βテスト編 52話 第二層の街《アクアビレッジ》
次の街に着きました
護衛は帰るまでが仕事です!
目的地の第2の街《アクアビレッジ》に到着した。
門に到着して門番さん達が槍を構えて威嚇してきた??
どうも[アルファ]を見て魔物と思ったらしかった。
〔まぁ,初見だと驚くよな……〕
門番さんに移動用のゴーレムだと説明して納得してもらう。
〔マーリン師匠が一緒に説明してくれたので助かりました〕
そしていつもの……
"ピコン" お、鳴ったな。目の前にウインドが開いた。
『sinさまのレイドパーティーが第2層の街《アクアビレッジ》に到達しましたので情報の開示をします。その時にsinさまの名前を発表してもよろしいでしょうか。(YES/NO)』
NOのボタンをポチっと押すと
『1分後一斉メールが送られます ……龍さん! もうみんなにバレてるよ!! byGM』
とメッセージが出た。
〔GMさんは何がしたいんだ! 〕
1分後"ピコン、ピコン、ピコン"と鳴って目の前にウインドが開いた。
『ワールドアナウンスです。第1サーバーで初めて第2層の街に到着した冒険者が現れました。これにより第2層の街(《アクアビレッジ》)の情報を冒険ギルドで開示します。(なお第2の街《アクアビレッジ》関係のクエストが各種 発生しますので皆さん参加して下さい)』
注意:( )の街の名前は第1サーバーのみ公表されています。
皆にもメッセージが出たので喜んでいたがクエストクリアアナウンスがでないので聞いてきた。
「イースト街に戻ってからクリアなんだ。だから鳴らなかったんだ」
と言い皆一応納得してもらった。
まず、門番さんに保護した2人組はどうしますか? と聞き2人を見せたら慌てた様子で此方で引き取り救助を感謝しますと言い引き取って行った。
〔フラグ踏んだよね……これ? 〕
次は[くろ][こん]の荷物を降ろして商人さん達に渡す。
商人さん達は個別契約したいと言ってきたが断った。
〔絶対無理だもの。そんなに作れるか! 〕
終った後に冒険ギルドに行った。
ギルドの受付に行くと熊人族のくまっ子の受付嬢がいた。
〔運営さんの趣味が解る件………〕
受付嬢さんに到着報告をした。
「冒険ギルドアクアビレッジ支部にようこそ。私は受付嬢のミーシャと申します」
「私はCランクの冒険者のsinと申します。本日は護衛依頼の到着報告とギルドマスターへの手紙を預かっているのと盗賊及び黒星狼の討伐に関しての報告に来ました。こちらが預かっている手紙です。討伐部位はどうしますか? 」
「………え~と? 少々お待ち下さい……」
ミーシャさんは奥に行った。
そう言えばドロップ確認して無かったので見てみると……
黒星狼の魔核(C級) ×1個
黒星狼の皮 ×1枚
黒星狼のシッポ(討伐部位) ×1本
黒星狼の牙 ×2本
黒星狼の爪 ×6本
[黒星狼の魔核(C級)]
ランク:C級
解説:黒星狼からドロップした魔核(C級)
闇の魔力がこもっている
杖やゴーレム核等に利用される
価格:100,000G
[黒星狼の皮]
品質:S
解説:黒星狼の毛皮でかなりの良品質
闇の魔力を含んでいるため闇魔法の耐性がある
防具や道具に加工する事が多い
価格:100,000G
[黒星狼のシッポ]
品質:A
解説:黒星狼の討伐アイテムでもある
闇の魔力を含んでいるため闇魔法の耐性がある
アクセサリー等に加工する事が多い
価格:10,000G
[黒星狼の牙]
品質:A…
解説:黒星狼の牙で固くて丈夫
闇の魔力を含んでいるため闇魔法の耐性がある
短剣やナイフ等に加工する事が多い
価格:500,000G
[黒星狼の爪]
品質:A
解説:黒星狼の爪で固くて丈夫
闇の魔力を含んでいるため闇魔法の耐性がある
短剣やナイフ等に加工する事が多い
価格:500,000G
黒星狼だけでこれだけか………
い
あと黒狼の魔核(D級) ×3個 とか皮や牙や爪があった………
〔[アルファ]が潰した分かな?〕
まだくまっ子さんが来ないな………そう言えば!
