βテスト編 32話 ゴブリン軍の攻撃
攻撃開始です。
キングがいないなぁ~?
え、現れた?
「打てぇぇぇぇ! 」
一斉に放たれる矢と火や風の魔法。
ボーガン部隊と巫女様コンビがゴブリンメイジやアーチャーを狙い撃ちをする。
ホント良く当てるよな?巫女服が神々しく見えてしまうよ。
近接隊がまだかと騒ぐ。
観測班と私? に聞いてくるヴォルフさん。
〔おい! 〕
メイジやアーチャーがまだいるかもだが良いんじゃねぇ? と言ったら
ヴォルフ「よし! 近接隊 出撃! ゴブリンを蹴散らせ! 」
中央の橋を下ろしたら待機していた近接隊は一斉に駆け出した。
「そろそろか? 」
「何がです?GM辺境伯様 」
「いや~そろそろかとね。キングが現れるのが? とかね」
「そうなのか? まぁ開戦からえ~と……2時間位たったか? 」
「そう言えばGMさんや運営さんなら普通、タイミングとかは解ってんじゃ無いの? 」
「いや~普通はそうなんだけど時期はわかるけど基本の戦術はAIまかせなんだよね。しかもAIの基本の教育はSGMがやったからね……あ! ゴブリン自体つくったのはザンネンだった! 」
うぁ~災厄だゎ~ これは不味いね。
「もしかして物凄く凶悪仕様になっていたりして? 」
「あ、あり得る! ザンネンは基本ドMのクセにキャラ作りはドSだからな! だいたい森を焼かれた位で攻めるのを早めるのも変だったし」
可愛いキャラを作れないウップンを凶悪キャラにぶつけた? らしい。
「ウ~ンその辺の調整はできなかったし もしかして攻めれば攻め返す仕様になってたかもしれないし」
「その辺は他のサーバーで試せば? 」
「出きればねぇ。まぁもうすぐ連絡も有るだろう」
「そうだな。さぁ~ 北か南かどっちだ? 」
さらに1時間たった頃。
そろそろ何処かに現れても良いんじゃねぇの? と思っていたら
兵士86「伝令! 南門守備隊より報告! ゴブリンキングを含む約30匹の軍団が現れました」
南門かと思ったのも束の間さらに悪い情報が入った。
兵士87「伝令! 追加情報です。編成はゴブリンキング×1 ナイト×8 メイジ×3 リーダー×3 ゴブリン×18 の計33匹です」
不味い! ナイトが8匹いるとは。
精々2~3匹と予想してたのに不味いね。
「予想通りか。さすが龍さんかな? 」
「誉めても何も無いよ………しかし不味いね。ナイトの数が多い! どうするか? 」
「気にする事か? ナイト位で? 」
「ヴォルフさん、その発想は零くんと一緒だよ。配下に入ると強くなるとか有りそうだがここは? 」
「あり得るな。しかも連携したら………龍さん、どうしよう。何かない? 」
「たまには考えて下さいよ、GM辺境伯様。まったく………作戦は予定通りプラン③で、ただし盾職の何人かを内回りで南門に向かわせて門を死守、北門の部隊も2手に分けて1隊を外回りで東門の応援、1隊を内回りで直接南門へ移動する! て所で良いですか? GM辺境伯爵様! 」
「それで行こう! 秘書連絡を! 」
GM秘書さんがすぐに連絡をはじめた。
〔秘書さんも中入っているの? 〕
「与作! 盾職の半分を連れて内回りで南門に向かってくれ! 」
「わかった。白菜を連「ダメだ! 」れて行っ……わかった! 」
「みこさん、城壁の上を南門に向かってくれ。そして援護をおねがい」
「わかったわ! すぐに行くね」
「リンゴさんはここの守備をお願いします。源さんも応援に来ますので」
「わかったわ、ここで守ってるね」
「白菜とninzinは俺達と一緒にここから外回りでキングの横面を殴りに行くぞ! 」
「「わかった! 」」
「それでは決死隊の皆さん、行くぞ! 」
「「「「「「「「オォ~! 」」」」」」」」
東門出城の南側跳ね橋を下ろしたら そこから一路南門に向かう。
南門はかろうじて持っていた。
流石に少数精鋭のゴブリン軍ではあったが所詮ゴブリンのはずだった。
問題はナイトとキングだった。
ナイトは体長2.5m 軽装で剣と盾を装備したタンクタイプが×5匹に両手剣タイプのアタッカーが×3匹
