表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/184

73話 1周年

 突然ですが皆様…浮気ってどこからが浮気でしょうか。


 私、森野灯は美山輝夜ちゃんというクラスメイトの美少女が好きです。ただ、最近になって魔法少女の【ネイベルナイト】に恋をしている自分に気づいてしまいました…。


「これは…精神的浮気ってやつだよ…私最低だぁ!」


「・・・あのさぁ」


 さっきまで黙って聞いてくれていた桜がため息と共に口を開いた。


「そもそも浮気って恋人関係にある人が別の人と関係を持つことでしょ? いつから輝夜さんはお姉ちゃんの恋人になったのさ」


「うぅ…」


 いつも通りなぜか妹に相談…という謎構図になってます。


「いいかげん教えてよね!新しく誰を好きになったの?」


「それは…言えない!」


 魔法少女のことを桜に教えられるわけがない…。毎月1日の19時にピンク色のフリッフリの衣装を着て街中を出歩いてまーすなんて…変質者みたいじゃん!


「はぁ…『新しく好きになった子がいる』なんて言ったからちょっと期待した私がバカだった」


「ん?なんで期待?」


「うっさい! もういいでしょ!? 浮気とか言うなら輝夜さんと付き合ってから言って!」


 ・・・怒られた。


 これ以上怒らせてもアレなので黙ってトボトボと部屋に戻る。今日は7月1日水曜日…ちょうど私が魔法少女になって一年の記念日だね。


 ナイトに恋しちゃってると気付いてからというもの輝夜ちゃんと目が合うたびに罪悪感が…。それに輝夜ちゃんのことを今も好きというのは変わってない自分を殴りたくなってきた。


「はぁ。……とりあえず今日もナイトに会えるといいな…できれば味方として」


 そんなことを願いながら19時を待っていた。



 ------------------------ー



「・・・はぁ。お姉ちゃんのバカ」


 お姉ちゃんが去ったあとボソッとつぶやいた。新しく好きな人ができちゃった、なんて言うから聞いてみたら…誰とも教えてくれずにどうしろというのか…。


 でもあの様子だと輝夜さんのこともまだ好きなんだよね…。


 ・・・おもしろくない。高校では囲いの娘を口説くようなことはやめてお姉ちゃんに見てもらおうとしたのに…。せっかく友達は一人に絞ったのに…。このままだとまた心の穴を埋めるための女の子を連れそうになる。


「それだと近衛が困るんだろうなぁ」


 そう思うとちょっと笑えてくる。たくさんの女の子の中で「ござる」って言ってたらどんな反応をされるんだろ。


 輝夜さんには何か秘密があると思ってた…ちょっと先生に探りを入れてみたけど優等生という言葉以外帰ってこない。何もかも上手くいかないなぁ。


「私の願いなんて…叶うわけないのかもね」


「それは自分次第だお☆」


「だ、誰!」


 どこからか高い声がした!でも…部屋を見渡してもどこにもいない…?


「こっちだお☆。こっち」


 声の方に目線をやると…なにこれ?餅?


「・・・疲れてるのかな、私」


「いい反応だお☆。ところで君、何か願い事とかないかお☆?」


 あるっちゃあるけど…得体の知れない餅に言う願いはない…。


「・・・ない」


「なるほど、いい願いだお☆。お姉ちゃんっ子だお☆」


「ちょ!? 何で知って…!」


「ちゃんとリサーチ済みだお☆。さて本題。君、魔法少女になる気はないかお☆?」


「・・・は?」


 呆気に取られている間に魔法少女についてペラペラと餅が説明してくる…。


「カクカクシカジカだお☆」


「・・・なるほどね、魔法少女になってポイントを貯めれば願いをなんでも…」


「そうだお☆! いい話だと思うお☆」


 いやなんでこんな説明で上手く契約できると思ってるんだろうこの餅は。こんなんで首を縦にふるやつが人類でいてたまるか!


「願いが叶う保証がまったくない。それに意味がわからない」


「非科学的なものって言いたいワケだお☆? じゃあ僕の魔法でアッと驚かしてあげるお☆」


 魔法…? なんか本格的に痛いこと言い出した…。


「『フライ!』発動だお☆」


 そんなことを呟くと…


「えっ!? ちょ、嘘!」


 身体がーー浮いた!?


「どう?すごいと思わないかだお☆?」


「わ、わかった!わかったから降ろして!」


 浮遊感がちょっと怖い!


「さて、改めて聞くお☆。森野桜、魔法少女になる気はないかお☆?」


 この質問に答えるのに、さほど時間は必要なかった。


 



 -----ーーーー---------------ー




 さてとあと少しで19時!


「『マジカルインストール!』」


 これで一年かぁ。早いなぁ。でも私が魔法少女になってから一年ってことはそろそろ新人ちゃんが入ってくるかもしれないんだよね。


 あんまりガチャれないからやっぱり新人と当たると嬉しいのかな? どんなユニークを持ってるかわからない分怖い気がするけど。


「さて、今日はどこに行こっかな〜!」


 一年のメモリアルデー、とりあえず学校に向かうことにした。…成長してないってことかも?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