βテスト編 45話 やっぱり ?
祝日だからアップしてみました
無事にキュクロー村に到着
契約をしましょう
おや、何かな?
あれから何事もなく《キュクロー村》に到着。
結局あれは何だったのか? 何かしらやな予感はあった。
村の門に着くと完全武装のドワーフ軍団が待機していた。
聞くとさっきのトレントの討伐に行く寸前だったらしい。
村長を呼んでもらう。
ロープス村長は孫の無事を喜んでバシバシ叩いていた。
何でもクロプくん(10歳)は仲間4人と薪を取りに行き トレントの群れと遭遇。
村に向かいそうだったので仲間1人を村に向かわせ3人で村から引きはなそうと囮になっていたらしい。
知らせを聞いた村長が慌てて非常呼集して出陣する所だった。
トレントの群れは我々で討伐済ですと言うとお礼を言われてしまった。
〔偶然のバグ処理だったけどね〕
そこでやっとトアさんに気づき何やら言い合いを始めた。
「やっと帰って来たな、この親不孝者め。早く婿連れて来いバカ娘!」
「久しぶりに帰って来てやったのに何て言い草なの、このハゲ親父!」
:
〔20分後〕
:
「はぁはぁ、とにかくはよ孫の顔を見せろ。はぁはぁ………」
「はぁはぁ、私は仕事で来たのに。はぁはぁ………」
「もう良いですか? そろそろ皆さん仕事に戻りたいそうですよ」
周りのドワーフ軍団はいつもの事だと各々かばんから酒瓶出して飲みはじめていた。
近くにいたちびっ子ドワーフにいたっては トラ にロックオン状態で入って来るのを待っていた。
「おぉ、スマン。sin殿、今日も買付かな? 」
「買付もしますけど実は生産ギルドとキュクロー村の輸送の件でお話が有りましてそれでトア イースト街生産ギルドマスターと キュクロー村まで一緒に来ました」
「そうよ、今日は大事な話が有って来たの! 仕事の話をしにね!!」
何かまた始まりそうなのでとりあえず中に入りましょうと言う事に。
村の中に入ってまずトラの荷台の荷物を倉庫に運ぶ。
結構運べたので村の担当者が驚いていた。
〔そりゃそうだ。マジックバックに大量に物詰めて荷台ギリギリに詰めばね〕
その後は村長の家で生産ギルドとキュクロー村と我々の3者による契約が成立した。
契約内容は
①生産ギルドは《キュクロー村》の物資輸送に関しては源さんファームと龍さん工房に一任する。
②輸送方法に関しても源さんファームと龍さん工房に一任する。
③1回の輸送料は1往復金貨1枚とする。(支払いは鉱石でも可)
④街との往復のさいには人員の輸送も条件付きで行う。
⑤荷物は指定のコンテナの大きさに入る物のみとする。(輸送用コンテナは龍さん工房で用意する)
⑥輸送日は3日に1回とする。
⑦キュクロー村に源さんファームの直売所を作りそこを村での拠点として貸し出してもらう。(基本は無料で。車輌点検のため必要)
⑧源さんファームの直売所は基本野菜の販売のみ行う。
⑨龍さん工房製品に関しては基本オーダーメイドとする。ただしコンテナ、コンテナ用マジックバック、土嚢袋は定期的に直売所で販売する。
⑩契約の解除は3者の合意が必要。
以上が契約内容になった。
しかし追加で土嚢袋を追加して欲しいと言われるとはね。
何でも鉱山の中から鉱石を運ぶのに便利らしかった。
〔その分すぐに破けたりして駄目になったらしい。(在庫が既に40袋しか無いらしい) 〕
この後は村長宅で昼食をご馳走になったり、直売所の場所を決めたり(門のすぐ近くに丁度良い空き地があった)、店舗の建設を依頼したり、資源を買い漁ったりした。
「村長、サンドワームが鉱山で捕れると聞いたんですが革ありませんか? 」
「ウ~ン確かに鉱山にはいるがのう。必要なのか? 」
「えぇ、あの子の動力にもなってますので……」
見るとドワーフの子供軍団に蹂躙されてる トラ がいた。(またか!)
「そうか!……それならこっちに来てくれ」
村長に案内された所は鉱山の入口のすぐ近くの作業場だった。
「ここでサンドワームの加工をしている。実はなワームの肉は加工すると良い酒の肴になるのでな。人気なんだよ」
見せてもらうと師匠達と飲んだくれた時に出てたつまみだった。
〔え、ワームだったの。知らずに食ってたよ。 orz 〕
ワームの革をトラに積んだゴーレムエンジン100台分をもらえる事に。
〔たまに売れるのでキープしてあるそうだ。〕
次いでに[ワームジャーキー]を売ってもらった。
〔師匠達の土産に良いからね〕
トラの所に戻りいつものちびっ子にゴムの実とボールの交換をした。
今回は100個も集めてくれていたのでサッカーボール×20個,ドッジボール×20個,手まり×40個 と交換した。
これで取りあえずこの村で手に入る資源は手に入った。
これでCランク以上の魔核か魔石が手に入ればイースト街↔キュクロー村の定期トラック便(仮)と例の物ができる。
荷物を牽引荷台に積み込みバックも一杯に収納(笑)出発準備完了になってメールが来た。
蕎麦屋さんから情報が来た。
……そうか! 裏が取れたか……。
そして《キュクロー村》を出発してしばらくしてから皆に聞こえるように話をした。
「トアさん、輸送ギルドとの関係はどうなのですか? 」
「え! そうね? ……良くは無いわね」
「また何で? トアさん何かしらしました? 」
「そんな事無いわね……あ,あったわ! 最近輸送料を値上げしたいって! 」
話を聞くとどうやら隣街との間に盗賊が出ているらしい?
