βテスト編 40話 料理スキル
料理スキルは大事です。
領主館に土管を納品。
トアさん暴走未遂。
「まさかの[料理]スキルがなかった事が原因だったとは!」
GM秘書さんが3人娘が スキル[料理]を未取得だったのに気づき発覚。
まさか!と思っても誰もが気づかなかった。
〔普通は持ってるものだと思いますからね〕
GM秘書さんがスキル[料理]を3人娘に付けてくれた。
〔GMさんをちょっと脅してね(笑)〕
通常は宿屋か街の食堂で皿洗いから始めて2日かかるクエストをクリアしないと修得できないらしい。
この後、3人娘が作った料理には毒付与されなくなった。
〔白菜が「良かった、良かったよ!」と言っていたのには引いたが〕
源さんの方はトラに乗って敷地内を走っていた。
余ほど気に入ったらしい。
試験走行は上々の様なので源さんを呼んで[トラ]に麻痺状態のGM土管を荷台に積んでもらう。
助手席にGM秘書さんが乗って私が荷台に乗って領主館に向かう。
追加でGMさん専用お仕置き装置?の発注を受けてる内に領主館に着いた。
GM土管を領主館の出入口に立て掛ける。
衛兵さん達も苦笑いで見て見ないふりをしていた。
近くにいた街の人達もどちらかと言うと[トラ]の方が気になるみたいだ。
ちょうどいいので生産ギルドに[トラ]を見せに行く。
生産ギルドの倉庫側に着いて職員にトアさんを呼んでもらう。
出てきたトアさんが[トラ]を見た瞬間、固まっていた。
「sin、アンタがサンドワームの皮を使って作ったのはこれだったのかい?」
「まぁ、試作試験で作りましたけど どうですか? 一種のゴーレムですけどね」
「直ぐに登録よ!」
トアさんは この後、他の職員に暴走前に取り押さえられ「私が登録するの~~オ!」と叫んでいた。
〔わからんでもないが………ねぇ〕
結局、トアさんの担当で登録することになった。
登録したのは魔動エンジンと本体、牽引荷台とトラ専用盾 となった。
そして生産ギルドから依頼があった。
定期的にイースト街とキュクロー村との輸送に使えないかと聞いてきた。
依頼内容はイースト街からは食料品と日用品と酒樽を持っていき帰りに鉱石等を持ってくると言う内容だった。
"ポーン"
『クエスト[生産ギルドの護衛]が発生しました。このクエストはレイドパーティー推奨です。依頼を受けますか? YES/NO 』
YESをポチっと! 押す。
あれ?、この内容だと商業ギルドと輸送ギルドの仕事では? と聞くと生産ギルドの方で仕切って話を進めるとのこと。
何でもキュクロー村自体が生産ギルドが作った村のような場所で今までも鉱石の輸送は村人がやっていたそうだった。
〔村長が元生産ギルドマスターだったのには驚いたが!〕
特に輸送ギルドの連中は場所が近場(馬車で片道1時間)の所は割が合わないと断っていた。
そして私と源さん、生産ギルド、キュクロー村3者で輸送に関しての契約をすることになった。
契約のためキュクロー村に行くことになり生産ギルドからはトアさんが行くことになった。
トアさんは初めはかなり渋っっていた。
〔まぁ何となくわかるがここは知らない顔で! 〕
明日の朝9時に生産ギルド前でトアさんを拾ってキュクロー村へ向かう事になった。
次いでに荷物を運びたいとの事で牽引荷台を預けていく事に。
次はマリック師匠に[トラ]を見せに行く。
師匠は店に居て何やら商談中だった。
帰ろうとしたら師匠に呼び止められた。
「何ですか? 師匠」
「実はな、こちらの方がトレント素材を譲ってほしいと来ていての在庫が無くて断った所なんだよ」
「私は隣の街から来たマリックの兄弟子に当たるマーリンと申す。マリックを師匠と言うならお前は私の弟子?でもあるな!」
あ、この流れは?………。
「マリック師匠の弟子? で sin と申します。よろしくお願いします」
「では私の頼みを聞いてもらえるかな? 」
「すまん、sin 。マーリンは優秀?な魔道具職人のハーフエルフ何だが色々とな………」
「色々とは何じゃ! それで頼みと言うのはな!?? 」
私は黙ってバックからトレントの丸太(品質A)を出して
「これを何本必要なのですか? マーリン師匠」
「流石、ワシの弟子じゃ! 実は10本ほど欲しいのじゃ。何とかならんか? 」
「すまんsin。有るだけ譲ってくれるか?残りは何とかするので」
「明日の夕刻まで待っていただければ10本用意しますがどうでしょう? 」
「おお、用意してくれるか。流石、ワシの弟子?じゃ。用意出来たらマリックに渡して欲しいのじゃ。そしたらワシから出向くからの」
「すまん、巻き込んで。料金は倍付けで良いからな!」
「そこは半額だろう!その代わり自働人形の製作方を教えてあげよう」
これは良いかも! あれ? このままだとG一直線では?
