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136話 ざこなのにッ…!

 どういうことだったんだろ……。たしかに『ハニーフェロモン』が失敗して【アビューズベアー】の攻撃力が上がっちゃったと思ったのに……。


【アビューズベアー】が最後に使ってたのは『インフェルノ』だったよね…。まさか『ハニーフェロモン』で攻撃力爆上がりして自爆しちゃったとか…? それならちょっと面白いかも。外れスキルとは言えなくなったかもね!


 しばらく待っているとハチミツのポールに拘束された【アビューズベアー】が出てきた。突然戦闘になって見てる暇なかったけど・・・改めて見るとピンク髪パーマでお嬢様感がある子だね…。可愛い!


「むぅ……納得いかない!」


「ど、ドンマイ・・・?」


 たしかにアレはかわいそうだったね…。負けても負けきれないというか。


「なんなのあのスキルは! 急に力がみなぎってきたと思ったら暴発したんだけど!!!」


「それは……私もまだ研究中だから許して・・・」


 なんで頭の悪い私に『ハニーコーティング』とか『ハニーフェロモン』とかの効果が難しいのが当たるかなぁ……理解するのほぼ不可能なんだけど…。


 っていけないいけない! 早くボーナスタイムを始めなきゃ!


「さ、やるよ。口開けて」


「ふん。どーせ大したことできないんでしょ?ざぁこ♡」


「無理矢理罵倒に持ち込まなくていいから! 脈絡あんまり無いよ!」


 さてと、ポールからハチミツをとって指でくちゅくちゅほぐせば準備完了!


「はいいくよー」


「んんっ」


 あっもうすぐわかった。抵抗強めの子だね。


「うっ…む、むりぃ」


「はいはい我慢する。ざぁこって呼ぶよ?」


 口ではそう言うものの…まぁかわいそうだから少し浅めに指を入れることに。甘いなぁ私も。


「んっ……ふぁん!」


 うんうん。浅いところだったらちょっと気持ち良くもなれたかな? 歯医者さんもこんな気分なのかな……。なんとなくの素人目だけど歯は綺麗だね。


 じゃあちょっと舌もイジメちゃお♪


「んんあっ♡」


 あっ! 舌派の子かぁ! ならなら……


「ひぃん…きゃん!」


 いいね。舌なら手応えあり! なら舌の横を撫でたり……。


「ん…はぁん♡」


 今度は舌をつまんでモミモミしてみたり……。


「あっ♡」


 ふむふむ。やっぱり舌派の子は優しくしてあげるのがいいのかな? 【ペインバタフライ】除く。


 さてもうあと数分かな……。仕上げだよ! 舌先をクリクリしてあげる!


「ひゃ……ひん♡」


 いい声が聞こえてきたところで景色が自室に移った。これは手応えあったよ!




≪【ハニーランプ】ポイント更新≫


 戦闘開始前:520pt

 ↓

 戦闘終了後:570pt

≪内訳:戦闘+20pt。ボーナスタイム+30pt≫


≪weapos≫ 『女王蜂』 sub 『メルヘンロッド』


≪skills≫ 『ジャンプ能力向上』『HP+50』『ハニーフェロモン』


≪magics≫ 『インフェルノ』『サンダーウィップ』『ハニートラップ』『サンダーボール』『ショットガンランプ』『ハニーコーティング』『アイス付与』



 うんうん! やっぱり満点だったね! これは1000ptも見えてきた…! もしかしたらあるんじゃないこれ!?


 それにしても同棲か……輝夜ちゃんが持ちかけてきたってことはやっぱり……好きなのかな。私のこと・・・。

 恋愛的好きかは置いておいて、好きなのは間違いないよね。嫌いな人に同棲を持ちかけるわけないもん。


 もし輝夜ちゃんが恋愛として好きじゃなかったのに、恋愛として好きな私と住んだら……大丈夫なのかな……。きっと私は我慢できない。1つ屋根の下で住み始めたらきっと好きが溢れてくる。


 やっぱり聞かなきゃダメだよね。来月オープンキャンパスもあるし、そこでちゃんと輝夜ちゃんの好きを確認しないと…!


 そんな決意をしていると一件メッセージが届いた。


≪ここなんてどうですか? こっちも結構広くていいですよ!≫


 送られてきた画像は……部屋? ってこれ同棲のための家のこと!? 気が早くない!?


 輝夜ちゃん……本気なんだ。じゃあ私も少し勇気を出さなきゃ。このオープンキャンパスで私は・・・一歩を踏み出す!


 あっ パンフレット読んでなかった……。確か午前が学部別なんだっけ。歯学部は……学部紹介と施設紹介。それから模擬授業か。1人だと心細かったけどブラッディいて良かった……。


 ・・・あれ!? 輝夜ちゃんは当然一人で法学部のオープンキャンパスに行くんだよね!? 大丈夫かな……悪い虫がつかないか心配…。国立だし男もいるよね……。もし何かあったら徹底的にたたき潰そう。私とブラッディでね!

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