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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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69話 まんが図書館

 宮島口から広島駅へ戻る電車内で次の行き先を決めようとするけど、何があるかよくわかんないから全然意見が煮詰まらない…。


「う〜ん…神社…寺…はもう飽きた〜!」


「そうですね…ブラッディさんは?」


「なんか…楽しい所」


 それがどこかを知りたいんだけど!? 唯一気になったのは「まんが図書館」ってところだけど…好きな人に自分の好きな漫画を知られるのはちょっと恥ずかしいからなぁ…。


「・・・ここ。まんが図書館行きたい」


「なっ!?」


 ブラッディからまさかのフレンドリーファイアが!?


「ブラッディさん漫画が好きなんですか?」


「うん。輝夜と灯は?」


「私はめったに読みませんね」


「私は・・・」


 どうしよう! 正直に言うか、隠すか…。

『私の家には百合系漫画が何冊もありま〜す!金髪主人公と黒髪清楚な女の子の百合シチュが多いでーす』なんて言ったら引かれる…。


「私はたまに読むくらいかな?」


 ・・・無難な回答で逃げることにした。ごめんねブラッディ。本当は漫画で語り合いたいけど…(個人的な)乙女心的に好きな人の前で漫画の話はNGなの!


 なんだかんだでまんが図書館に到着!思ったより大きい…。駄菓子屋くらいの大きさだと思ってた。


「・・・すごい!」


 ブラッディが珍しく真紅の瞳をキラキラさせてる。その様子を見て輝夜ちゃんと見合わせて微笑む。なんかこの三人でいると親子みたいな関係になるなぁ。


「いつのまに漫画にハマってたのさ〜」


「こっそり…読んでた」


 意外…クールジャパン方向に向かうなんて…


「どんな漫画がお好きなんですか? コ○ンとかですか?」


 輝夜ちゃん漫画の知識が乏しい…可愛い!


「・・・『吸血鬼さんnext to me』」


「ごめんなさい…聞いたことなかったです」


「わ、私も聞いたことなぁい」


 嘘です…ってかブラッディ・・・ガチだ。いい感じに見た目が幼いキャラクターが多くて女の子同士の距離も近い作品…。なるほど性癖にベストマッチってことか。私も大好きな作品だけど。


 まんが図書館には日本のまんがの歴史が学べる資料があり、思っていた数倍真面目な施設というか、ためになる施設だった。お勉強系が苦手な私はダウンしたけど輝夜ちゃんは来る前より興味を持ったみたいで・・・。


「何かまんがを買ってみようかと思いました。灯のオススメは何ですか?」


 これは・・・!アニメ・漫画好きの者に人生で一度は訪れる試練!

 本当に好きな作品を教えると「あ、そうなんだ〜(引き)」となり、無難でみんな知ってるような作品を教えると(あっ、その程度かぁ〜)となる地獄のイベント・・・!


 これは…運命のターニングポイントといっても過言ではないね…。ここでどういう作品をオススメするかで将来が決まる。


「わ、私のオススメは・・・この『リリー・チルドレン』かなぁ…?」


 言ってしまった!ゴリゴリの萌え百合日常作品を!さぁ、輝夜ちゃん!どう!?


「・・・可愛い絵ですね! 帰ったら本屋で買ってみます」


 よしっ!セーフっぽい!


「灯も『リリチル』好きなの? …私も好き」


「あ、ブラッディも読んでたんだ。今度一緒にアニメ見る?」


「・・・うん」


「そ、それ私も入れてください!」


「あはは!もっちろん!」


 そんなことを言ってるうちに集合時間が近づいてきた。もうこれで終わりかな。


「じゃあ行こっか。まだ新幹線でもおしゃべりできるしね」


「はい!」


「うん」




 心配も多かったけど、すごくいい修学旅行でした!





「ただいま〜」


 う〜ん!1日ぶりの我が家!


「おかえりー。楽しかった?」


 桜が一番に笑顔で迎えに出てくれた。


「うん!ちょっと聞いてよ桜!輝夜ちゃんからね、呼び捨てで呼ばれるようになったの!」


「・・・ふーーーん」


 ・・・あれ?なんか一瞬で笑顔が消えちゃった…?


「こ、これお土産です」


「もみじ饅頭…ありがと」


 甘いものが大好きな桜。もみじ饅頭を手に取ると表情がちょっと緩んだ。うん、桜は笑顔のが可愛い!


「灯、おかえりなさい。ちゃんと社会勉強してきたの?」


「うーーん。難しくてよくわかんないけど、平和が一番ってことはわかったよ!」


「・・・小学生かアンタは」


 修学旅行は楽しかったけどやっぱり疲れは感じるね。速攻ベッドにダーイブ! 魔法少女の時のように異次元に跳べるわけでもなく普通にベッドに着地する。


「ん?」


 輝夜ちゃんからメールだ。なんだろ…


≪購入しました≫


 そこにはめっちゃドヤ顔の輝夜ちゃんと、『リリチル』の1巻〜最新刊までを並べた本棚が写ってた。周りは純文学小説だらけなのに一部分だけ百合漫画なのが浮いてる…。ほへぇ…一気買いかぁ。


 行動力すごいなぁ…そうだ!


≪ねぇねぇ、輝夜ちゃんとブラッディと私のグループルームを作ろうよ!≫


≪いいですね!明後日ブラッディさんに聞いてみましょう!≫


 この修学旅行から、私たちはもっと仲良くなれた気がします。ちなみにここから輝夜ちゃんのオタ化が進行したのは内緒の話・・・。

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