"ピコン"
『クエスト[魔道具店のお使い2]が発生しました
依頼内容はトレントの丸太(品質B以上)×10本納品です 納期はありません
このクエストを受けますか? YES/NO 』
YESを押す
「では明日の夕刻に来ますね。 あ!、師匠、試作品できたので見てもらえませんか?」
師匠達に[トラ]を見せたら驚いていた。
あっちこっち ベタベタさわり 中を確認していた。
〔[トラ]、すまん。我慢してくれ!〕
源さんはあきれていた。
何でもノーマルゴーレムは戦闘用、機械式ゴーレムは戦闘 護衛用位で輸送用は無かったそうだ。
過去に存在した輸送用のゴーレムは、自走できるのはスピードが遅く馬車には敵わなく流行らなかったらしい。
しかしこの[トラ]は馬車並みのスピードが出て荷物も積めて しかも自衛できる ゴーレムは 過去には無かったらしい。
一通り見た師匠達は満足したらしく店に戻り何故か祝杯を上げ始めた?
「行きなり祝杯を上げてどうしたのですか?」
「これで輸送ギルドのやつらに一泡吹かせられるわ………クク,ハハハハハ」
「すまん sin、マーリンは昔輸送ギルドの連中に色々とやられての………」
「あぁ、何となく解りましたが………手伝えませんよ」
「弟子?に手伝ってもらうほどの事ではないからな!」
「そうだぞ! 手伝わなくて良いぞ! それじゃ素材の方をよろしくな」
師匠にサンドワームは何処で取れるか聞くとキュクロー村の鉱山にでるらしい?と聞いた。
ま、明日行くから村長に聞けば良いかと思い師匠達にお礼を言う。
先渡しでトレントの丸太を3本渡して店を出たら………[トラ]に子供達が群がっていた………えぇ?何で?
源さんに聞くと子供達が珍しさに近づいて触っても良いかと聞いてきたので良いよと言ったらこの状態になったらしい?………何で?
[トラ]もおとなしくされるがままにしていた。
〔後で洗車してやろう〕
この後、親御さん達の協力の元ちびっこ達の引き剥がしを行い代わりにドッジボールを渡してなだめてから源さんファームに戻った。
源さんファームに着くと工房の格納庫にパーティーメンバーを集めた。
〔カジキチームと岩鉄さんとゲスト6人も来た〕
そして生産ギルドの件を話した。
明日には契約のためキュクロー村まで行くのでそのつもりでいてくれと言っておく。
カジキのチームと岩鉄さん椎茸さんと蕎麦屋さんも一緒に行くと言ってきた。
それで皆でレイドパーティーで行くことになった。
この後、《ソーイ被服店》に行きソーイ師匠に機織り機をかりて巫女アーマー服セットとメイド秘書長服セットと次いでに料理長服セット(クックさん専用)を作った。
〔勿論、ソーイ師匠の分も作らされた〕
ついでにカジキチーム用のツナギ服を作った。
工房に戻って来た時にちょうど昼過ぎだったのでリンゴハウスにいってみた。
三人娘が料理を作っていた………異常な量を!?
鑑定で調べたがすべて無毒だった。
〔これで付与サレテイタラもう呪いだろう!〕
そして旨い美味いと食べてる白菜(何故か涙を流しながら?)と微妙な顔で食べてる他のメンバー………?
〔もう突っ込まないぞ!〕
リンゴ「龍さんお帰り!早速だけど食べてみて下さい」
みこ「そうですよ!食べてみて下さいね」
きなこ「龍さん食べてみて下さい。安全な物が作れました!」
あぁ、余ほど、よっぽど嬉しかったんだな………味は兎も角ね!(C~Dランクねぇ)
そして材料が切れるまで作り続ける3人娘と止めるクックさん、黙って食べ続ける残りのメンバーとゆう図式になった。
これ何のゲームだっけ?
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補足:料理スキルについて
料理スキルはリアルスキルが普通に高ければ普通に取得できます。
〔PC、NPCに指導されても取得できます〕
ただし、リアルスキルが低い または 壊滅的に無い場合はスキルが取れません。
無理に取ろうとしても毒や麻痺等が付与されてる料理しか出来ません。
今回の場合は3人娘はリアルスキルが低かったものの 指導通りに作れたので辛うじて取得ができる状態でした。
なお、味に関してはリアルスキル頼みになります。
白菜君に幸あれ?
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師匠達にトラ紹介
トラが子供に蹂躙された。
味はともかく料理を堪能?
1/4 修正しました