「与作さんや、あんたの話だとここで絡まれるのがテンプレって言ってなかったか? 」
「イヤイヤ龍さん、心配しなくても恐らくあるよ♪あの運営だぞ!! 」
「所がな、今のところ絡まれたこと無かったんだな? 何でだろう? 」
「いや~龍さんに絡む勇気のある人はいないでしょう! 今の格好を見て……」白菜
あ、しまった! フル装備状態だった……それで商人さん達ビビっていたのか……ま,良いか!?
装備をノーマル(工場のオッサン仕様)に戻してみる。
「それだと威厳が無いんだよな? 何とかならないですか? 」カジキ
じゃどうしろと? と思ったがくまっ子受付嬢が走ってきて
「それではsinさんと後3名様来てもらえませんか? ギルドマスターからお話が有るそうです」
「わかりました。それじゃ……パーティーリーダーで良いか! ……与作、カジキ、カルビ 悪いけど付き合ってくれ」
言われた3人は"エ~! メンドイ"と言ったが強制連行した。
ギルドマスターの執務室に入るとそこには、熊人族のオッサンがいた??
〔おかしい? 目の錯覚で無ければテディベアのぬいぐるみをでかくした熊だよな? 〕
「やぁ、はじめまして、私がこのアクアビレッジ支部のギルドマスターのテットと申す。以後よろしくお願いする」
どっかの眉ぶとオヤジ熊のような気がしたが気のせいだろうか? …………
「今回の依頼でレイドリーダーを勤めているsinです。よろしくお願いします」
「今回はすまなかったな。輸送ギルドのゴタゴタに付き合わせて」
「まぁしょうがないですよ。一応ケンカを吹っ掛けられた様な物ですしね」
「そう言って貰えると助かるよ。後は18日にもどる予定だよね…………実は明日依頼を受けてほしいのだが頼めるか? 」
やっぱり何かあるよな……
「内容にもよりますよ。それにヴォルフギルドマスターは何と言ってますか? 」
「あぁ、手紙には「大抵な事はできる便利なやつだから厄介事を頼んでも何とかできるぞ! 」と書いてあったな。だから頼んでる」
ほほぅ、あの駄犬はそんな事を書いたか……
「ほうヴォルフギルマスはそんな事をねぇ~! で、依頼の内容は何です? 無理な時は断りますよ」
「今回は調査依頼で今日来るときに橋を渡った川が有ったろう……」
「えぇ、有りましたねぇ……」
「その上流の方を見に行ってほしいんだよ。どうも様子がおかしいらしい……」
「様子がおかしい? 何故おかしいと言えるの? 理由は? 」
「《アクアビレッジ》街のすく近くまでいるはずの無い魔物が来ていてどうも川の上流の方から来てる様でなどうも上位種か何かがいるんじゃないかと言う話でな調査隊は送ったんだが……」
「つまり帰って来ないと………断る!! 」
「そんな事を言わずに行って来て何がいるか見てきてほしいんじゃ。何がいるのかでもわかれば対処ができるから頼むよぉぉ! 他に行ってくれる冒険者がいないんだよ! 」
「龍さん……見に行かないか! 別に倒さなくても良いなら確認して逃げて来れば良いんだし」与作
「まぁ倒さなくても良いなら良いんじゃね? ギャラ次第で受ければ!? 」カルビ
「確かに倒す訳でもないし………龍さんに任せますよ」カジキ
「お前ら結構冒険者だったんだな? よし条件付きで受けるか」
「おぉ! 受けてくれるか。条件はなんだ? 言ってくれ」
「先ずは情報! 今日助けた2人は調査隊の生き残りだろ! 彼らの持ってる情報を先ず教えろ! 」
「「「え、マジで!? 」」」
「なんだ、気づいていたか……明日には回復するはずだから朝にでもギルドに来てくれ。他には? 」
「一応何人送ったのかと名簿、街付近と川の付近の地図、報酬の上乗せと宿の紹介位かな? あ、車輛の整備をしたいから倉庫を用意してほしい……」
