βテスト編 73話 源さん一家
年内最後の投稿です
源さん一家が揃いました(笑)
しかし、何故か進化?した庭鶏?……
クックさんとキッチンカーの使い具合をチェックしていた。
細かい修正箇所はあるがおおむね良好でした。
〔ま、コンロとシンクの高さの調整位かな?〕
ちびっ子達はクックさんが作ったサンドイッチをバカスカ食べていた。
〔ホント、君たちは良く食べるね………体つき以上に食べてないか?〕
暫くして畑仕事に行っていた源さんがお昼を食べに帰って来た。
庭鶏♂を肩にのせて………え?
「龍さん、[トラ]の改良は終わったかな?」
「終わりましたよ。と、言うか[テイム]したんですか? 庭鶏」
「いや、わしゃ~[テイム]のしかたがわからんぞ。どうするのじゃ」
「源さん、[テイム]してないのですか? いや肩にのせてますよね!?」
「リンゴさん、教えて無かったの? いや、てっきり[テイム]してると思いましたよ。それじゃ教えますね」
一通り[テイム]の仕方を教える。
するとアナウンスがあって[テイム]できたみたいだ………え、何か光って二回り大きくなってないか?
「これはまた大きく育ったな………トサカ」
源さんに断り[龍眼(鑑定)]をすると……オイオイ!?
モンスター名:コカトリス(成体+2)
名前 :トサカ
性別 : ♂
ランク :D
レベル :1(10+30+1=41)
HP :300
MP :100
スキル :[突き通す][切り裂く][短期飛行][風魔法][警戒][統率]
[状態異状耐性(石化)]
状態 :良好 テイム(源さん) 従順
解説 :元森鶏だったが人族に捕まり飼い慣らされた状態で[テイム]
された個体だった
特殊条件下で進化する(テイム前での従順+人の指揮下での戦闘
+?)
そのため[森鶏]+1→[庭鶏]+1→[コカトリス]+1→[コカトリス]+2
に特殊進化した
最終的に[コカトリス]+4(最終進化Bランク)となる
卵を産む♀と違い群れを守るため攻撃力があがった
まだ若い個体なので石化ブレスはできない
見た目が………どう見ても羽が大きい軍鶏だよね。
尻尾も長く尾長鶏っぽくも見えるよね……蛇の尻尾?みたいのがチラリ!?
〔特殊条件での進化ってある意味源さんもすごいのでは!?〕
……源さんに伝えると。
源さん「そうか、トサカは鶏小屋のリーダーで最初に捕まえた♂の子でな。わしの後を付いてきては畑に入ってくる虫?と戦っていたりして助かってるんだよ。最近はヒナが孵ってからはすっかりお父さんしてるがね……」
トサカさん?はコケ~!と鳴きながら源さんにスリスリしていた。
しかも既に庭鶏が順調に増えてるらしい………トサカさんは[統率]持ち……まさか!
〔これは最終的にコカトリス軍団ができて源さんが総帥……石化ブレスを軍団単位でって……ヤバイ、マジで[状態異状回復ポーション(石化)]のレシピを見つけなければ………犠牲者が出る前に!?〕
「よ、良かったですね、源さん。[テイム]できて……しかもコカトリスですか……」
「これは他の獣魔も進化するかもね」
「リンゴさん、みこさん、考えたくは無いけどあり得ますね。……源さんは牛とか馬、羊は[テイム]する気は有りますか?」
「牛馬は育てた事が無いしのう……暫くはトサカだけで良いわ」
「[テイム]のレベルが上がっても最大3匹までしか[テイム]できませんから気を付けて下さいね。さて、源さんの孫の[トラ]をお披露目しましょうか……」
そして出てきた[トラ]を見て皆さん、ビックリしていた。
形が変わったからね。
[小型自働万能型ゴーレム トラ改型]
名前 :[トラ]
ランク :C
攻撃力 :0+(アタッチメントにより変化)
防御力 :200+(アタッチメントにより変化)
魔防力 :200+(アタッチメントにより変化)
耐久値 :1,000/1,000
魔力タンク:1,000/1,000
最大積載量:600kg
状態 :良好
命令順位指定 1位:源 2位:リンゴ 3位:ninzin
品質:S
製作:sin
解説:sinが始めて作った軽トラ型ゴーレムの改良型
龍式複合装甲製ボディ(4輪軽トラ型)を使用
魔法制御核で魔動エンジンをコントロールして走行を行う
制御核にGキング(土.C級)の魔核を使用
新型の魔動エンジンを搭載
〔エンジン制御にはオートマトン技術を使用〕
魔力タンクには魔核を使用(オークM(火.D級)×2個)
試作魔力コンバーターを搭載(トレント(風.E級)×2個使用)
完全自立制御型だがマニュアルでも運転ができる〔AT車〕
フロントガラスとサイドガラス付きました
マジックエアシールドが戦闘時に運転席前に展開するように
なっている(専用にトレントの魔核(風.E級)使用)
背部に積み込み用ゴーレムクレーンアーム1機装備
牽引用に後にサブアーム1機付き
前にアタッチメントユニットを変える事でいろんな事ができる
