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誰視点かわからないという意見がありました。そのため、自分なりに誰視点かわかるように書きました。もっと読みやすくなるように、これから打開策を考えていこうと思います。

昼食を終え、また活動を再開する。正直、愛美と大門と会うなんて想定外だったが…

それに桃原さんが結構子供っぽくてイメージが変わった。そういや愛美も案外子供っぽいところがある。だからお互い気が合うのかもしれないと考えると納得がいく。そんなことを考えながら歩いていると、水上くんが班のみんなに問いかける。


「みんな!この後、流水寺に行こうと思うんだけど、どうだい?」


水上くんがこの後も引っ張って行ってくれるようだ。とてもありがたい。


特に目的が無かったので、みんな賛成して流水神社に向かうこととなった。


道中も水上くんが流水寺に関する知識を話してくれて、暇することなく向かうことができている。特に俺以外の水上、桃原、須藤で盛り上がっている。楽しそうでなによりだ。


「流水寺はこの辺ではすごく有名でね。新婚夫婦やカップルに人気のある場所なんだよ」


「へーそうなんだ!なら私もそこでお願いしようかな〜」


「え、桃原さんって好きな人いるの?」


「え?あーいないから素敵な人と出会えるようにお願いしようかなって…」


あなたのような女性がほんのり頬を赤く染めなが言うのは反則だと思います。はい


「あはは、でも桃原さんもてるからな〜そういえばこの前あの凄く格好いい先輩と話してよね?その人じゃダメなの?」


須藤が格好いい先輩と言った途端、水上くんの肩が反応したのを俺は見逃さなかった。なるほど…水上くん、がんばれ!


「んー…まあとても格好いいとは思うんだけど、なんか凄くガツガツ来てちょっと苦手なんだよね…」


「あの学園トップクラスのイケメンですら桃原さんには敵わないなんて…さ、さすが桃原さんだね…!!」


「ちょ、やめてよ。私は自分のことモテてるだなんて…」


気がつけば桃原さんの顔は真っ赤に染まっていた。これまた以外だ。恋愛に慣れっこな感じがするのに…


「あ、ご、ごめんなさい。別にそんなつもりじゃ…」


「じゃあさ、須藤さんはどうなの?どんな人がタイプ?」


ここで究極の質問が出てしまった。


「え、私は…うーんそうだなぁ」


俺は一番後ろを歩いているから水上くんの様子は伺えないが、わかってしまう。水上くんの鼓動が速くなっているに違いない。答えによっては今後の活動が危ない。吉と出るか凶と出るか…その答えは…!!


「誠実でいっしょに居て笑顔になれる人かな」


まるで勝利を悟ったかのように右手を強く握りしめ、小さくガッツポーズをしている水上くんが、そこには居た。




ガールズトークで盛り上がっている最中、大門サイドは…



ーーーーーーーーーーーーーー


俺は食べたかったラーメンを食べることができて満足なんだが、とても空気が重い…なんか午前と比べて絢瀬さんは暗いし、それにつられてかイケメン榊も口数減ったし、相変わらず甲斐さんは怖いしよぉ!!


朝陽のところへ行きたい…


でもこの空気を変えてこそ大門翔!やってやるぜ。


「あ、あの!この後はどうしましょうか!?いやー自分的にはちょっと足湯とか行きたいなーみたいな?」


2.3秒沈黙が流れたが、天使の絢瀬さんが反応してくれた。


「あ、いいと思う。ちょっと午前の疲れを取るためにも足湯で癒してもらいたいな」


「ああ、僕も賛成だよ。確か少し離れたところにあったような…」


ただまだ1人、口を開いて居ない人がいる。恐る恐る尋ねてみる


「あのー…甲斐さんはどう?」


「…構わないわ。ちょうど歩きっぱなしで疲れてたし。昼食も騒がしくてリラックス出来なかったしね」


これは遠回しに『てめぇらのせいでゆっくり昼食もとれなかっただろうが!』と言っているように思える。


「は、はい…なら向かいましょう。レッツゴー足湯」


なんで俺がこんなに気を使ってるんだろう。



泣きたい




ーーーーーーーーーーーーー


流水寺は土地が広く、屋台がたくさんある。

観光客も多いため、かなり人が散乱していて、まるでお祭りのように賑やかだ。


だが、最近ここに来る美女たちを狙うために訪れる少数の柄の悪い連中がうろついていることを朝陽達はまだ知らない。


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