βテスト編 51話 フィールドボス 黒星狼
さぁ、フィールドボスとの勝負です
盗賊どもを捕まえましょう
逃げている2人をいたぶる様に追いたてている狼どもがいた。
むむ、あの狼どもは遊んでいるね……ここは躾をしないとね♪
マグロが乗ったので出発する事に。
「[アルファ]全速前進であの2人と狼の間に入れ! マグロは2人を後ろに放り込んでくれ。時間は私が作る。残りはここで防衛陣を作ってくれ。では作戦、GO!! 」
[アルファ]は50km/h位のスピードで2人と狼の間に突入。
[アルファ]に驚いた狼どもは一旦退く。
その隙に逃げていた2人を回収して[アルファ]に放り込む。
それを見てた狼が接近するが氷魔法の[アイスランス]を発射して牽制して[アルファ]にエア・ランスを撃たす。
たまたま狼に命中して狼が爆霰して狼どもが怯んだ隙に仲間の陣にもどる……」
〔思ったより威力がデカイな……修正入るかな……〕
[こん]のチームも近づいたので回収した2人組を乗せ替えきなこさんに治療を頼む。
さてこれからどうするか……取りあえず[龍眼(鑑定)]
モンスター名:黒星狼
名前 :ーーー
性別 : ♂
ランク :C
レベル :10
HP :1100/1100
MP :400/400
スキル :[ハウリング][闇魔法][駿足][自動体力回復]
[危険予知][統率][狼牙]
状態 :激怒
装備 :
解説:森林狼の最終進化系の狼の王 群れを率いて攻撃してくる
王自体の攻撃力も高い
注意:この個体は亜種で魔力を使っての回復力が有ります
この個体はかなり怒っています (原因不明)
頑張って倒しましょう♥
モンスター名:黒狼
名前 :ーーー
性別 : ♂
ランク :D
レベル :20
HP :600/800
MP :100/200
スキル :[闇魔法][駿足][自動体力回復][狼牙][危険予知]
状態 :激怒 統率
装備 :
解説:森林狼の進化系の狼 群れで攻撃してくる
注意:この個体は亜種で魔力を使っての回復力が有ります
この個体はかなり怒っています (原因不明)
頑張って倒しましょう♥
またか……まぁ今回はアナウンスが有ったから大丈夫なはず……だよね?
「龍さん、どうするの? これって不味くないか! 」与作
「これは不味いですね。連係がスゴイですね……」白菜
盗賊どもは混乱し各個撃破されていた。
おや、コッチ見テマスネ……何か指示したかな?
「来るぞ! リンゴさん達は弓と魔法で牽制して当てられたら当てて。与作と白菜は防御を頼む。残りはバディ(2人組)で戦うぞ! 俺は[アルファ]で撹乱させながらボスを押さえておく! 行くぞ!! 」
私は[アルファ]に飛び乗るとマグロも乗ってきた。
「バディを組むのですよね。あぶれたので龍さんと組ませてもらいますね」
「まぁ良いが危険だぞ! 相手は[駿足]持ち……あぁ,マグロも持ってたか。それじゃ行くぞ! 」
私は[アルファ]に前進して黒星狼に突っ込ませその後は黒星狼の回りを回りながらエアカッターを適当に打つ命令をした。
「あれ? 連射できるのですか? 」
「初期のエアカッターやアースランスならできるぞ! あのクラスだとあんまり効かないけどね」
それでも黒狼には多少は効くので牽制にはなっていた。
しかも[アルファ]にスキル[牙狼]で噛みつくがことごとく装甲板に弾かれ牙を折っていった。
中にはドーザー盾に弾かれたりタイヤに踏まれたりする黒狼がいた。
いよいよ黒星狼の前まで来たのでそのまま[アルファ]を突撃させて2人とも飛び降りる。
ククリナイフを構えて出方を伺いつつ距離を詰めていく。
マグロには今回武器としてククリナイフを2本渡してあった。
〔[龍式ククリナイフ]を新たに打ち作った物。性能は同じ〕
[龍式ククリナイフ]
攻撃力+40(魔力を加えるとさらに+20) 魔攻力+15
耐久値200/200 重量1
品質:S
製作:sin
解説:ミスリルと鋼ので作ったククリナイフ(別名グルガナイフ)
ハイブリッド構造(龍式バスターソードと構造上同じ)
ほぼ小剣サイズ(刃渡り70cm)
鞘と柄はトレント素材
魔力を込めると切れ味が上がる
魔法触媒にもなるが威力は低い
価格:1,200,000G
「じゃマグロは右側をよろしく! 」
マグロは右側を私は左側に分かれ斬り込む。
しばらく切り込んで黒星狼のゲージがイエローになった時、息を吸い込むアクションがあった!
