βテスト編 47話 サーバーの秘密
龍さんは何を作ってるのかな?
サーバーの秘密の一部が………
18日の朝3時です。
さて続きの作業をしますかね。
しかし良いタイミングで魔核それもB級1個,C級2個手に入るとわね。
〔まさかね? 〕
さてと、作りましょうかね…………
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おや、もう6時か……
鶏小屋では源さんが庭鶏と戯れていた。
リンゴハウスのリビングに入るとninzin君が朝食を作っていた。
「ninzinお早う! 今日はninzinの当番かい? 」
「龍さんお早うございます。そうですよ! もうちょっと待って下さい」
「所で私は料理当番のローティーションに入らなくて良いのかい? 」
「それについては大丈夫ですよ。ねぇさん達が反対しますし」
「え? 何故リンゴさん達が反対したの? 」
「何でもこれ以上自信が無くなるのを阻止したいそうで……」
何だろう? これ以上踏み込むと地雷源にはまりそうな気がするのは何でだろう?
朝食をおいしく頂き出かける事に。
先ずは冒険ギルドに更新に行きますか。
冒険ギルドの中に入ると何かジロジロ見られていた。
〔ま、今の格好はつなぎを着た工場のおっさんだからかな? 〕
受付は混んでいた。
〔朝から混んでるね。お、結構プレーヤーが多くなった様だね〕
順番に並び待つ事に……順番が来たね。
「お待たせしました。あ、sinさん! やっと来てくれた」
「すみませんモミジさん。ちょっとガタガタしてまして。え~とモミジさん? 」
「良くわかりましたね? もしかして勘で言いました? 」
「半分は勘で、後半分は見てそうかな? ですね」
「何を見てですか? 」
「一応確認しますがモミジさんは左利きでカエデさんは右利きですよね?
「良くわかりましたね! 」
「最初に会った時にお二人同時に会ってますからその時に書類を持ってた手が右手と左手でしたからね」
「へ~! 良く見てるんですね? sinさんご苦労様」
「あ、カエデさん先日は立ち会いありがとうございました。スムーズに取り引きできて助かりました。」
「でもよかったですよ。与作さんはかなり変態に貸していたみたいだからね? もうsinさん所に引き抜いたら? 」
そうしたいですけれどね? と言いながら昨日の討伐部位換金とギルドカードの更新を頼む。
レッサーエルダートレントの討伐部位を出した時は驚かれたが話が通っていたらしくすんなり処理をしてくれた。
カードの更新をしてる最中にカエデさんが戻ってきてギルマスがお呼びですと呼ばれてしまった。
ギルドマスターの部屋に行くと駄犬が書類の処理をしていた?
〔ウソ~!〕
「何の用だ? 戦勝会の中央公園で酔死体になってたヴォルフさん! 」
「何で知ってる? 近くにいなかったはずなのに? 」
「GM秘書さんにポーション飲まされなかったか? 」
「あれか! [状態異常回復ポーション(酒酔い)]か! あれ凄いな! ってまさか? 」
「そのまさかですよ! あんまりGM秘書さんに迷惑をかけるとGMさんみたいになりますよ! 」
あ、ヴォルフさんが ((ガクブル))) してる。
ま、あのOSIOKIショウはスゴかったらしいし?
「所で何の用ですか? 」
「あぁ! 実は昨日の輸送ギルドの件でな。捕まったゴローツの件なんだが! ヤツは輸送ギルドのギルマスの義理の兄にあたる奴でなギルマスも強く物言えなかったらしい。一応輸荷馬車部門のトップで主に商品の輸送関係の仕事をしてたんだが………」
要約すると
・商品を積んだ馬車を10台用意してコンボイを組む。
・イースト街を出発して中間地点で後ろの3台を襲われた事にして7台で次の街まで逃げる振りをする。
・後ろの3台の内1台をその場で襲われた風に破壊。
〔ご丁寧に馬も潰す〕
・街道に壊した馬車と商品の一部をぶち撒く。
〔商品的に安いもの等を派手に! 〕
・残りを馬車2台にのせて街道から外れた拠点(元砦跡? )に運び備蓄。
・馬車2台は隣街で中古で買って来たとイースト街に戻し、馬は隣街の闇業者に売っていた。
・後は奪った商品を闇市場で売りさばく。
・後ろの御者は自力で逃げ切った事にする……護衛で雇った低レベルのNPC冒険者がかばって殺された事にして………
「で、そのクズどもは全員捕まったのか? 」
「主犯格の盗賊団のリーダーが捕まってなくて明日の輸送便を襲う可能性があるかもしれないんだ!」
「なるほどね。つまりその輸送便の護衛依頼が有るって事か? 」
「そう言う事だ! 輸送ギルドが今回の件でガタガタになっていて明日の輸送便を冒険ギルドで仕切る事になってな! ………頼めるか? 勿論報酬を出すしランクも上げるよ」
"ポーン"
『クエスト[輸送便の護衛]が発生しました。このクエストはレイドパーティー推奨です。このクエストを受けますか? YES/NO』
「どうせ強制依頼になるんだろ! ヴォルフ! 」
YESをポチッと押す!
「まぁ、そうなるね。運営としてもさっさと次の街まで行ってほしいしね? 」
「南の村も見つかってないのにか? 」
「!! 何で村が在るの知ってるの?」
「ピチュンイベントの時に南の村から来た行商の猫のオバサン獣人からいろいろ聞いたからな! その時に買ったのがあのザンネンを入れた瓶だよ! 」
実は南の村ではガラス製品とチーズと羊毛の産地で村の南側は砂漠でその砂がガラスの成分が多く精練して作っていたらしい?
