βテスト編 第76話 祭の朝
さぁ、祭の始まりです
何でいるんだよ!? ズーム
12日目の朝です。
お早うございます。
本日の朝食はアジフライ定食にしましょうか。
〔アジフライもたまにはイイね。ウメ~! 〕
さて、今朝の回診はどっちかな?? "コンコン"
「どうぞ!? 」
「失礼します! 回診に来ました」
「ご苦労様、ちあきちゃん。ドクターはどうしたかな?」
「それが病院での緊急手術は成功したんですが………」
「相変わらずの腕は有ったん……?ん、どうしたのかな?」
「実は終わってから休憩してからこっちに来る予定だったんですが休憩中にそのまま寝たのは良いんだけど同僚の方が様子が変なのを見て気付きまして、院長立合で診ましたら何と、て、徹夜と過労と栄養失調で今、き、き、強制入院になりました。…………(((プルプル))ププ………アハァァァァァァァァ♪」
相変わらず溜まっていたちあきちゃんだった。
しかし入院するまで研究しますかね? 普通は。
「じゃあ暫くは入院だね。これで中は平和になるね」
「外も平和になりますね(笑)。ほんと仕事が楽になりましたよ♪」
そう言って回診をしていく ちあきちゃんだった。
さてと、そろそろ時間かな♪
では、はりきってダイブイン!
28日朝6時です。
いつもの様に??おや、今日はクーちゃんにペチペチ起こされます。
これは新鮮ですね。(おねーちゃんが譲ったのかな?)
そしていつものように姉妹に魔力を吸われます。(ホッコリ♪)
おや、メールが来てますね。
なになに、内容は………今日の祭のスケジュールですね。
『この度は(freedom world Online) βテストに参加して頂きありがとうございます。本日より[βテストサーバー対抗戦"祭"]を開催いたします。本日1日目は……
・商業ギルド主宰:全国統一オークション
09:00より エントリー品のお披露目会 各商業ギルド内特設会場展示ブース
18:00より 中央公園特設ステージにてオークション開催 製品ランクが低い物よりスタート
21:00付近 オークション 高ランク製品の登場予定
・生産ギルド主宰:獣魔ファッションショー
12:00より 中央公園特設ステージにて全国同時中継にて開催
15:00より 審査結果発表
全てイースト街中央公園特設会場より全サーバー特設会場を中継で繋いで一斉放送をいたします。
なお、メニューに[中継映像上映]と言うコマンドが出てますので何処にいても見る事ができますが、安全地帯で見て下さいね。間違ってもフィールドでは見ないでね、危険ですからね♪それではみなさま楽しんで行きましょう。
なお、ファッションショー関係者は10時までに会場まで来て下さい。
明日の街道レース参加者は今日の18時までにアクアビレッジ街東門受付までお越し下さい。その際は登録馬車もお持ち下さい。車検を行いますのでよろしくお願いいたします。
PVP対戦登録は本日12時にて受付締め切ります。参加者は冒険ギルドにてお早めの登録をお願いいたします。
以上、お知らせ致しました♪』
さぁ、今日は娘達の晴れ姿が見れるかな?
