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自由な人たち (freedom world Online)   作者: 親戚のおっさん
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βテスト編 35話 ポーション研究会

ゴーレム技術を習おう

ninzinは禁酒です

薬草畑は順調?

《マリック魔道具店》を出て時間を確認。

もう11時か……行くか! と源さんファームに向かう。

源さんファーム内リンゴハウスに着いて白菜とninzinがちゃんと復活したか確認。


「龍さん助かりました。いったい何なんですか? [状態異常酒酔い(大)]って」


「そうですよ! あんなひどい状態(・・・・・)に酔っぱらうのは初めて(・・・)ですよ」


ninzin、後ろ後ろ!


「ほほ~う ninzin君はお酒は初めてではなかったのかな? 」


「げ、リンゴ姉さん……そんな事は有りません。今日が初めてで有ります」


「まぁ良いわ、白菜まで一緒に潰れてたみたいな? 」


「ソンナコトハナイヨ。活躍したからとどんどん呑まされ……すみませんでした」orz


ちょっとかわいそうなので助け船を出す。


「リンゴ姉さんすまん。実はリンゴさん達を逃がすために白菜達に囮になってもらって ほとぼりが過ぎてから逃がす予定だったがタイミング逃して逃げ切れなかったんだよな? 」


「そ、そうそう龍さんすみません。逃げるタイミング逃したために」


「あの時は姉さん達と呑みたい人が沢山いて………そうですよね? 龍さん」


「ホントかなぁ?………まぁ良いわ。今回は許してあげるわ。ninzin、次は無いわよ! 」


「イエス・マム、お酒は飲みません」


「リアルでもダメだからね。白菜も1月になるまでダメだからね」


「わかってるよ。1月の誕生日まで我慢しますよ」


「何となく二人の関係がわかる会話だね。とりあえず白菜君、爆発して下さい! と言っとくよ」


さてninzin君に薬草畑はどうなったか聞くと順調ですと回答。

聞くと昨日の内に種を蒔いてみて先ほど見に行ったらもう生えてたらしい。

〔さすがファンタジー〕

源さんによると野菜と同じ3日で収穫できるのでは? と言われたらしい。

後は堆肥の配合とか量とかを畝毎に変えて育てているので結果待ちだそうです。


さぁ、夕方までは工房に籠りますかとリンゴハウスを出たらフェンスの外から声をかけられた。


「すみません、龍さんですか? 」


何か6人位居るね。


「確かに龍さんって言われているが名前を聞く前に先ずは自分の名を名乗るのがマナーではないかな?でないとアカバン君と同じだぞ! 」


お、慌ててる慌ててる。


「あ! ………すみませんでした。私はカジキともうします。釣り師を目指しているのですが川が無いので困ってます。よろしくお願いします」


お、別な意味で同士かな(笑)


クック「昨日はどうもありがとうございました。料理人のクックです。私からもお願いがありまして 話を聞いていただけませんでしょうか? 」


話を聞くと皆薬師スレの常連でドクターをからかっている連中だった。

スレで仲良くなってちょうど6人いたのでパーティーを組んだそうな。


パーティーの名は〈ポーション研究会〉だそうな。


リーダー カジキ:熊人族 ♂ タンク 漁師を目指す熊? 木工職人(船大工を目指す)

     クック:人族 ♀ 後衛魔法職(火.水.土) 至高の料理人?