そのため護衛料金が値上げしているらしい? と言う理由で値上げを要求していた。
定期便は既に値上げしているらしい。
ただし生産ギルドと商業ギルドと組んだ契約では料金の値上げには3者の合意が必要なためいまのところ値上げは無理らしいとの事。
「そうするとこの先で待ち伏せしてる連中は本物か偽物か判断に困るなぁ……!」
「「「「「「「「「「ドウユウ事? 」」」」」」」」」」
この先迷いの森の出口付近で待ち伏せしてる輩がいる事。
その中に冒険者が何人か依頼を受けた形でいる事。
依頼主がどうも輸送ギルドらしい事。
名目は隣街の護衛依頼で腕を見たいので森から出てくるモンスを狩って見せてあげる依頼らしい事。
一応スパイで蕎麦屋さんが相手の中にいることを皆に教えた。
「どこで気付いたの? まったく気付きませんでしたよ」ninzin
「生産ギルドでトアさんを拾いに行った時にギルド職員に教えてもらったんで保険で蕎麦屋さんに情報収集をお願いした。相手方に潜入したのには驚いたがね」
「で、どうするのですか。殲滅? それとも自滅させるの? 」
白菜くんが物騒です……リンゴさんなだめておいて下さい。
一応関係者にメールをして有ることを言っておく。
お、返事が来たね……どれどれ……了解です。
「龍さん、すごくにこやかな顔して何を企んだの? 」
「リンゴ姉さん、そんな事は………まぁね! 問い合わせは3ヶ所したけどね」
まずGM秘書さんにこちらはPKレッドになるかの確認→ならないし相手方がレッドになる。
次に与作に北門の前で門番さんと立っててと依頼→二つ返事で立ってるとの事。
最後に蕎麦屋さんに誤射防止で目印を付けてと依頼→頭に黄緑色の鉢巻をしてるのは味方と連絡があった。
「て、事で先ずはリンゴさんの狙撃チームで相手の足か手を狙撃する。残りは近づいて来たバカを捕まえて踏ん縛るだけの簡単な仕事です。門番さんに引き渡せば報償金も出ますので頑張りましょう」
皆は呆れて笑っていた。
さてそろそろかな? ………いた! あれで隠れたつもりか? しょうが無いね。
皆に位置を教えて先に攻撃させるために囮を志願して貰ったら白菜とカジキが手を挙げた。
二人には前に出てもらいその後ろに俺、さらに後ろにトラと残りのチームで進む。
巫女姫さんたちは目立つのでトラの荷台でしゃがんでもらい布を被ってもらう。
トラは盾を構えながらゆっくりと進むように指示する。
スパイの蕎麦屋さんから盗賊が出たので迎撃準備と指示が出たとメールが来た。
いよいよと言うタイミングで矢が飛んで来て前の2人と私に矢が集中して飛んできた。
前衛2人とも盾で弾き私もククリで弾く。
待ち伏せ組のカーソルがレッドになったのを蕎麦屋さんから連絡があった。
〔蕎麦屋さんもレッド表示になったと連絡。これでパーティー組むととばっちりでもレッドになること確定〕
待ち伏せ組の中でプレーヤーは自分たちがレッドになってパニックを起こす。
すぐにGMコールするやつもいたがメッセージに戦闘終了までまてとの指示が出るだけだった。
ここで私が大きな声で
「ここでレッドになった冒険者に次ぐ! 私はパーティー〔龍さんと愉快な仲間たち〕のリーダーの龍さんだ! ここでどうゆう理由で攻撃してきたかは知らないが降伏するなら今のうちだぞ! もし降伏するなら武装を解除しその場で伏せていろ。戦闘終了後30分以内に北門前に集合な! 遅れたら1人あたり賞金を俺個人で金貨10枚づつ掛ける事になるからな! 意味はわかるよな? 喧嘩したいヤツは相手してやるから出て来いや! ゴブリン戦トップチームで相手してやるぞ!」
すると蕎麦屋さん? が "聞いてないぞ! 俺はあの`龍鬼神`と勝負するなんて事! なので降伏します! " と叫んで見本のようにその場でしゃがんだらしい。
〔龍鬼神ってなあに? なんの事? 〕
見ると降伏したヤツはカーソルがオレンジに変わるらしい。
おや、カーソル無しの厳ついのが出て来たね……取り巻き付きで。
大剣もっていかにも山賊って言う格好で来たね。
「あ、あんたは輸送ギルドのゴローツ。あんたが黒幕だったの! 」
「ああ、そこに入るのは生産ギルドのチビッ子ギルマスじゃないか! いつから盗賊の真似をしてるのかな? 」
どうやらそこのゴロツキは俺達をあくまで盗賊にしたいらしい。
「あんたこそゴロツキ連れてよっぽど盗賊じゃないか! 」
「何を言ってる! 俺は盗賊退治に来てるんだ! お前を退治にな! 」
「あの~? ゴロツキさん。あなたの立場の方がかなりヤバイ状況だと認識してますか? 」
「俺はゴローツだ! お前は何を言ってるかこの盗賊が! 」
いきなり大剣を降り下ろしてきたよ。
ククリで受け止めたが見た目ゴブリンキング? 実力リーダーよりも弱いよな(笑)。
おや、焦ってますね。
大剣を鑑定……なまくらか。
ククリに魔力を這わせて目の前で切断。
周りの取り巻きも襲いかかろうとしたが、足下に矢が刺さって動けないらしい。
良いタイミングで警備隊が来たね。
では警備隊のお手並み拝見。
●●●●〇〇〇〇〇
キュクロー村との契約完了
定期便はどうしよう? ベースは2tトラックorミニバス? それとも……?
あ、盗賊(笑)だ!
1/4 修正しました