「……わ,わかった。すぐに用意できる物は用意しよう。一応宿と倉庫は用意してある。名簿と地図は明日の朝には渡そう。では依頼を頼めるか? 」
"ピコン"
『クエスト[川の調査依頼]が発生しました。このクエストを受けますか? 』 YES/NO
反対も無いのでYESをポチっと……
「まぁ,見てくるだけだからね。ヤバかったら逃げるしね……」
「受けてくれるか。助かるよ。早速倉庫と宿に案内させる。おい、ミーシャ! 倉庫と宿に案内を頼む」
「はい、ギルドマスター。それではsinさん案内しますね」
「テットギルマス、明日の朝来ますね! 」
先ずは倉庫に案内してもらい[アルファ]達を入れたらギリギリだった。
〔くまっ子さんが可愛くすみませんって謝っているのを怒れる人はいるのだろうか? 〕
この後宿に向かい受付をしてから皆で宿の食事をしながら明日の事を話す。
〔ミーシャさんが何故か参加。女性陣にホールドされて……〕
「明日の依頼だけど1パーティーで行こうと思う。行きたい人はいる? 」
男どもは行きたいと手を上げたが女性陣は行かないと言った??
「私たちはミーシャさんの案内で街の散策するから良いわよ! 」みこ
どうもくまっ子さんがお気に召された女性陣の様な? だった。
〔ミーシャさん、すみません。犠牲になって下さい……〕
「それじゃ後5人だからじゃんけんで決めるか……」
この後盛大なじゃんけん選抜大会(司会きなこさん? )が始まり結局このメンバーが決まった。
探査チーム
龍さん(リーダー) 遊撃手
与作(副リーダー) 壁タンク
ninzin 後衛魔法職
マグロ 遊撃手
ヨモギ 後衛魔法(弓)職
きんに君 前衛タンク
[アルファ] 移動用の車
と決まった。
「良かったですね! 白菜さん。代わりに頑張ってきますので姉さんの事よろしくお願いします」
「おい、ninzinくん、何を言ってるのかな?? 」
「特に深い意味は有りませんので明日はゆっくりとしてきて下さい。(リンゴ姉さんと)」
ninzinの発言で白菜とリンゴさんは真っ赤になり回りの者は冷やかし始める。
「そうだ、この街に[テイム]のスキルを教えてもらえる所があるらしいから調べておいてくれると助かるよ。源さんが知りたいらしいからな。コッコ達を[テイム]したいらしいから」
この一言で女性陣がざわつき出して居残り組総出で探すことになった。
〔巻き込まれたじゃんけん敗者達はまずいと思ったが手遅れで逃げようとしたが逃げられる訳がなかった〕
この後はマーリン師匠の工房に行って修行は依頼が片付いてから来ますねと言うと………
マーリン「ワシも依頼があって3日位動けない! すまんがその後に来てくれ」
……と言われてしまった。
仕方ないので次に倉庫に行って各車両の整備をしてから宿に戻り部屋に入り休憩した。
さて、明日はどうなるやら………
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第二層の街について(設定)
龍さん達は気まだ気づいてませんが街の西側にはちょっとした湖がありその畔にできた村が発展して街になった設定です。
街の中にも水路が有りちょっとした水運が発展している。
南に港町が有りそこまでは川が繋がっていて水運が発達している。
北にはエルフの郷があり世界樹の若木が在るとか無いとか?
基本湖の付近は龍さんの天下ですが離れれば元に戻ります。
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龍さん→まさかのくまっ子&○ッドがいた?
運営NPC担当→濁点とったからセーフだよね?
GMさん→ギリギリセーフかな?
GM秘書→まぎらわしい事するな! "バジン"
GMさん→痛ァァァァァイ!! 何で叩くの
GM秘書→あ、間違えた……テヘ☆
1/5修正しました