     マグロ:豹人族(レア) ♂ 最速アタッカー カジキの弟 ピチュン賞の人

     ハマチ:犬人族 ♂ アタッカー マグロの友人

     ヨモギ:エルフ ♂ 後衛弓術師 きなこの双子の弟

     きなこ:フェアリー ♀ 後衛魔法職(風.水.土.光) ヨモギの双子の姉


元々カジキ、クック、ヨモギがスレで意気投合して集まったチームだった。


皆で色々ポーションを作っていたがなかなか良いものが出来ずに日々研究していたらしい。


前回の生産ギルドスレで薬草の事を知って早速識別しようとして頑張ったがどうしてもできなかったらしい………


そこで先駆者である龍さんに教えを教えを乞いに来たそうだ。


「薬草の識別は結構難しいからな。あれを見分けるのはちゃんとした指導を受けないとダメだからな」


「えぇ、本屋や図書館を探してたんですけど見つからなかったんです」


ほう、一応探したのか。


「図書館は在ることは在るが住民好感度が関係有るからな? 」


「「「「「「何です? それは」」」」」」


「本屋はある。町中クエストをクリアすればたどり着くはず? 」


「「「「「「えぇ? クエストってあったか? 」」」」」


「図書館は未確認だけど本屋はたどり着いたけど……普通に? 」


「え、そうするともう本は入手したのですか? 」


「ウ~ンその時は持ち合わせが無かったから買えなかったけどね」


「そうすると龍さんはどうやって覚えたのですか? 」


「普通にNPCの薬師さんに教えてもらいましたが? 」


「「「「「「えぇ! 教えてもらえるの? 」」」」」」


「これは可能性と言うかほぼ間違いないかも? と、言う話な! 」


・このシステムには住民好感度がある可能性がある事。

・好感度があるために一人一人プレーヤーの対応が違う事。

・好感がもてると優しい対応になるが嫌われると相手にされない事。


「分かりやすく言うとドクターがNPCに嫌われてる話を知ってるか? 」


「「「「「「あぁ、なっとくしました」」」」」」


「つまりは、NPCとは仲良くすると良いことがあるし情報も集まりやすいよ」


そうカジキ達と話していると後ろから………


「へ~そうなんだ! だから色んな事を知ってたんですね」


「そりゃそうだろう! 龍さんは普通に接しているから凄いな~て」


「!? お前らいつからいたんだ。びっくりしたわ! 」


あははははは、と皆で笑っていた。


この後、皆で即席の薬草鑑定講習会になり北の森に採取に行った。

源さんの依頼で腐葉土の回収がてら。

〔大八車を引きながら〕


森に入り元気草と傷気草の識別の仕方をninzinに説明させてみて大丈夫か確認。

結果は全員識別出きるようになった。

〔ついでに毒草と毒消草の識別を教えておく〕


その後は皆で腐葉土の回収をして終わったので帰りがてら狩りの様子を見せてもらった。

結果は全員基本の戦術しか知らなかった。


トレントが居たので刈って見せたらみんなして龍さんだからねと言いやがった。


その次にウサギさんをボーガン、魔法、剣、シャベルで5匹ほど狩って見せたら皆驚いていた。


「てな具合に倒して行けば良い訳なんだけど……」


「「「「「「出きるか! 」」」」」」


「龍さん位だね。そんな倒しかたしてるの」


「でも白菜さんもシャベルで殴ってたんでしょう? 」


「それじゃ龍さんと一緒だね」


「人外と一緒にするな! 」


「誰が人外だって! 」


あははははは、と皆で笑った。

帰り道がてらウサギさんや森林狼さんを狩りながら北門に戻った。


そのまま源さんファームに行き腐葉土を源さんに渡す。

龍さん工房に皆を招待してそのままポーション製作講習会を行った。


これもninzinが講師で私が助手でやってみたが 皆問題なく初級HPポーション+を作る事が出来た。

これでプレーヤーが教えても問題なく作れることが実証できた。


そして時間まで色んな作業を見せたら皆驚いていた。

特にゴムを見せたらびっくりしていた。(ゴムボールを見せて)


時間になったので皆で中央公園まで行くことにした。(行きたかね~)


この後どうなったかって?

そりゃ当然のようにGM秘書に捕まりいつもの様に舞台上までドナドナされて色々発表会をしたよ。

その結果はこうなったよ。


・最多撃破賞(倒した数) マグロ 35匹撃破早すぎです!

〔どうやって倒したのかな? 〕

賞品は[駿足の脚甲]だった。


・ポーション支援賞 ninzin 初級ポーション+を250本納品ありがとう!

