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自由な人たち (freedom world Online)   作者: 親戚のおっさん
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βテスト編 63話 資源の買取り

《アクアビレッジ街》に到着

師匠は親子喧嘩中

運営、何か狙った?

《アクアビレッジ街》の東門に付きました


モフモフ隊は相変わらずシリウスちゃんとポーパルちゃんにロックオン状態のままだった。

〔こいつら大丈夫か? このままザンネンのショップに行って………〕


「もふ朗さん、これからどうするの? 」


「取りあえず冒険ギルドに行ってから獣魔専門店に行こうかと」


「そうですか。モフモフクラン作るんでしたら、まず冒険ギルドでクランクエストを先に受けるのをオススメしますよ」


「何故ですか? 」


「獣魔専門店に行って卵を選んだら卵自体が弱いんですよ。持ったまま依頼は出来ませんしクランクエストは大変ですから」


「良い情報をありがとうございます。みんなで相談してみます」


「後、クエストは難しくはないはずですがちゃんとクリアしないとクラン結成出来ませんので気をつけて下さいね」


モフモフ隊は冒険ギルドに向かうようだった。

〔難しいクランクエストでなければ良いが………〕


「龍さんこれからどうするの? 」


「え~と、これから岩鉄さんと仕入で生産ギルドかな? ダイバーさんは? 」


「僕も獣魔が欲しくなったので獣魔専門店に行ってみようかと」


「だったらリンゴさん達と一緒に行ってきたら? リンゴさん、お願いできます? 」


「良いけど女性だらけだけど良いの?」


「え、女性の中には入る勇気はないな……」


「それなら生産ギルドの用が済んだらワシが案内するよ」


「岩鉄さん、それでお願いします」


女性陣と別れて生産ギルドに向かいます。


生産ギルドの中に入って受付でカノンさんを探す。

するとカノンさんの方から声をかけて来た。


「sinさんこんにちは。早速引き取りに来てくれたのね」


「カノンさんこんにちは。それで例の物は何処に在ります? 」


「それでは案内しますね」


カノンさんの案内でギルドの裏の倉庫に行く。

倉庫の中には川砂鉄の山が2つあった。


「この山2つです。どうやって持っていくのですか? 」


「この大袋に入れて……[こん]こっちだ……この子に載せて行きますよ」


倉庫に[こん]が入ってきてカノンさんはビックリしていた。

早速[こん]から大袋を降ろして中に川砂鉄を入れていく。


[土石運搬用大袋]

内容量 土石類5m3×10個分(最大2.5t分入る) 重量軽減1/5

耐久値150/150 重量1(満載50)