〔スキル[危険予知]が効いてビンビン反応する。なんだこの感覚は……!? 〕
「マグロ! 範囲攻撃が来るぞ! 一旦離れろ!! 」
離れるように指示をだすと同時に黒星狼が"ワオォォォ~!!"と振動を伴う音波攻撃をしてきた。
"ち! " 舌打ちをしてマグロの方を見ると動きが止まっていた。
「龍さん…不味…った…マヒ…した……」
「 [アルファ]! 間に割って入れ!!」
[アルファ]は黒星狼とマグロさんの間に割って入りながらエアカッターを撃つ。
ギリギリ間に合い黒星狼を突き飛ばした。
私も走りながらククリからスペツナズナイフに変えて接近した。
スペツナズナイフの柄の部分に魔力を通すと内蔵のスプリングが高圧力になりボタンを押すとナイフの刃が飛び出して黒星狼の顔めがけて発射したらまぐれ当たりで左目に当たり動きを止めた。
その隙にマグロを[アルファ]に放り込み[状態異常回復ポーション(麻痺)]を飲まして一旦離れさせた。
〔効けば回復して戦線に復帰できるだろう……しかし[ハウリング]ってマヒ攻撃かよ!! 〕
〔注:[ハウリング]は実は行動阻害音波と麻痺ブレスが合わさった攻撃ですよ。byザンネン〕
「龍さん、もう大丈夫です。助かりました。ありがとうございます」
「まぁ、初見の相手だからな。しょうがないさ! さぁ続きをしようか」
「はい! 」
マグロには[ハウリング]のタイミングを教えてなるべく距離を取るよう教える。
〔予備の[状態異常回復ポーション(麻痺)]を2本渡しておく〕
[アルファ]にはマグロの援護とさっきと同じように牽制をさせて私は前にでた。
黒星狼はどうも左目を潰されたのを怒っているらしく右目で私を睨んでいた。
〔ヘイトは俺がトップかな? 自動回復が効いてHPがもうすぐグリーンになるか……〕
「さぁ! 続きをしようか!! 」
私は[レイン]を唱え雨を降らした。
辺りは雨が降りだし私のペナルティもいつものように解消。
「では本気で行きますよ!! [龍化(両腕)] 」
龍式バスターソードに持ち替え突撃!!
黒星狼は[ダークランス]を放ち牽制してきたがバスターソードに光魔法を這わせ斬って行く!
黒星狼は攻撃が効かないのに気づき[狼牙]で噛みついてきた。
後ろから[駿足]でマグロが後ろ足に一閃! 斬りつけ一瞬動きが鈍った隙に大きな口にバスターソードを突っ込んだ!!
どうやらこの一撃でクリテカルになったらしく一気にゲージが赤から黒くなり光になって消滅した!
「けりが付きましたね。龍さん」
「いや、まだだ! 群れの討伐だからな。まだいるのだろうな。何処だ? 」
[龍眼(千里眼)]で見ると最後の黒狼をみこさんがヘッドショットを決めて消えた所だった。
〔動いてる的に良く当てるな………マジかよ! 〕
"ピコン"
『フィールドボス[黒星狼]の群れが倒されましたので勝利条件はクリアされました。それでは次の街にお向かい下さい。』
おっとクリアしたみたいだな。
「龍さん、どうします? 」
「レベルアップとかドロップアイテムの確認は後回しでまずは盗賊の頭を捕まえに行くか! 」
「あ、忘れてた! じゃあ行きましょう」
さて、盗賊の頭は生きてるかな?
生きてました……てかキゼツしたままって何なのコイツ?