「何でそこまで知ってるのに行かないの? 」
「俺の種族が何だかわかっていて言っているのかな? ただでさえペナルティが有るのに砂漠に行ったらどうなるか準備も無しで確かめて来いと? 」
「あぁ! そうだった! 確かにそうだな。龍さん悪かった! じゃあ準備が出来たら行くのかい? 」
「行っても良いけどね。ま、この依頼が終った後? にかな? 」
「じゃあ悪いが明日の朝9時に出発の予定で行くから西門に来てくれ。馬車は10人乗りを3台と荷馬車が10台用意して行くからな。一応3パーティーを用意してくれ。無理ならこっちで用意するが? 」
「馬車は乗客分で良いぞ。荷馬車に一人ずつ乗せるし 後は自前で行く。俺が作った トラ は知ってるか? 」
「噂になってる 軽トラ ゴーレムの事か? 」
「まぁ、そうだな。あれは実用化試験で作った試作機なんだがね」
「まさか! ガン●●でも作ったのか? 」
「ヴォルフ、お前もか! GM秘書さんにOSIOKIしてもらうか。え~とメールを……」
「ちょっと待った! GMさんと一緒にすんな!! 俺はGを出すのは反対してるんだ! 本当はゴーレムも出すのを反対してたんだ! 」
「でもゴーレム作れるクエストが有るよね? ついでにオートマトンのクエストも? これってわざと作る方向に持ってくように誘導してない? 」
「ウ~ンどうだろ? 上が何考えてるかわからないし読めないし? 」
「もう一つ聞くけど このシステムのNPCはかなり優秀だけどスゴすぎないか? ほぼ人の対応力が有るよな! しかもすでにこの中時間で最低でもおそらく200年は街の歴史が有るよな? まるで地球シミュレータだな。あれ、相当デカいサーバーじゃないと直ぐにパンクしないか? 」
「龍さんスゴすぎ! 確かにサーバーはデカいのを用意したらしいよ?今回の特にメインの第5サーバーはね」
「あ、そうか! FUZIⅢ‐3776‐10Kか。確か3年前だったかな? 作ったのは良いが国防省がキャンセルしたヤツか? あれなら容量的には問題ないわな? 」
「何で知ってるの? あれは結構トップシークレットだったのに? 」
「それはあの時に国防省が一緒に騒いでたある物の件で知ってただけだよ! 」
「龍さん国防省の人なの? 」
「違うよ! 国防省に納める物を作ってる会社のただの設計士だよ」
「だからいろいろと作れるのか! 普通はボーガン何かいきなり作れる訳が無いからね」
「まぁそうだな! 本当は銃でも作ろうかと思ったけどね」
「それはやめて! マジで! 専用スキルも作らないといけないし設定も面倒な事になりそうだし 仕事を増やさないでほしいしね」
「ゴメン! 手遅れ。もう基本的な事は済んでるよ。後はある物が手に入れば明日の護衛任務に登場できるんだけどね それにスキル無くてもボーガン使ってるけどね」
「それはリアルスキルがあれば使えるって事か? 」
「結構関係あるぞ! 料理スキルがそうだろ? 」
「あぁ! 確かに下手過ぎたら毒マヒが付くようにしたわ! 」
「お前か! 大変だったんだぞ! 食中毒を治すのに毒麻痺解消ポーション作るの! 」
「そうだ! [状態異常回復ポーション(酒酔い)]は龍さんが作ったのか? 」
「ち! 気づいたか。言っとくが売らんぞ! GM秘書さんのOSIOKIは受けたく無いからな! 」
「ウ! わ、わかった! 確かにあれは受けたく無い! しかもあの装備は無いわ! 」
「それはすまん! 最強兵士に最終兵器を渡した様なものだわな。まさかいきなりあそこまで使いこなすとは思わないわ! 」
それから明日の打ち合わせをして部屋を出た。
受け付けでギルドカードを受け取りカードをみる。
[総合ギルドカード]
名前 :sin
種族 :龍人族
職種 :[冒険者][製作者]
登録 :総合ギルド:ランクC
生産ギルド:ランクC
冒険ギルド:ランクC
商業ギルド:ランクD
貯金 :2,291,863,846G
あれ? 商業ギルドのランクも上がってる?
貯金もかなり溜まってるしどうなっているの?
カエデ「sinさんはあまり来ないので来たギルドで上げて説明がいる場合はそのギルドに行って下さいとの事です。出来れば3日に1回は来てほしいです」
モミジ「それとお願いが有るんですが……マジックバックを作って欲しいのですが良いですか? 」
話を聞くと総合ギルドの5人姉妹に聞いたらしい。
直ぐには依頼があるので無理と言うと護衛依頼が終わってからで良いと言うので製作依頼を受ける事に。
デザインはと聞くと紙を渡された。
色はどうしますかと聞くとカエデさんが赤色、モミジさんが黄色との事。
〔紅葉カラーかな? 〕
依頼を受けて少々世間話をしてギルドを後にした。
●●●●〇〇〇〇〇〇〇
サーバーの設定は架空の物です
龍さんの口座残高が偉いことに(すみません数字は適当です)
受付嬢の依頼があった
次の街の名前が浮かばない! どうしよう?
1/4 修正しました