βテスト編 4話 チュートリアル2
第4話です。
戦闘?何それ美味しいの?(妖精)。
「次は戦闘です。頑張って行きましょう」
妖精の後に続く。
しかしよりにもよって何故 妖精に当たったのだろう?
「ねぇ、アイちゃん。何故私の担当になったの? 」
「え〜と実は面白い人が入るよと教えてもらったの。見てる分には楽しいよって」
フ〜〜ン、誰だろう? 気になるね。
「で、誰かな? その人は (ニッコリ)」
「え〜と~……ドクターKです。ごめんなさい」
奴か………面倒臭いことをしおってからに………よし、後で OSIOKI しよう。
「あの〜何か凄いこと考えていませんか? そろそろモンスターが現れますよ」
「あぁわかった………て待てい! 確認だがもしかして今私は弱体状態では ナイデスカ? 」
「え!あぁチュートリアル中は大丈夫ですけど弱体状態にしますか? 」
当たり前だろ! 最高状態でチュートリアルやって弱体状態でスタートしたらえらいことになるじゃないか。
「弱体状態でお願いします」
「わかりました。確認します…………」
妖精が何か操作? している? ………念話?
「はい、………えぇ、………わかりました? 」
お、念話? が終わったみたい。
「sinさん既に弱体状態だそうです? ………変ですね? 何故さっき捕まったのかな? 」
残念だからじゃないの? とは思っても顔には出さないでいるとモンスターが現れた。
「あ、モンスターが現れましたまずは名前を確認しましょう」
スキル[龍眼]の[鑑定]を使って見た。
モンスター名:ホーンアンゴララビット
名前 :モフコ
性別 : ♀
レベル :1
HP :60
MP :15
スキル :[突撃] [蹴る] [ジャンプ] [危険予知] [モフモフ]
状態 :ノンアクテブ
解説 :妖精が運営に内緒で育て飼っていたホーンラビットの上位種。
最近発見し運営が保護、野生に戻そうとしたが無理だった。
何だろう。垂れ耳ウサギかぁ。
カワイイじゃあないかモフモフで。
(∪・ェ・) ミュ?
しかしあの解説は無いわ? 運営さん、こんなんで イイノデスカ?
あの妖精の中の人がダメダメ人間に見える。
〔イマサラカ〕
「え!……|FM-HAR/P-002《ホーンアンゴララビットプロトタイプ002》………何で "モフちゃん" がチュートリアルに出てきたの? 」
どうやらRPGお馴染みのホーンラビットの 上位種? らしい。
しかも妖精が内緒で育て上げた子見たいだな。
お、こっちに気ずいたな走り出した
↓
妖精が両手を上げて前に行った
↓
「モフちゃ〜〜ん、逢いたかったよ〜〜〜」
↓
あれ? あのウサギ[突撃]スキル使ってないか?
↓
妖精に突っ込んだ!
↓
あ、妖精が吹き飛んだ!!
↓
妖精★になる!
↓
ウサギがサムズアップしている様に見える?
↓
あ、こっちに気ずいた! コッチミテル?
↓
真っ直ぐ[突撃]してきた! ←今ココ
「よし、モフろう♪」
私は突撃してきたウサギをヒョイとよけ横から捕まえた。
あとはひたすら、モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフした。
しばらくモフったら最初は抵抗していたウサギはアキラメタ様でぐったりしてなすがままの状態に
〔目がヤバくなってきたな〕。
(∪~ェ~) ミュ~♪
その時目の前にスーツを着たオッサン(俺と同じ歳位か)とヒモに縛られた(何故? 、亀甲縛り? )妖精が表れた。
「やぁ、はじめまして新井さん。あ、此方ではsinさんでしたね。私はこのゲームGMをしている坂元です。宜しくお願いします」
「GMさんと呼んだ方が宜しいですか?他で名前がバレると色々不味いでしょうから」
「気を使ってもらいありがとうございます。そこの妖精があっちこっちで色々やらかしていまして。ご迷惑をかけて申し訳ございません」
「まぁそんな事だと思いました。因みに被害者(笑)は何人ですか? 」
「各サーバーに1人、4人ですね。4人目がsinさんです。何でも特定の人を狙って迷惑していたようですね」
特定の人?……まさかねぇと思って聞いて見るか。
「もしかして他にも迷惑な人又は黒幕いませんか?」
「よくわかりましたね!この第1サーバーでは妖精のリアル兄であなたの担当医の人、此方ではドクターKと名乗っているはずなんですが……」
何だって! 担当医が絡んでいるだと!! 何やっているんだドクターK!
