお☆【ハニーランプ? 】」


「まぁね♪」


 たしかに結構カッコよかった気がする。【ティクルグラント】のユニーク魔法を素手で受け止めて颯爽と登場したナイトに比べたら全然だけど…。


「…あなたは?」


「話は後!来るよ!」


 雷のムチで生じた煙が晴れ、真っ先に飛び出してきたのはーーシスター!


「『デスブロー!』」


 よしっ!私の見せ場!・・・・・あれ?勢いよく前に出たのはいいけど私防御魔法持ってなくない?


「『パワーシールド!!!』」


「えっ?」


 後ろの桜色の魔法少女が防御魔法で防いでくれた。うぅ…カッコつけれなかった。むしろダサかったなぁ。


「でもよし!攻勢に移ろっか!えっと…」


「【ドレスチェリー】。チェリーでいいよ」


「了解。私もランプでいいよ!」


 当然チェリーは初心者だから、メインは私でいかないと!パワーシールドもだんだん薄れてきた。そろそろ準備しないと!


「行くよ![メルヘンロッド!]さらに…『アイス付与』」


 初めての付与魔法! MPを5しか使わないくせにかなり強い気がする。…いや使い手が強かっただけかもしれない。


 付与魔法を使った瞬間[メルヘンロッド]が薄水色に輝きダイアモンドダストのような氷の粒子を放出しだした。…カッコいい! これだけで価値あるじゃん!


「行くよ…[千本桜!]」


 チェリーが黒と桜色の二丁拳銃を取り出す。カッコかわいい!SR武器をもう持ってるんだ…いいなぁ。


 そんなことを思っている間に『パワーシールド』が崩れた。第2ラウンドが始まる!


「『シスタープリアー』」


 やばい!HPとMPを強制的に10にしてくるヤバ魔法だ!

 手を合わせて祈りを捧げるポーズをとる【ティクルグラント】を、【リックキャンディ】が自信ありげに守る陣形を組まれる。


 ナイトと私でも壊せなかった陣形をデビュー戦のチェリーと私で壊せって…無茶な…。

 でも、やるしかない!


「『サンダーボール!』」


 雷の球を放つ!当然【リックキャンディ】が防ごうと銃を乱射。魔法をかき消してくる。でも…


「うわぁ! くっそー!ぷんぷん!」


 私の魔法に気を取られてチェリーの銃を浴びたみたいだね。なら…


「うりゃ! せりゃ!」


「はぁ! てやぁ!」


 チェリーと私で通常攻撃の弾幕を張る。なぜか通常攻撃するときって声が出るんだよね〜、ボール投げの時に声が出るのと同じ理由かも?


「あぁあぁあぁ〜!! もう!!ムッカつく!」


 もう素が漏れ漏れの【リックキャンディ】に引きつつ…通常攻撃の手をやめない。

 なんか…行けそう? うん、行けそうかも!


「な〜んてね♡。ティクル!やっちゃえ!」


「『シスタープリアー』、成就!」


 嘘! 前回に比べて早すぎない!?


 学校のグラウンドが白い光に包まれた。

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