βテスト編 43話 バグ トレント
源さん庭鶏ゲット?
キュクロー村に出発しよう
なんだあれは!?
現在 17日 朝3時
さぁ、作業の続きをしますかね。
何を作ってるって?・・内緒だよ!
まぁ、今ある材料で部品を作ってるだけだよ。
もう6時かな?
リンゴハウスに行ってみますか!
おや、源さんハウスの隣に鶏小屋かな? 何時の間にかできてるね。
源さんが世話しているね? ………え、なついてる?
sin「源さんお早う。何か鶏なついてないか?」
源さん「sinさんお早う。昨夜[木工]スキル持ちに鶏小屋を作ってもらって中に入れて今朝から世話してるのだが何故かなつかれてのう。何でだろう? 」
まさかと思い[龍眼(鑑定)]して見て驚いた。
モンスター名:庭鶏
名前 :ーーー
性別 : ♀
ランク :E
レベル :5
HP :50
MP :15
スキル :[突つく][警告][逃げ足][産卵]
状態 :柔順(源さん)
解説 :元森鶏だったが人族に捕まり飼い慣らされた状態になっている
毎朝、卵を産むので雛にして増やすことも可能
可愛がれば言うことを聞いてくれる
何か庭鶏になってるしテイムとは違うしどうなの? この状態は?
源さんはこれから数を増やして卵を売りに出すそうだ。
隣に[トラ]の車庫まで作ってあり(何故犬小屋風?)魔力をチャージしてあげる。
源さんとリンゴハウスのリビングに入ると中に皆揃っていた。
「今日の料理番は?」
「僕が作りました。どうですか? 」
[森鶏のサンドイッチ]
HP+20回復
品質:A
製作:白菜
解説:森鶏の肉を丁寧にローストして余計な油を取りトマトソー
スで煮込み野菜と一緒にパンに挟んだ物
結構美味い
価格:100G
これってヤバくないのか? 白菜君
リンゴ姉さんが………あれ? 落ち込んで無い?
「白菜君、品質Aでお見事だけど………(大丈夫なのか?) 」
「(それについでは問題ないです。既に合意済です)」ninzin
何の合意かは聞かない方が良いだろう。
朝食も終わったので仕事にかかりますか。
源さんと[トラ]とninzinを連れて生産ギルドまでトアさんを迎えに行く。
白菜には他の面子を連れて北門の前で待っていてもらう事に。
生産ギルドに行くとトアさんと職員の皆さんが待っていた。
昨日置いていった[牽引式荷台トラ専用]に荷物が満載で置いてあった。
〔ギリギリまで載せたなこりゃ!〕
「トアさんお早うございます。積みすぎでは?」
「sinお早う! そう? いつもこの位は運ぶわよ」
職員A「ギルドマスター、ウソはいけません! いつもの3倍じゃないですか! 」
「えぇ~! ギルドマスター!?トアさんギルドマスターだったんですか? 何で黙っていたんですか! 」
〔まさかのギルドマスターだったとわ! 予想外だったなぁ〕
職員B「そうですよ! sinさんが来たときだけ受付嬢のふりして美味しいとこ持っていって! 」
「いいの! sinはトイの弟子だから私が担当でいいの! 」
要約するとトイさんの弟子だから直接相手をしたいトアギルドマスターと美味しいとこ持ってくなと言う職員達の構図だった。
子供か! とツッコミを入れたくなったが時間がないのでトアさんを"ヒョイ"っと担ぎ[トラ]の助手席に載せる。
ワーワー言われたが日が暮れますよと言って納得してもらう。
職員CとDからある情報をもらう。
職員たちは護衛をよろしくお願いいたしますと頭を下げてから建物に入っていった。
それではと[トラ]と牽引荷台を結合させて[トラ]の荷台に載って北門に向かう。
北門に着きチームと合流して配置を組む。
[トラさんチーム]
[トラ]と運転席に源さん.荷台に巫女姫3姉妹と料理長.