品質:A

製作:sin

解説:中に土石類を収納する簡易型マジックバックの大袋バージョン

   大量の土石類を運ぶ為の物

   [くろ]型ゴーレムトラックの荷台に積みやすく大きさを調整してある

価格:2,500,000G


スコップを出して袋に積めているとカノンさんが暇な職員を連れてきて手伝ってくれた。

連れて来られた職員はブーブー言ってたがカノンさんが一喝したら黙って袋詰めをしてくれた。

〔おそらく彼らが騙された職員かな? 〕


何とか1時間かけて大袋に詰めて[こん]の荷台に積み込んだ。

〔ちょっと重そうだった〕


このまま倉庫を貸してもらえる事になり[アルファ]も入れておく事に。


受付に戻り残りの料金を払う。


「カノンさん、倉庫を貸していただき助かりました」


「いえいえ、私の方こそ助かりました。あのままだと不良在庫のままでしたし……ね♪」


カノンさんは後ろを見てにっこりしていた。

〔後ろの職員の一部が((ガクブル)))してるのは気のせいかな? 〕


生産ギルドを出てどうするのと聞くと二人は早速獣魔専門店に行くと言うので私はマーリン師匠の所に行くことにした。


《マーリン魔導工房店》に着くと何やら店の中が騒がしかった。


「マーリン師匠、コンニ………何の騒ぎですか? 」


中では師匠と女性が言い争っていた。


「いい加減にうるさいぞ! この行き遅れのバカ娘!! 」


「何よ、こっちは心配してるのに何やらかしてるんだバカ禿げオヤジ!! 」


どうやら親子喧嘩らしい………おや、やっとこっちに気がついたらしい。


「おぉ、sinすまんのう。今立て込んでての」


「いえいえ、何か問題でも有りましたか? それとも困りごとですか? 後、此方の女性はどなたですか?」


「まぁ大したことじゃないがの。それとこっちのバカ娘はワシの不肖の娘での名前はメルサだ」


「初めまして。私はこの胡散臭い魔導具造りの娘でメルサと申します。仕事は輸送ギルドで旅客部門の統括をしています。以後お見知りおきを」


「私はクランFICA代表兼龍さん工房主兼マリック師匠の弟子のsinと申します。よろしくお願いします。お噂は色々聞いてますよ」


まさかの師匠の娘が輸送ギルドの幹部だとわね。


「ワシの弟子が抜けとるぞ! 」


「あなたが噂の龍さんね。何でも馬車より速い鉄の塊を走らせているって」


「どうゆう噂かは知りませんがまぁ、ゴーレム馬車? になるのかな? は作りましたし使ってますよ」


「ゴーレムが早く走れる訳もないし基本無理でしょう。大方中に馬でも入れて押してるんでしょ? 」


「だから違うと言っとるじゃないか! 彼の作ったゴーレムは従来のゴーレムとは違うと! 」


「馬を中にの発想は無かったですけど………あ、師匠ゴーレムエンジンの見本です。お納め下さい。メルサさん、これがそのゴーレムの心臓部ですよ。鑑定してみて下さい」


二人の前にゴーレムエンジンを置いた。


[量産型ゴーレムエンジン(小型車用)]

品質:S

製作:sin

解説:sinが作ったゴーレム車両専用エンジン

   制御用にオークM(D級)の魔核を1個使用

   魔力タンクにはオークR(E級)の魔核を2個使用

   小型車用の為力はそこそこだが疲れを知らない

   基本は試作ゴーレム軽トラの[トラ]に積んだエンジンと同じ

価格:5,000,000G


「師匠、どうですか? 」


「おぉ、これだこれだ。これでバカ娘にギャーギャー言われんで済むわ」


「何よ、ただの棒が出た鉄の箱でしょう? 何処がすごいのよ? 」


あ、この人は説明しても理解出来ない事は信じないタイプの人? らしい。

しょうがないので魔力を少しチャージして回して見せる。


「何でこの棒が回っているの? これの何処がすごいのよ?? 」


「どこまで理解してもらえるか不安ですが分かりやすく言うとこの回転している軸に車輪が付いたらどうなります? しかも魔力切れるまで回ってるんですよ。その意味は分かりますか? 」