〔アタッチメントは4種類有ります〕
4WD駆動 積載量600kg
価格:20,000,000G(アタッチメント含む)
今はA装備を付けてるがアタッチメントを代える事でいろんな事に対応出来る。
アタッチメント一覧
A:ノーマル装備〔オートマトンアーム×2〕
攻+20
B:土木装備〔パワーショベルアーム+排土板〕
攻+100 防+50
C:農作業装備〔農作業用オートマトンアーム×2+コンテナラック付き〕
攻+20 防+50
D:護衛専用装備〔ゴーレムアーム改×2+排土板用中央アーム+特殊シールド
ユニット(スパイクシールド改×2+排土板シールド×1)〕
攻+150 防御+150 魔防+150
D装備は元々装備していたスパイクシールドの改良版でどうしても真ん中に隙間ができてしまうので真ん中にシールドを挟む形にして突撃シールド風にしてみた。
〔ひき逃げアタックも出来るよ!ってホント誰なんだ、名前つけたのは!?〕
「どうですか、源さん。一応農作業は一通りは出来るはずですよ」
[トラ]「お爺ちゃん、これでもっとお手伝いできるようになったよ。色々と教えてね♪」
「龍さんありがとう。これで色々と作業が出来るし[トラ]に手伝ってもらえるし良いことずくめだよ♪」
源さんは早速C装備に換装して畑に向かった。
〔収穫かな?トサカさんも[トラ]の上に乗って行ったね……後で止まり木つけてあげよう〕
この後、獣魔保育園をリンゴ副園長(笑)とクック食育保育士(笑)に任せて用事を済ませに街中に向かう。
先ずは生産ギルドに行って納品の確認に行く。
ギルドに着くとマネキンコーナーでは裁縫職人のPC,NPC達がサイズを測っていた。
〔アブナ! ちびっ子達連れてきたらパニックになってるね。間違いなく……〕
あ、トアさんに見つかった。
「あら、龍さんいらっしゃい(笑)。今日は納品かな!」
「今日は例のオークションの件ですよ。物はこちらで納品? それとも商業ギルド?」
「ま、どちらでもい良いのだけど商業ギルドに行ってくれないかな。ちょっと銭型さんの所に行って相談にのってあげてほしいのよ。何かオークション関係では無いんだけど困ってるみたいなのよ」
………やな予感しかしない。
「さて、忙しいから今日は戻りますね。ではさような…………"ガシ"………何ですか?トアさん」
「ちゃんと行って あ・げ・て・ね・! ………(ギロリ!)……」
おもいっきり嫌な顔して行ってやる事に……(ゾワリ!)……行かせてもらう事に……
〔なんだ、あれがトアさんの本気!? ……だからもら(ギロリ!)、(ゾワリ!)……怖!〕
生産ギルドを出て商業ギルドに向かう。
途中、中央公園の近くを通ったらイエロー[さくら:トゥロワ]が何か黄色い物体を簀巻きの状態で運んでいた………何あれは?
〔何かディ●ニーキャラに似ていたような? 教会の方に行ったな?〕
商業ギルドに入ると早速職員に捕まりギルドマスター室に直行でした。
「早速、来てくれましたか。ありがとうございます」
「一体何が有ったんですか? 生産ギルドマスターはただ銭型さんが来て欲しいとしか言わないし………」
「実は龍さんに、たま~に流してもらっている鉄、鋼装備なんですがもう少し増やせないかと思いまして………実は他の街での引き合いが凄くて困ってまして……なんとかなりませんか?」
「どうゆう事なんですか? 他の街とは一体何処なんですか? あまり街中で見かけませんけど」
「実は3/4ほどは他のサーバー領に流してましてそこの武具店舗や露店商が扱っています。勿論他のサーバー領の品も市場には回していますが……正直、他の領の製品は質が低くて………」
何と武具を市場には流していたつもりが他のサーバーに流れていたとはね。
〔まさかのサーバー単位で辺境伯爵領だとはね。差当りここは第1サーバー辺境伯爵領って所かな!?〕
確かにあれだけ流したはずなのに街で見かけないはずだわ。
〔これも運営の罠……とは言えないわ。戦力バランスの調整の為かな?〕
「一応今回のオークションにこの盾を出そうかと思いましたが他のサーバー領に持っていかれるなら出さない方が良いかな。何か面白く無いし………」
「まてまて、龍さん。オークションは基本全サーバー領でのオークションだから誰でも落とせるぞ。つまり全員平等だからその辺はね、この領の参加者の頑張り次第だな」
「じゃ、オークションの出品作品の宣伝と他のサーバーに流れてる事話しても問題ないよね」
「できれば内緒でお願いします。特に他のサーバーに流れている話はね」
「………まぁ良いでしょう。PVPの相手が自分の武器使っていて負けたら文句が来そうで嫌ですけどね。それにPVPではこれを使う予定ですしね」
例の刀[魔鋼の刀(龍)]を見せる。
「………なんだこの刀は!?こんなの見たこと無いぞ!?魔玉鋼とミスリル製ってなんだ、こんなの作れるのか!?…………………」
