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魔法少女が変態でした。  作者: 三色ライト
本編

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137話 煩悩だらけのオープンキャンパス:前編

 8月1日日曜日・・・やってきました[一星大学]のオープンキャンパス! 眠い目をこすりながら早起きして来たよ! やっぱり毎日通える距離じゃなかったね……。


「ほへぇ……」


「やっぱり改めて来ると大きいですね……」


「・・・すごい」


 広いなぁ……大学の端から端まで歩いて何分かかるんだろ。


「法学部は4号館で歯学部は11号館らしいですよ」


「なんか番号離れすぎじゃない!?」


「まぁ・・・歯学部は特殊と言えば特殊ですからね」


「ブラッディは結局歯学部なの?」


「うん」


 心細くなくてよかった……。1人だと不安だもんね。私なんて特に話聞かないし。


「じゃあまたお昼に会いましょう!」


「うん! また後で! 輝夜ちゃんも頑張ってね!」


 心細くはないけどやっぱりちょっと寂しい……。でも仕方ないや! えっと……11号館だっけ。遅刻しないようにもう向かっとこ。


 ブラッディと2人で11号館へ。1番大きな教室に集められたけど……多いな! これみんな受験する人たち!? みんな頭良さそうだし・・・。


「自信喪失しそう……」


「・・・灯が1番バカそう」


「・・・もう喉乾いても血飲ませてあげないから」


 見渡してみると今勉強してる子もいるし……怖っ!


 緊張しながら待っているとなんか雰囲気がえっちなボインの先生が眼鏡を光らせながら壇上に立った。あの人が先生!? えっちすぎるのでは!?


「みなさま、本日は[一星大学]歯学部の学部紹介へお越しくださり誠にありがとうございます。本日はこの学部の4年間の暮らし方、それから追加する2年をご紹介します…………」


 先生から説明を受けるけど……正直おっぱいにしか目がいかない!


「このように1年生と2年生のうちに教養科目を……」


 バチッ! と背中に激痛が! なんとか声は堪えたけど……。


「な、何するのさブラッディ!」


「なんか……灯から煩悩を感じた」


 ば、バレてたんだ…。でも仕方なくない!? あんなハリのあるおっぱい中々ないよ!? あんなに大きくてどうやって歯の施術する気なんだろ……。


「では11号館の施設紹介をします。本来なら見て回りたいですがこの人数ですから。パワーポイント上での紹介とさせていただきます」


 色々な施設といつ使うかの説明……私本当に説明を長時間聞くの苦手なんだよねぇ…。みんな頭いいから先生の方も理解してる前提で話しているだろうし……。


「・・・以上で施設紹介を終わります。それではこれより模擬授業に移りますので座席に貼られた数字の教室へ移動を開始します」


 座席に数字…? ありゃ本当だ。「106」って書いてある。


「ブラッディは?」


「106」


 あっ一緒か。良かったぁ〜バラけなさそうで。


 順々に移動して106室へ。どんな授業をするんだろう。気になる……。


 数分待ってると元気そうなおばちゃん先生が入ってきた。


「はいお待たせ〜。私は担当が社会学だから現代社会についてやるわね」


「へぇ…歯学部なのに社会とかやるんだ」


「・・・さっき一般教養科目をやるって言ってた」


「・・・聞いてなかった」


 本当にダメだな私。これからまず変えないといざ受かったとしても重要なところでミスって留年しそう。


「はい、今日取り上げるのは同性婚についてね。もう皆さんご存知だと思うけど今の技術では同性同士でも赤ちゃんが作れるようになったの。そこでね、もしあなたたちが同性婚をしたとして、子どもができた時につける名前を考えてみましょう」


 へぇ……楽しそう。模擬授業だからとっかかりやすいものにしたんだろうけど、いいねこれ。


「先生。相手は友達という想定でいいんですか?」


「自由よ。異性愛の方なら友達を。同性愛の方なら気になる人を相手と仮定してごらんなさい」


 つまり私の相手は輝夜ちゃんってことだよね。うーーん、輝夜ちゃんとの子どもの名前か……。


 輝夜ちゃんの夜を私の灯が照らしてできた……美影とか? ・・・ん? 即興で考えたわりには可愛くていい名前じゃない!?


 よし、輝夜ちゃんと結婚する日が来たら子どもの名前は美影でどう? って聞いておこ。


「ブラッディは思いついた?」


「私は……双子で真白と光」


 すごっ! 2人分考えてるんだ! 輝夜ちゃんもこの模擬授業受けてたらなぁ〜。一緒に考える擬似ラブラブ体験ができたのに。


「あらいい名前じゃない! 誰か意中の人がいるの?」


 輝夜ちゃんとのラブラブ体験を妄想してたら先生に話しかけられた!


「え、そ、その…」


「ふふ♡。この歳になるとわかるのよねぇ〜。意中の人もこの学校に?」


「は、はい。他の学部ですけど…」


「そうなのー! じゃあちょっと寂しいけど、同じ学校に通えるように頑張ってちょうだいね、将来美影ちゃんのママになる生徒さん♡」


 そう言うと先生は満足そうな顔を浮かべて去っていった。なんだったんだろ……いい人なのは間違いないだろうけどお節介というか何というか……。


「はい、それじゃあみんな書けたかしら。名前を考えるという点から同性婚についての考えを深めていくのはとても大事なことです。みなさんも素敵な恋愛、してくださいね。それじゃあ模擬授業はここまで。これからお昼ご飯の時間になってから13時半には講堂に集まってくださいね。それでは解散!」


 よし! お昼ご飯の時間だ!


「行くよ、ブラッディ!」


「うん!」


 やっと輝夜ちゃんに会える〜♪

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