キングは体長3.5m 重装で でかい両刃斧タイプの両刃のハルバート持ちだった。
弓隊及び魔砲隊は予定通りにメイジを中心に攻撃していたがナイトの盾持ちが防いでいた。
しかもメイジだと思っていた個体が実はクレリック(回復役)だったのだ。
〔基本見分けがつかない〕
そして現場の指揮官(キーパーさんの同僚)が近接隊に攻撃を指示。
近接隊がキングに突撃(人参効果で)しようとしたがナイトタンクに阻まれ、ナイトアタッカーに殺られる とゆう地獄絵図になっていた。
後一歩の所で南門出城が落ちるギリギリでまず与作の盾チームが間に合って押し返した。
次に北門の応援チームが来て防御に専念して均衡を保てる様になった。
みこさんも門の上に到着して援護射撃を始めた。
このタイミングで東門決死隊が到着してキングの横面を殴りにかかった。
キングでかくないか? と言う声が聞こえてくる。
ナイトタンカーは決死隊員の攻撃を往なしてキングを守る。
キングは隙を見せた隊員をハルバートで吹き飛ばす。
白菜はタワーシールドを固定してなんと右手にバルディッシュ、左手にラブリュスをもって斧二刀流でナイトアタッカーと殴り合いしてる。
ninzinは適度に風魔法を打ち込みながらレッドゲージになってる負傷者にポーションをかけたり飲ましたりしていた。
与作の方も盾チームで進入を防いでいた。
私はアイスランスとスローイングダガーを放ちながら雑魚ゴブリンの掃除をしていた。
「ヤバい、与作さんの所がギリギリだ。龍さん何とかしないと」
「龍さん応援を寄越せー!」
ホントに与作はギリギリだな!かなりヤバイ。
その時、「待たせたな!」との声が聞こえ? 出城の中に現れた! 変態薬師が。
「私が来たか「「良いから与作(俺)の前にいるゴブリンに魔法をぶつけろ!」」ら……え、わ、わかった!我の魂のほ「「呪文なんか意味無いぞ!」」の……くすん、〈ファイヤーストーム〉」
ホォ~!〈ファイヤーストーム〉(火魔法レベル12)が使えるんだ!結構凄いエロフなんだ。
〔性格がザンネンだけどねぇ〕
オ!?、凄いねぇタンカーとキングにダメージ通ったよ。
タンカーの1匹が消えたな・・・残りのタンカーは2匹かな。
「白菜! 合図と同時に〈シールドバッシュ〉でタンカー2匹を横から殴れ! キングは俺とninzinが殴っとく」
白菜はタワーシールドを構え突撃体制に入る。
私は切り札を切る事にする。
「ninzin、悪いがMPは余裕か! 」
「大丈夫です。あれをやるんですか? 」
「あぁ、キングが強すぎだからな! 」
鑑定した結果がこれ
モンスター名:ゴブリンキング(亜種)
名前 :ーーー
性別 : ♂
レベル :40
HP :780/800
MP :120/200
スキル :[斧槍術][筋力増大][防御力増大][自動体力回復][統率]
状態 :興奮
装備 :ゴブリン王の両刃のハルバート 攻撃力+50
:ゴブリン王のフルプレートアーマー 防御力100
解説:ファンタジーでお馴染みのゴブリンの王 部下を率いて攻撃してくる 王自体の攻撃力も高い
注意:この個体は亜種で魔力を使っての回復力が有ります 頑張って倒しましょう♥
最後の一言でザンネン製の鬼畜仕様と判明。
強すぎだろう!
「直ぐにでも始めてくれ! 」
「わかりました。行くぞ! 〈レイン〉×3」
すると当たりに雨が振りだした。
回りでは "何故雨? ""ゴブリンの弱点は水だったか? ""傘ないか? "と言う声が聞こえてくる。
〔余裕だな………お前ら!? 〕
「さて! あんまり使いたく無いんだがね」
装備を変更して白菜にGOサインを出す。
白菜は〈シールドバッシュ〉を使い残りのタンカーを吹き飛ばす。
その白菜にキングのハルバートが迫ったが……"ガッキーン"
白菜とキングの間に割って入った異形の姿?
「「「「「「「「「何だ? あれは? 」」」」」」」」」
その場にいた人? 達は皆思った……誰だ? と。
●●●〇〇
ザンネンのイタズラの影響が?
キング強くね?
キングとガチンコ勝負です。(あれは誰? )
1/4 修正しました。