オーオー驚いてるね……普通はできないよね。
「因みにオークションに出す予定のこの盾位なら真っ二つに切れますよ」
「確かに切れそうだね……勿論オークションには出さないで下さいね。恐らく偉い騒ぎになりそうだしね……」
結局、盾3枚ほどオークションに出品してお茶を濁す事に。
〔さぁ、どうなるかな?〕
取引するついでに中央公園の屋台スペースはどうなっているのか聞いてみた。
どうやらまだ空いていたみたいなのでクックさんの名前で予約をしといた。
〔取り合えず3面分(1面1日1,000Gだった)押さえておいた〕
銭型ギルドマスターに盾を預けて商業ギルドを辞すると次は冒険ギルドに行く。
受付のカエデさんにヴォルフギルドマスターに面会を頼むとすぐに通された。
「おい、駄犬! ズイブンと無茶したな。お陰でメンドクサイ事になって大変なんだぞ! それにAMR使えないってドウユウ事カナ!?せっかく作ったのに………」
「うるさいぞ! 文句はGバカに言えよ。大体銃は不味いだろう!ファンタジーには。それに銃を開発したのは龍さん位だからな? こう言ってはいけないが今回の全サーバーのβテスターは50%位の奴が脳筋で70%の奴が戦闘職で残りの30%の生産職はマトモに生産出来ないし 苦労してやろうともしないし 龍さん達みたいに創意工夫しない奴ばかりだし 一々運営に文句を言ってくるし 中二病患者は入るし もうメンドクサイワ!?」
「わかったよ、ヴォルフ。またGバカの腕を落とすわ(笑)。とりあえずこの刀を使うのは許せよ。どうも俺が作った武具を相手が使ってる可能性も有るみたいだしね」
刀を見せるとヴォルフが焦り始めた。
「龍さん、またとんでも無いものを作ったな………魔玉鋼って何だよ? こんな金属が有ったのかよ!?」
「魔鉄ってのが有ると聞いていてね。偶然川砂鉄?を手に入れたからな。試そうと知り合いに相談したら たたら製鉄に詳しい奴が居たから手伝わせて作ったよ。もっとも炭作るのにトレント刈りまくって片っ端から炭に変えたらトレントの備長炭になったけどね。それで作ったらコレが出来たよ」
魔玉鋼のインゴットと魔鉄のインゴットにトレントの備長炭も見せたら………ヴォルフの奴はため息して頭を抱えた。
「済まんがこの後東雲さんの所に一緒に来てくれ。色々と相談しないとマジ不味いわ」
「わかったよ。さっさと行こうか」
出口の方に向かおうとしたらヴォルフに止められた?
「ここは運営権限の運営転移魔法(笑)で行くぞ。その方が早い!」
そして何か操作をして、その場から私とヴォルフは転移をした。
〔オイオイ、良いのかこれ? 俺も転移させて!?〕
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その頃の源さん達は………
[トラ]「お爺ちゃん、これでいいの?」
源さん「そうじゃな、そうやって優しく扱うのじゃぞ」
トサカさん「コケ~!コココココケ~!!(この虫野郎、畑に入って来るな!?) 」
源さん「今日もトサカは頑張ってるな。害虫はやっかい者だからな。むろん、[トラ]も収穫を手伝ってくれるし収穫物の配送も手伝ってくれるしのう」
[トラ]「はい、お爺ちゃんの役にたって嬉しいです!」
源さん達は今日も愉快に野菜を作っていた。
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トサカさんの進化について
本編内で 特殊条件下で進化する(テイム前での従順+人の指揮下での戦闘+?) と書きましたが隠し条件? として 格上の魔物を倒す という条件があります。
実際、トサカさんは源さんについて《キュクロー村》までついて行っていて途中でトレントの狩も一緒にしていてラストアタックもしているため格上の魔物を倒す条件をクリアしていた。
その為、源さんがテイムした瞬間全ての条件がクリアされて進化したようだった。
尚、他の現在[庭鶏(雛)]が[庭鶏(成体+1)]になった場合条件が同じなら進化して[コカトリス]になる場合が有ります。
龍さん「………マジでコカトリス軍団ができるかも? 」
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龍さん→進化って……
GM秘書→進化って……
運営一同→進化って……
運営上司→進化って……不味いだろう
ザンネン→はて? 普通では?
Gバカ→あ、前科一犯が作ったんだっけ!?
運営一同&上司&GM秘書→あ、あぁ納得♪
源さん一家は野菜作りを頑張ってます♪
あれ?これって育成物だったかな?
あ、今日は大晦日だった!
それでは皆さん良い御年を!
年明けは1/1に 外編3 GM秘書さんのOSIOKI戦隊の活躍?話を書いてみました
本編は1/6より投稿予定です
ヤバイ、ストックが無い………
1/5 修正しました