一応ふん縛って首に魔法阻害首輪をつける。
〔騎士団に借りたアイテム……て便利だなこれ〕
生活魔法の[ウォーター]で水をかけて起こし確認することに。
「お目覚めかな盗賊くん。君が頭で間違いないよな? 頭以外は抹殺しろと騎士団からの依頼だからな!」
ククリを見せながら言うとこの頭、まぁ喋る喋るはいろいろ教えてもらった。
若干、マグロが引いていたが……
皆の所にもどり生き残りの盗賊を1ヶ所にまとめ最近覚えた土魔法の[ガイアコントロール]を使い石の箱を作り中に盗賊を放り込み入口を格子状にして閉じ込める。
〔注:[ガイアコントロール]は[クリエイトブロック]の上位魔法でレベル21で覚えられるよ! by運営〕
皆に出発しようと言うと「「「盗賊は?」」」と聞かれたので後ろから回収に騎士団が来てるからほっといても良いんだと伝えると皆あきれていた。
蕎麦屋さんにメールをして出発した。
しばらく走って行くと橋の手前で馬車隊が待っていた。
〔小さいが川があったよ……初めての水場だよ……(泣き) 〕
なんでも別動隊の黒狼と森林狼の群れ(15頭ほどの群れ)が来て円陣組んで戦ったらしい。
しかもマーリン師匠がはっちゃけて秘蔵の戦闘用オートマトン(持ってたんかい!)を出して半分の6頭と指揮官の黒狼を倒して残りをninzin達が倒したらしかった。
〔ninzinに新しい杖? 渡しておいて正解だったな〕
渡した杖? はこちら
[トレントの銃ロット(試作)]
魔攻力+20(チャージした風魔法だと+60)
命中率上昇(大)
耐久値200/200 重量2
製作:sin
解説:sinが作った特殊な杖? 見た目1種の魔導ライフル銃
トレント素材と魔核(E級)とミスリルを使用
射程は短いが各種魔法弾(基本パレット系)の魔法が射てる
ただし、風系魔法に関しては貯め打ちにによるエア・ランス
(エアカッタ×5発分)の発射する事ができる(チャージ6s)
〔コントロールにトレントの魔核(E級)を使用した結果〕
一応使用者登録が必要(登録者:ninzin)
射程300m
価格:試作品のため未設定
ヨモギさんと椎茸さんにはイーストボウガントレントカスタム(源さん仕様)と同じものを、レバーには与作仕様の盾のノーマルサイズの物と龍式長剣のセットを渡しておいた。
〔皆にも渡しておいたけどね〕
[イーストボウガントレントカスタム改2(量産型)]
攻撃力+30 防御力10
命中精度向上(大) 射程延長(大)
弓術アーツ仕様不可 専用矢ボルトのみ使用可
耐久値200/200 重量2
品質:A
製作:sin
解説:イーストボーガンをトレント素材とミスリルで強化
万人に使える様に改良した量産型の一品
便宜上弓の部類だが弓アーツの使用はできない
一応盾代わりにできるが気休め程度 連射はできない
専用の矢ボルトが必要
トレント素材とミスリルを使った為矢の付与が良く
利くようになった
射程700m
価格:900,000G
[龍式ロングソード]
攻撃力+50 魔力を込めると切れ味上昇(+30)
耐久値250/250 重量3
品質:S
製作:sin
解説:sinが作ったロングソード (長剣)
ミスリルと鋼のハイブリッド構造
属性魔力を込めると簡易の属性魔法剣になる
シリアルナンバー入り(No.1~15まで存在)
価格:1,500,000G
[龍式複合装甲シールド]
防御力90 魔防力90
衝撃耐性(大)
耐久値250/250 重量3
品質:A
製作:sin
解説:sinが与作の為に製作した特殊ラージシールドのノーマル
シールド版
装甲にミスリル板+鋼板+ゴム+トレント材+鋼板+ゴム
+トレント材をギリギリ軽くするように製作
性能は与作ラージシールドと同等だが小さいのでその分扱い
易い
形状はガン●●シールド型
シリアルナンバー入り(No.1~15まで存在)
価格:1,800,000G
助けた2人は[こん]に乗せた時点でキゼツしたままだったのでそのまま連れて行くことに。
〔完全にフラグだよね……これ? 〕
車輛、荷馬車の点検をして出発した。
遠くに街壁が見えてきた。
目的地の第2の街《アクアビレッジ》に到着した。
●●●●●〇
ヴォルフ→龍さん、それ杖じゃないよ!?
GMさん→次はビームライフルですね! お、ガン●●シールドだ!!
龍さん→ムチャ言うな!!
GM秘書→一応運営部長に確認しておきます……
1/5 修正しました