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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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44話 聖の6時間、決着!

「作戦成功...?」


「ええ。あなたが機を伺っているのは推測できていましたから」


 いつもの青と白のヒラヒラ魔法少女衣装とは違う闇色のヒラヒラ衣装に身を包みナイトは薄く笑みを浮かべた。


「チッ、アタシらの負けか」

「まったく...動けないでござる!」


「ジタバタしても無駄ですよ。これは彼女のユニーク魔法ですから」


【ベビーラテラル】と【テールインペリアル】は未だハチミツに捕まったままなのにナイトだけは自由に身体を動かしている。ナイトがいた位置を見ると腐ったかの様にハチミツが黒く変色していた。ハチミツは本来腐らないハズなんだけど...


「な、何で『ハニートラップ』が...」


 何度か『ハニートラップ』が破られたことはある。そこで捕まっている【ベビーラテラル】も自分のユニーク魔法でかき消していたし、ナイトも発動そのものを無効化していた。


「私がこの状態になるとHPが1になる代わりに私に降りかかる攻撃魔法以外の魔法のすべてを無効化できる。と言えばわかりますか?」


 ずるい!・・・とは言えないか。HPが1になるってナイトほど戦いが上手じゃないとむしろピンチを招いてるだけになるしね。


「さて、感謝します。【ハニーランプ】さん。私だけの力でこの2人に勝てたかは正直怪しかったので。でもこれで...」


「ちょ!?」


 ナイトが槍で【ベビーラテラル】と【テールインペリアル】を突き刺した。当然避けることができない2人には槍が直撃し、消滅...HPが0になったのだろう。


「ず、ずるい! 私の魔法で動きを止めてたのに!」


「それを見越して『イグジストナイトメア』を使ったんですからこれも私の実力の内です」


 その理論はおかしい...のかなぁ?よくわかんないや。


「さて、残りはあなただけですね。【ハニーランプ】さん?」


「うっ...」


 ここでナイトと再戦...。でも私の作戦である「3人の消耗」はある意味成功したとも考えられる。ここでHPが1しか残っていないナイトと戦うのは結構アリなんじゃないかな。


「・・・ポイントの恨みは恐ろしいよ!ナイト!」


[メルヘンロッド]を構える。それを確認したナイトは少し不快そうな顔をした。


「この状態の私に勝つことは不可能だと教えてあげます」


 そんなに強いモードなら毎回使って今頃願いを叶えているハズ。それをしないってことは何か弱点がある。だったらそこを突ければ勝ち目はある!


「はぁっ!!」


 通常攻撃をナイトへ放つ。けどそんなものは槍の風圧だけでかき消された。


「遅い!」


 なっ!? 咄嗟に避けたけど右肩あたりを槍がかすめた。

 速い...。一瞬で距離を詰めてきた。


「あの黒い粒子...いったい何なの...」


 あれが不気味さを感じさせてくる。きっと何か意味があるハズなんだけど...


「あぁ。これはただの演出なので気にしなくていいです。単にカッコいいから纏わせてます」


 ・・・何それ!

 ってツッコミたいのを我慢我慢...


「見てみますか?『フレイムボール!』」


 うわっ!

 ギリギリでかわしたけど今の『フレイムボール』は通常の緋色の球体ではなく漆黒の球体として飛んできた。たしかにカッコいいかも。


「安心した。ナイトにもちょっと人間らしいところもあるんだね」


「今までどう思ってたかは知りませんが...って何をこんなに無駄話をしているんでしょう。あなたといると調子が狂います」


 さぁ...どうやって戦おう。普通のナイトにすら勝てない私じゃ強化中のナイトに勝てるんだろうか。MPも残り30。大技は使えないから試すだけ試してみようか...


「『サンダーウィップ!』」


 雷のムチをナイトに放って打つ。


「お話になりません!はぁあ!!」


 つ、通常攻撃で魔法を打ち消した...どれだけ強化されてんのあれ!私もあんな魔法欲しい!


 思いっきりナイトが走って距離を詰めてくる。まずい!


「はぁあ!!」


 ギリッギリのところで避けるので精一杯。どうにか一発攻撃を当てるだけでいいのに...!


 ・・・ちょっと待って!攻撃を一回当てるだけでいいんだ。なら簡単じゃない!


「いける...勝つよ!ナイト!」


「戯言を...はぁあ!」


 またナイトは槍を突いてくる。私はそれを避け---ずに敢えて自分から刺されに行く。


「なっ!?」


「意外...だったでしょ?」


 どんなに強化されてるとはいえ通常攻撃は通常攻撃。一撃で仕留めることはできないハズ。と考えてたけどやっぱりそうだったね。


「これでやっと、近づけた!『サンダーボール!!!』」


「くっ![名槍:月姫]スキル発動『三日月!』」


 私の『サンダーボール』とナイトの武器スキルが同時に発動。その瞬間魔法少女としての意識は途切れた。



 ・・・気がつくと真っ白な空間。ボーナスタイム待機室か...


「ってことはあれ私の負けなの?納得いかない!」


「負けじゃないお☆。珍しいことに同時にHPが0になったから引き分け扱いだお☆」


 引き分け...でもいいか!あのナイトに引き分けたんだから十分誇れるはず。


「引き分けだとボーナスタイムはどうなるの?」


「当然引き分けた魔法少女間でのボーナスタイムは無しだお☆。だからランプは今から【スティッキーハート】にのみボーナスタイムを実行できるお☆。そろそろ始まるからこの空間から出すお☆。頑張るお☆」


 とりあえずナイトのことは忘れてポイントを取ることだけ考えよう。せっかく勝ったのに【ベビーラテラル】みたいに5ポイントしか貰えないのは悲しいからね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 主人公がちょうどいい強さで、見ていてワクワクする。 [気になる点] 特にはない [一言] 毎日楽しみにしています。 これからも頑張ってください。
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