「え、え~と魔力が切れるまで回り続ける……は、走り続けるって事ですよね」


「そうですね。じゃ馬車に付けたら? 」


「あ、馬がいらない……でもそんなに早く走れる訳も無いわよね」


「そうかな? 実際にイースト街からアクアビレッジ街の間なら何も無ければ3時間位で行くことが出来たな。戦闘が無ければね」


「あぁ、どうしようもない盗賊とかがいなければ特にな」


「どういう意味よ! 私は関わっていません。あんなのと一緒にしないで!! 」


「確かに"あんなの"と一緒にしたら可哀想ですよ、師匠」


「あんなのって……あなたが取り押さえた冒険者だったの? 」


「そうですよ。此方が護衛中の生産ギルドマスターの命を狙って襲って来たので返り討ちにしましたけど何か? 」


「貴方は冒険者なのか生産者なのかわからない人ね」


「ウ~ン、最近手広くやりたい事やってるからよく分からないな? 」


「それで今日来たのはオートマトンの件だろ。良いぞ、すぐにでもはじめられるぞ。こいつも貰ったしな」


「ちょっと、こっちの話が終わってないでしょ! 禿げオヤジ! 」


「うるさいぞ! 馬車より速いゴーレムならすでに存在してるからワシの勝ちじゃ! しかも戦闘までできるしの」


「ヴ~、部下の報告がただしければそうなんですけど……納得がいかない」


「そろそろよろしいですかね? メルサさん。納得がいかないならばイースト街に戻る時に乗っていきますか? それで判断してください」


「ウ~ン、わかりました。それではよろしくお願いします。所でいつイースト街に戻りますので? 」


「ここの修行次第ですね。ですよね師匠? 」


「まぁ、修行自体はすぐにも終わりそうだがな? まぁ、明日の朝一からで良いんじゃないか? 」


「そういう事で終わりましたら連絡しますよ」


「わかりました。連絡を待ちますわ。禿げオヤジ、終わったらすぐに連絡してね! 」


「ワシの何処が禿げてる!? ふさふさなのに変なこと言うな!! 所でsin、後ろのちびっ子はお前の子か? 」


スノウちゃん「キュイ♪」


クーちゃん「キュン♪」


「あ、起きたか。まぁそんなもんですね。スノウちゃんとクーちゃんですね。二人とも私の獣魔ですね」


「あら、カワイイ子ね…………あ、それでは連絡を待ってるわ」


メルサさんは店を出ていった。


「師匠、まさか輸送ギルドの幹部が娘さんだとは思わなかったですよ。まさかそれが親子喧嘩の原因なんですか? 」


「まぁそんな所だな。今日は遅いから明日の朝一から始めるぞ」


師匠の店を出て待ち合わせの宿に向かう。

宿は前回泊まった宿で予約していたので部屋は取ってあった。

〔ゲストの分は取ってた訳では無かったが何とか確保したようだ〕


宿にはすでに全員揃っていた。そして獣魔の見せっこをしていた。


女性陣「「「「「「「龍さんお帰り! どう、カワイイでしょう♪」」」」」」」


あえて突っ込みませんよ。

結局、皆さんが選んだ獣魔は………


クック   火狐(幼体) ♀ 火 こんろ

ブリジット ホワイトホース(幼体) ♂ 光 ユニー

ら・ぱん  ホワイトホース(幼体) ♂ 光 ベガ

あやや   白梟(幼体) ♂ 光 しろろ

まやや   闇黒猫(幼体) ♀ 闇 くろろ


ダイバー  氷アシカ(幼体) ♂ 氷 アイス


………だった。

〔またわかりやすいチョイスだな。わざとか運営? や、ザンネンかな!?〕


「卵は選ばなかったのかな? 」


「この子は私を見てすぐに寄ってきて私私って言ってるみたいでね。かわいいから頭を撫でたらテイムできました。後で聞いたら火属性の子で料理も手伝ってくれそうなのよ」クック


「私はこの子を見て一目惚れして見ていたらこの子の方から寄ってきてお願いしたらテイムできました。すっごくうれしいです♪」ブリジット


「私もいいなぁって見てたらこの子が来てくれてテイムできました。聞いたら双子の弟だそうです」ら・ぱん


「私は魔法使いなら梟かなと店員さんに聞いたらこの子はどうかなって紹介してもらったらこの子に飛び付かれてテイムしました。気に入られて良かったです」あやや


「魔法使いなら黒猫でしょうって私は思ったけどね。それでこの子がいたので私と一緒に来ない? と聞いたらニャーって鳴いてテイムできたのよ。もうカワイイ♪」まやや


「一応鑑定してみる? 」


「「「「「お断りします。楽しみが無くなりますから」」」」」


5人曰く成長過程を見るのも楽しみらしい。

特に姫騎士コンビはおそらくユニコーンかペガサスになると思っているような気がするが……

〔タブン違ウダロウカラ黙ッテヨウ。文句ハ運営トザンネンニ〕


「で、ダイバーさんの子はオットセイ? 」


「アシカ? 見たいですね。一緒にダイビングをやりたいのでそんな子いませんかってザンネンさんに聞いたらこの子を紹介してくれまして"一緒にダイビングをしない? "って聞いたら"オゥ♪"って鳴いてテイムできました。しかしあのザンネンさんの店だったのは驚きましたよ」


「「「「「え、あの店ザンネン妖精の店だったの? 」」」」」


「あれ、気づかなかった!?」


「え~と、リンゴさん説明しなかったの? 」


「別に変な獣魔紹介してる訳でも無かったしね。それにみんな納得してるしね♪」


シリウスちゃん「ワン♪」



「一応明日の予定なんだが、私はクエストの関係で1日修行かな。みんなはどうするの? 」


「私達は街の散策します。何か発見が有りそうなので♪」リンゴ&女性陣


「ワシは生産ギルドでレベルあげついでに鉄剣作って売ってみるよ」岩鉄


「私はそうですね……龍さんの見学ってできます? 」


「ダイバーさん、またどうして? 」


「僕もオートマトンやゴーレムには興味が有るとゆうか………」


「自分で作ろうとするのに止める理由は無いぞ! 良いけどダイバーさんは、生産系のスキルは何を持ってます? 」


「一応[中級鍛治]、[彫金]、[中級木工]を持ってますね。船作ってダイビングスポットを探せる様になりたいので」


「それなら問題無いが師匠次第だからな。行ってみるか。6時過ぎに食堂に集合で」


予定は決まったのでみんなで食事を取り部屋に戻って休息となった。

〔しかし梟や猫は良いが馬が普通に人間と同じ食事を取るのは違和感があるな………うちの子は………やっぱかわいいわ♪〕


宿の食事を美味しくいただき部屋に戻っておちびさん達のお世話をする。


そして一緒にベッドで休憩する事に。



●●●●●●〇〇〇

龍さん→ザンネン、狙ったか?

ザンネン→何の事?

運営→偶然? アヤシイ……

GM秘書→できすぎね……ザンネンさん、確認しますよ!?

ザンネン→ほんとに偶然ですって……


1/5 修正しました

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