〔いつのまに納品したの? 〕

賞品は[上級調合セット]だった。


・食糧支援賞 クック 宴会で料理を400品も作り続けた、良く頑張った!

〔宴会で大活躍だった〕

賞品は[上級調理セット]だった。


・救護救援賞 ninzin 前線で片っ端にポーションを提供してくれてありがとう!

〔ninzin君は2冠ですか。途中ポーション撒いてなかったか? 〕

賞品は[深緑のローブ]だった。


・ナイススタイル賞 巫女姫姉妹様 正統派巫女服は、反則級です!

〔そうなの……エ? ……何か姉妹怒ってないか? 〕

賞品は[クイックチェンジの腕輪(装備品)]だった?

〔戦闘中に衣装を代えられるのか? 便利……何か2人のヘイト上がってないか? 〕


・瞬殺賞(ヤられた方) ドクターK 吹き飛ばしたは良いがその後流れ剣に当たるのは?

〔白菜のシールドバッシュが決まった時、ナイトタンカーの剣が飛んで当たるとは〕

賞品は[ミスリルシールド]だった。


・ナイス ディフェンス賞 与作 みんなの盾になって守り切ったのには脱帽です

(与作はみんなの盾だよね!)

賞品は[ミスリルの重装鎧]だった。


・ジャイアントキリング賞 白菜 対ナイト戦、斧二刀流凄かったです!

〔ナイト計3匹潰すとは! 〕

賞品は[ミスリルのハルバート]だった。


・MVP 龍さん(sin) 最後の見たら文句は無いでしょう?

〔俺は色々有るぞ! 〕

賞品は………何あげたら良いかな? ……保留でとなった。

〔そんな事言うと無茶な要求するぞ!! 〕


と言うことになった……何でこうなった! と叫びたい。

GM辺境伯爵様が締めたが最後に余計な一言言いやがった!


「最後にMVPの龍さん一言お願いします。」(ニヤリ)


GMめぇぇぇ! 道ずれだ!


「え~と………龍さんです。(クスクス) 今回はキング倒してしまってすみませんでした。本来ならば装備一式プレゼントする予定でしたがそれじゃ皆に悪いのでこうしようと思います」


「ちょっと待て、龍さん。何をす?*'%+==?!'&%%>:………」


GM秘書さんナイスです。


「GM辺境伯爵様持ちで今現在作れる最高の武器か防具一品を総合ランク私の身内以外の上位10名にプレゼントします。申請と受け取りはGM秘書さんが受け付けます。後、この後は多分宴会になるのでGMさんが好きなだけ飲めだそうです。GM辺境伯爵様、ゴチになります! 」


「「「「「「「「「「ゴチになります! 」」」」」」」」」」


そしてこの後どうなったでしょうか?

もちろん、逃げようとして捕まりそのまま第二回の大宴会に突入。

〔もちろんGM辺境伯爵様持ちで〕


早々にGMさん、ドクター、ヴォルフを捕まえて酒を皆で飲まして潰す!!

〔うるさい奴は早々に潰すべし! 〕


討ち死に覚悟の飲んべぇ達を返り討ちにしまくる!!

〔[状態異常耐性(酒酔い)最高!! 〕


今回はスタートが早かったため23時には酔死体の山ができていた。

〔勿論GM秘書さんにポーションを渡して2人ほど回収してもらう〕


私はさっさと脱出して宿屋に行ってダイブアウトしようとしたが食堂で大宴会していた師匠達&キーパーさん門番チームに捕まりそのまま二次会に突入。

結局宴会が終わったのが次の日の2時だった。


そのままベッドに入ってダイブアウトした。



●●●〇〇〇〇〇

薬草とポーションの講習会

さぁ発表です!

返り討ちでまた酔死体の山


次回は掲示板です



1/4 修正しました

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 面白い設定とテンポあるストーリー展開で楽しく読ませていただいています。 本話で、”最多撃破賞(倒した数) マグロ 35匹”となっていますが、敵の主力300匹が押し寄せた東門に居る主人公…
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