「間違いなく絡んでいるはずなんですが……妖精の証言以外証拠が無いんですよ」
やっぱりか! まさかリアル兄だとは。
話合いは決定だな。
「獣魔関連と特殊種族も妖精の担当で「色々鬼畜……ゲフンゲフン、難しいキャラがあった方が面白くなるんじゃないか」と私(GM)と運営に内緒でやらかしていました」
あの妖精色々暴走していたみたいだな。
これでつまらなかったら"ピィチュン"しようソウシヨウ。
「色々考えた結果sinさん、もしご希望ならばキャラメイクからやり直しできますけどどうされますか?」
ん〜〜ん。悩む所なんだけど?
「面倒臭いからこのままでいいや」
「え!……よろしいのですか?鬼畜使用デスヨ」
「他のサーバーの人達は替えましたか? 」
「替えてませんね。あ、名前替えた人やメインスキル変更した人とかいましたね」
「じゃあスキルだけ変更しても良い? 」
「どのようなスキルが欲しいのですか? 」
「動きやすくなるスキル在りますか? 」
「[アクロバット]と言うスキルが有りますよ]
「それでは[アクロバット]と[料理]を交換できますか? 」
「そんなんで良いの? まぁ良いなら交換……サブスキルに追加しましょう」
「え! ……良いのですか? 」
「GM権限でサブスキルに追加しときますよ!おもしろ映像のお礼で。あと、この話は他のPCにはご内密に」
まぁ、ちょっとは動きを良くしたいからね。
「あと、この 毛玉角兎 どうします? 」
ウサギの様子が変だ。何故かうっとりした目でこっちを見てる。
(∪♥ェ♥) ミュゥ~♪
「あぁ、この子[テイム]できる状態になっているねぇ……まだ[テイム]は第1層を突破してからだからねぇ〜。どうしよう?」
GMさん困っているねぇ……"ピコン!"頭の中でひらめいた。
「GMさん、ちょいと聞きますけどこの子他の VR にコンバートできます? 」
「他のVRって?」
「私の諸事情は知ってますよね。私の入院している病院にもVR機器有りますよね」
「あぁ、αテストをした所ですね。」
「まだそこリハビリで使っているはずなのですが、そこに放って見ては良いのでは? 」
「え~と、それ良いですね。小児科の子供たちが喜びますね♪」
子供の笑顔は癒されますからね。
「ついでに妖精が飼っていた他の魔獣? も送って置きますよ。確かあと2~3匹いたから」
「いや~~~! 何で私の癒しを連れて"パシン! "……」
あれ、GMさんいつの間にハリセン持ってた? そして妖精はもん絶してる。
「まぁ妖精の戯れ言はほっといて要望には答えましょう。1週間以内には贈りますね。あとは何かないですか? 」
「ドクターKはどうするの? 」
「とりあえずは放置で(笑)。ログ見て決めます。何か話し合いするならお手伝しますよ」
そのあとちゃんと普通のホーンラビットと戦闘×5回(こっちの方が強くないか?)してチュートリアルが終了した。
ちなみにチュートリアルクリア報酬は
チュートリアルで狩ったウサギ素材(革、角、肉の3点セット×5)
HPMPポーション各5本、1,000G
妖精クエスト報酬の[妖精のマント]だった。
[妖精のマント]
知力値+10 魔法防御+10 スピード+10 幸運値+10
耐久値 100/100 耐久値自動回復 重量0
他人に譲渡不可(登録:sin)
製作:NPC
解説:シークレットチュートリアルクエスト報酬のマント
魔法関係の補助が有る 他の妖精の加護がある
(妖精の加護ではないよ!)
最後のマズクナイカ。
戦闘描写書けなかったorz 。
ウサギさんのその後は後日談で書く予定です。
妖精のOSIOKI話は次いでに後日書くかも?
1/3修正しました。