直衛にninzinの布陣(後衛護衛チーム)
助手席のトアさんを守りながら最悪連れて逃げる役
[トラ護衛チーム]
白菜を先頭に左右をカジキとハマチすぐうしろにヨモギを配置
トラの後方に私とマグロを配置した布陣
トアさんを守り最悪壁になる役
[ゲストパーティーチーム]
トラの回りに岩鉄、カルビ、ハラミ、ロース、レバー、椎茸 さん達を配置
基本トラさんチームの護衛
〔蕎麦屋さんは所用(ギルドで依頼を受けていたため)で来れず……裏仕事を頼む……〕
この3パーティーでレイドパーティーを組んで出発した。
あい変わらず後を付けて来る連中もいたが迷いの森に入った途端 いなくなった。
〔迷いの森半端無いな〕
ワンコとウサギさんと鶏を排除しながら歩く。
〔巫女姫達のワンショットキルには何も言えん!〕
トラ も道なき道を歩く?
森に入って2時間、村まで後1時間位って所で異変があった。
前方にトレントの群れがいた。
「全員止まれ! 前にトレントの群れがいる! 」
隊列を止めて詳しく見る。
スキル[龍眼(千里眼)(鑑定)]
ん、なんだ! アンノウンが3匹しかも1匹はデカイ! トレントの上位種か!
「トレントが13匹いるが3匹は上位種しかも1匹はデカイ! なんだ? あれは」
「え、龍さんも初物ですか? トレントの上位種といったら何ですか? 」白菜
「今見つけました………何ですか? あのトレント? は! 」みこ
「この手のお馴染みのフィールドボスかも?」ninzin
「「「「「「「「「「それだ!?」」」」」」」」」」
「あ、もうその季節かな?………トレントの巣別れかな!?………」
「「「「「「「「「「何それ!?詳しく」」」」」」」」」」
「トアさん、詳しく教えて下さい」
「あぁ、皆知らないか! 森の奥にはエルダートレントと言ってトレントの巣の頂点の存在がいるのよ。その巣のトレントは数が増えすぎるとトレントリーダーが何体か連れて移動して、まぁイースト街の東の方に移動して森を広げているだけなんだけど………?」
「トアさん、それって通常だったらですよね? 」
「そうよsin、通常だったらキュクロー村ではトレント狩りに行くけど………ね」
「単刀直入に聞きます! あれは何ですか? あのデカイのは! 」
「多分、トレントリーダーかな? エルダートレントは動かないし………? エルダートレントにしては小さいしなんだろう? 」
「つまり突然変異か新種ですか? 」
「わからないわ。父さんなら知ってるかも」
ん、3人ほどこっちに来るね? ドワーフかな?
「オーイ! あんたら速く逃げろ! 見たこと無いトレントが襲って来るぞ~! 」
「あんたはトイの息子のクロプ! 何してるの!!」
「あ、おば「何!」……おね~さんこんにちわ……じゃなくて早く逃げよう」
「まだ大丈夫でしょ! 何なの? あの化け物は!? 」
「知らないよ! 村の近くで薪を取ってたらいきなり現れて村の方に行こうとしたからこっちに引っ張って来たんだ! でもおね~さん達が入るからびっくりして! 」
マズイね、これはここで叩かないと村に被害が出るかもね………
「トアさん、ここで叩かないと恐らく村の方に行くかも!? なので最悪トラで逃げて冒険ギルドに討伐するように依頼をしてください! 」
「sin、あんた達はどうするの? 」
「そんなの決まってるでしょう! 野郎共!?おっと失礼、レディース&ジェントルマン トレント刈るぞ!」
全員「「「「「「「「「「おぉ~!」」」」」」」」」」
「でもどうやって? 」
おかしいな? クエストが発生しない?
やっと近づいて来たので[龍眼(鑑定)]で見ると
モンスター名:レッサーエルダートレント
名前 :ーーー
性別 : ?
ランク :B
レベル :3(10+30+2=43)
HP :1100/1200
MP :700/800
スキル :[風魔法][ドレイン][光合成][擬態][巻き付き][移動]
状態 :激高
解説 :エルダートレントに成り損ないの個体で狂暴
ボス争いに破れ取り巻きと一緒に移動してきた
触手に巻かれるとHPを吸い取って来るぞ!