もっとも変な服だったら作者をたたっ切る自信は有るけど♪
………は、いかんいかん。
さてと娘達を抱えて朝食を食べにリビングに行きましょう。
「何故、お前がいる!ズーム!?」
そこには呑気に朝食を食べてたSGMことズームと困惑しているGM秘書さん、その様子を遠巻きに見ていたクランメンバーだった。
「お、龍さんおはよう! 遊びに来たよ。後ほれ、例の塩データだよ。後、車を見に来たから見せてね。しかしここの飯は旨いな♪」
「ズーム、お前はここにいても良いのかな? ほれ、GM秘書さんが困惑しているじゃないか」
「え、そうか? その辺はいいんじゃないの、βテストだし♪ ま、トップの視察だと思ってくれればいいよ! 」
「まぁ、トップの視察なら……っておい! こんな堂々と視察してもダメだろう」
「まぁ、いいじゃないか♪それより朝飯食べたら?」
「………はぁ~! お前が昔っからそんな奴だった事を思い出したよ。クックさん、私達にもお願いします」
スノウちゃん「キュイ♪ 」
クーちゃん「キュ~ン♪」
「お、可愛いね。流石だね、ちゃんと育ててるね。昔っから子供には好かれるからね、レイブンは」
「おい、お前!?ここではその名前を呼ぶな! ズーム」
「あ、すまんスマン。確かに不味いですね。じゃあ龍さん、食事の後は案内を頼むよ」
食事の後、GM秘書さんが謝って来たけど気にしない様に言っとく。
昔からいたずらっ子だったから気をつけて下さいとも言っとく。
〔た、確かにと納得したGM秘書さん〕
ズームを伴って工房兼格納庫に向かう。
中には[トラ]以外の車両達と内部の1/3を占める遊び場………FICA保育園があった。
〔いつの間にか看板まであったよ。誰だよ、看板職人は!?〕
ズームは爆笑していた。
「アハハハハ、いや~面白いな、実際に見てみると。随所に安全対策がしてあって。看板まで付いてるのには」
娘達を遊び場に入れておく。
「全くいつの間にか看板が付いてるのには毎回驚くよ。一体誰が付けたんだよ!」
「お前らしく無いな。[鑑定]しなかったのか?」
あ、その手があった事を思い出して看板を[龍眼(鑑定)]してみた。
[FICA獣魔保育園 看板]
品質:A
製作:ninzin
解説:FICA保育園用に作った看板
トレントの丸太を加工して一枚板を作り作った逸品
無駄に贅沢な看板になっていた
価格:10,000G
………アイツか………祭の後でOSIOKIだな。
もっともninzinが付けたかはわからんが………ま、OSIOKI次いでに聞けばいいかな?
あれ、ズームはと思ったら勝手に車両を見ていた。
「お、これはすごいね!?………なるほど、こうなってるのか………お、この発想は無かったな………」
説明は要らんみたいですね………暫く様子をみておく。
「う~んこの発想は無かったな。確かにこれなら内燃機関は要らないわな」
「まぁ、折角魔力で動かせるゴーレムの腕や脚が有るならピストンの代わりにできるだろ」
「その発想ができる奴がいないんだよ全く。しかもゴーレム技術に辿り着いたの龍さんだけだからな。大学生を中心にテスター集めたのが不味かったのかな?」
「その辺はお前のミスだろうな。やはりまんべんなく各世代集めないとデータの収集はできないよ。特にこういうゲームはね」
「そんな事言っても小中学生や高校生、爺婆でのテストは不味いだろう。色んな意味で」
「いや、①高校生位は入れておくべきだったな、親の同意付きでね。後、②年寄も入れておくべきだったな。市場対応的には」
「何でだよ?」
「ズームお前な………、まず①発想力は大学生よりは高校生の方が良いぞ! それに②年寄も先人の知恵みたいにとんでもない発想力がある人もいるしな、うちの源さんみたいな人もいるからな。しかも年寄は意外とひまだし、孫と同等で遊べるとなったら孫の分と一緒に買うぞ!恐らくな………」
「な、なるほど!?そうゆう発想は無かったよ。確かに中は平等だしな」
「まぁ、リスクも有るか。①だと中二病の対策がいるしな。②だと頑固爺婆がいるしな!?」
「おい、上げて落とすな!? まぁ、その為のテストか………」
「ま、頑張って正規版作ってくれよ。楽しみにしている子が沢山いると思うぞ」
「そうだな、頑張って良い正規版作るよ。色々アイデアありがとうな、龍さん」
「後でアイデア料は別にもらえるとして、正規版を俺の分含めて10台はもらえるからな。それくらい安いよな、ズームくん」
「おい、ちょっとまて! アイデア料は良いけど「いいんだ」!?"ゴホン"正規版を10台は多いだろう。何に使うの?」
「知ってるだろう、俺が入院中なのは。そこに9台ほど寄贈したいのさ」
「あ、なるほどね。(ニヤニヤ)可愛いちびっ子達がいるからね」
「お前と一緒にするな! ロリコンズームくん。ちゃんとその辺は規制しろよ。………あ、そうゆう事か。この世界に合法ロリキャラのドワーフや小人族がいたのはズームの仕業か………良くスポンサーが納得したな」