かなり狂暴になっているから気を付けてね♥
モンスター名:トレントリーダー
名前 :ーーー
性別 : ?
ランク :C
レベル :20(10+20=30)
HP :500/600
MP :300/400
スキル :[風魔法][光合成][擬態][巻き付き][移動]
状態 :激高
解説 :エルダートレントの取り巻きの1体
ボス争いに破れたレッサーと一緒に移動してきた
かなり狂暴になっているから気を付けてね♥
モンスター名:トレント
名前 :ーーー
性別 : ?
ランク :E
レベル :9
HP :180/180
MP :40/40
スキル :[光合成][擬態][巻き付き][移動]
状態 :激高
解説 :エルダートレントの取り巻きの1体
ボス争いに破れたレッサーと一緒に移動してきた
かなり狂暴になっているから気を付けてね♥
ん、♥マーク付き?………! まさかのザンネン製だと!
すぐにGMコールをする。
"ピポン!"
ザンネン「はい! GMカスタマイズセンターです♪何かおこ"ガシ"ま&>]'#~)+-)#(!………」
何故かザンネンが妖精姿のまま現れた? 一応つかんでおく。
「おい、ザンネン! お前何さらしてるんじゃ! ゴォリャ!!」
「モゴモゴ………プハー! て何すんのよ!………あ、龍さん? おひさー♪」
「おひさー♪じゃねぇ! あれはお前の仕業か! あぁ!」
親指で強引にレッサーエルダートレントの方に顔を向かせる。
「痛い痛い! え、ヤダナ~♪そんなわけ………あれ? 何でここにいるのよ? おかしいでしょ? 」
「クエストコールも出ないしどうなっているんだ! 」
「え、出てません? おかしいな? ちょっと問合せしますね♪……………」
ザンネンはどこかに(多分、GMさんだろうな)連絡している。
「……………はい、わかりました。そのようにします! 了解しました!」
(・ω・)ゞ
どこかに敬礼していた。
「で、どうなった! 返答次第ではピチュンだな! 」
「え? い,一応GMさんの指示は「バグッポイけど龍さんなら倒せそうだから倒してください」だって……あ、後で調整するそうですよ……ゆ、許して下さい。ホントにバグですから」
_(((,.,))_
ガクブルしながら土下座して謝るザンネンを見て女性陣から許してあげたらと言うので解放してみる。
「ヒィ~! 助かりました。お礼に女性陣の皆さんに私の加「付けるな!」護をって何で!」
「「「「何で!付けるなと言うの? 龍さん! 」」」」
「お前のは加護じゃなくて干物女の呪いだろう! 仲間を増やすな! 」
「「「「え、そうなの? 」」」」
「ソ、ソンナコトナイヨ! イ、イタクナイカラツケテミヨウヨ♪」
既に女性陣はジト目で見ていた。
ザンネンはおもいっきり目を泳がしてる?
その時ザンネンを鞭が巻き付き捕まった!?
何時の間にかGM秘書さんが現れた?
「申し訳ありません! 皆さん。今回は本当のバグで本来なら第2層のある場所に出現予定のモンスターが間違ってここに現れたみたいなので………すみません。後で調整しますので何とか倒して下さい。お願いします」
どの道倒さないとダメらしい。
「トラさんチームは後方支援に徹して! 後ろから弓と魔法で! ninzinはポーション支援をたのむ。ゲストチームはトラにトレントを近づかさせないで守って! 無理しなくて良いからね。 トラ護衛チームは打って出るぞ!俺と白菜、カジキでレッサーとリーダーを押さえてる内に3人でできるだけトレントを刈ってくれ。顔が弱点だから潰せば殺れるぞ!」
「「「「「「「「「「おぉ~!」」」」」」」」」」
「改めて、レディース&ジェントルマン! バグを刈るぞ! 」
「「「「「「「「「「おぉ~!」」」」」」」」」」
そして死闘と言うバグ刈りが始まった。
●●●●〇〇〇
龍さん→またお前の仕業か!
ザンネン→私は無実よ! お姉様助けて!
GM秘書→ザンネンは残念ながら無罪です………
1/4 修正しました