「ちょっとまて、俺がいつからロリコンになってるんだ!俺は嫁と娘命だぞ!それから娘はやらんぞ!レイブン」
「娘が反抗期だからってこっちに八つ当たりするな!ズーム。それに幼稚園児もらっても困るぞ!しかもおまえをおと………オェェェェェ!?♪」
「ク、言い返せん。確かに言われたくないわ。一応言っとくがファンタジーキャラのデザイン関係のリーダーは、そこのGM秘書の姉が担当したんだぞ! 」
「え、うちの姉が担当でした? おかしいな?うちの姉はショタッコ趣味だったような………は、失礼しました、恐らく自分の趣味がばれない様に擬装していると思われます。もっともロリ趣味も有るかもですけども………」
「ズーム良かったな、ロリコン疑惑が晴れて………さてとこれからどうすんだ、ズーム?」
「ん、そうだな………龍さんはどうするのかな?」
「これからオークションの様子を見に行ってファッションショーに娘達を連れてってそのまま見学かな? あ、そうそう ninzinいるか!?」
「何ですか、龍さん?」
「ダイバーさんにこれを届けて欲しいんだが頼んでいいかな?」
「これですか? 良いですよ、何ですかこれ?」
[牽引式荷台2t]に積んだコンテナに入ったあるものがあった。
「コンテナごとこの地図の所に持っていってくれれば良いよ。中身はダイバーさんに頼まれた………ナイショで。今から出れば昼前には着くから届けた後に登録すれば良いだろうな。頼めるか」
「あ、はい わかりました。それではすぐに出発しますね。あ、ボタンちゃんは、どうしよか?」
ぼたんちゃん「フヒフヒ?」
「まぁ、そんな事もあろうかと思ってな。ホラよ、ninzin」
「何ですか、龍さん これは?」
[四足獣魔用チャイルドバックリュック]
防御力50 魔防力50 衝撃耐性大
耐久値200/200 重量1
品質:S
製作:sin
解説:sinが四足獣魔用に作ったバック型リュック
Fスパイダーの反物改とミスリルとlaトレント素材のフレーム
を使用して中に入った獣魔が快適に過ごせる様に製作
普段は背中に背負えるリュックタイプだが、車両に乗るときは
座席にくっつくチャイルドシートになる
魔力タンクも内蔵していつでもおやつ(魔力)の心配なし
一応マジックバック仕様のポケット付き(内容量30種/99個)
価格:1,500,000G
「これなら大丈夫だろう。後、これを渡しとくぞninzin」
「これは………ありがとうございます。ボタンちゃんの分までもある」
「まぁ、依頼の方とレース中の依頼の方も頼むぞ」
「了解です、クランマスター。レースは必ず勝ちます」
ぼたんちゃん「フヒフヒ♪」
岩鉄さん、ヨモギにもバックを渡す。
そして3人は出掛けて行った。
〔え、後三人は? それはレース中継をお楽しみに♪〕
「いや~相手をのせるのは、相変わらず上手いね、龍さん♪」
「何を言ってるのかなズームくん。罠の中に対戦相手を誘導する技術の方が怖いわ!?」
「そう言えば、良くグレンをのせて殲滅に使ってたっけ。あの頃が懐かしいよ」
「あのー、ソロソロ商業ギルドに行きませんか?」
〔龍さん達かなり物騒な事を言ってませんか?〕
「あ、ワルイわるい GM秘書さん。それじゃ行きますか」
「ズーム、お前が仕切るな!!」
それからみんなで商業ギルド内特設会場展示ブースまで向かった。
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その頃のダイバーさん
「師匠、例の物は本日のお昼前には到着するそうです」
「おお、そうか。それさえ着けば完成だな。しかしこの"エンジン"と言う物は凄く便利だな」
「そうですね。龍兄貴はすごいですね。ぜんぜん思い付きませんでしたよ」
「確かにな。でも今回はこいつで勝ちに行くぞ。覚悟は良いかダイバー!」
「えぇ、勿論です、マーリン師匠。明日は優勝しましょう!」
一体、マーリン師匠とダイバーさん合作のマシンは何なのか?
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その頃のGバカさん
「モゴモゴ(だ、誰か縄をほどいてぇ………) 」
領主館の前に転がされOSIOKIピンクにつつかれ続けられるGバカの姿があった
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ドクターは無茶しすぎて入院中………
ちあきちゃん→こんなオチでいいのかな?
ドクター→良くない、もっとだ%?'*&!;%):………………
病院長→暫く面会禁止で♪
龍さん→ドクターがいないと平和だね………アレも消えれば………
GM秘書→ホント、アレも消えれば………
運営さん→アレって誰?
運営上司→ホント、アレも消えれば楽になるのに………
SGM→ホント、アレも消えれば楽に………なるね♪
Gバカ→アレって………………誰?(ダラダラ………)
看板はninzin製だった!
ただ取り付けたのは? 犯人は一体誰??