βテスト編 30話 猫耳巫女姫姉妹様降臨
とうとう30話です………いゃ~中々進まないな~
おや、門の前で揉めているねぇ
門の上に………
さぁ、ゴブリン軍が来ましたよ!
何か東門の方で騒いでいる。
あまり近づきたく無いが騒いでいる中心付近に与作がいたので仕方なく近づく。
「与作、何の騒ぎ? 」
「あ、龍さん。実は今からゴブリン軍に挑むと言ってる連中がいて「打って出るからどけ! 」と言って門番さんと揉めている所かな? 」
「人数はどのくらい? 」
「4パーテー24人かな? 」
フ~ン!結構いるね?………それじゃ地獄を見てきてもらおうかな♪
与作に盾を渡して付き合ってもらう。
しょうがないからねと揉めている所に行く。
「キーパーさんこんにちは! どうしました? 」
「あ、龍さん、ご苦労様。今ちょっともめててね」
「あぁ! 誰だ! こっちが話しているのに割り込んだ馬鹿は! 」
あ、完全に脳筋組だな。(確定)
こっち見ないで言ってきたな。
「名乗らせるなら先に名乗るのが普通なんだがな………私はGM辺境伯爵様に作戦を押しつけられてめんどくさいな~とマジで思っている………まぁ龍さんといえばわかるかな? 」
クスクス回りが笑っていた。
「な、お前はあの龍さん! ………俺はクラン〈漆黒の闇〉リーダーの絶対零度だ。何のようだ! 」
あちゃ~中●病だわ………ドクターだけでお腹いっぱいなのに? 大学1年位かな?
sin「あれ、クランは第2層に行かないと作れないはずなんだけど変だな? 作れたの? 」
零度「イヤ、クラン予定のレイドパーティーなんだけど! ってコレがすんだらすぐに第2層に行くからいいんだよ! 」
だったらさっさと隣街に行けば良いのにね………お、与作も言うのか?
「たったこの人数(24人)で350匹のゴブリン軍を攻撃に行くねぇ……大丈夫? 」
「問題ない! 我々の殲滅魔法を使えば問題ない! 」
大丈夫か? 他のメンバーは……全員がか……ダメだな! 説得は諦めよう。
「だから今は戦力の集中すべき時なのに」
「キーパーさん良いですよ。逝ってきてもらいましょう。少しでも数を減らしてもらいましょう。辺境伯爵様には龍さんが許可したと言っても良いですよ」
「お、龍さんわかってるね。任してくれ」
脳筋達は何か勘違いしていた。
〔お前らには何も言っとらんがね!〕
「まぁ勝手に逝くのは良いが1つ約束してくれ」
「何だ? 約束って? 」
「簡単さ。この街にゴブリンを連れて来る行為………トレインしないことだ! 」
「大丈夫だ。その前に全滅させるからな。心配ない! 」
「モンスタートレインさせたら罪になるからな。気をつけろよ」
脳筋達は出発していった。
「龍さん、良いのか? 行かせて」
「何、白菜くん? 自殺志願者はいるだけ邪魔でしょう。だったら邪魔されないようにしただけですよ。さぁ、忙しくなるぞ! 」
「何かやな予感しかしないんだけど」
「与作さん、出城の完成度は? 」
「ウ~ン80%位かな? 」
「キーパーさん、南門の完成度は? 」
「完成したと連絡はあった」
「そしたらキーパーさん、辺境伯爵様に3時間後以降にゴブリン軍が来る可能性が高くなったので作戦を前倒しで準備してと連絡してください」
「わかったすぐに伝令を行かせる」
「白菜、付いて来た連中はまだいるよな? 」
「あぁ、いるぞ」
「そしたら悪いが東門の工事手伝うから一緒に手伝ってほしい。2時間以内に完成させるぞ! 」
そう言うと"おお!""やるぞ~!"と聞こえた。
「ありがとう。与作、指示を出してくれ」
「わかった、龍さん」
そのあと工事は突貫で進み、何とか2時間で仕上がった。
やっと終わった~と皆で休憩中、GM辺境伯爵様がいらっしゃった。
「みんな一部のバカのせいで工事を急がせてすまん。だがこれで防衛の方は準備ができた」
みんな疲れていたが達成感があった為に皆で微笑んでいた。
「ここまで頑張った君達に褒美として食事とそれぞれに合う予備の武器を渡します。門の中に戻って左側に食事、右側に予備の武器を用意してあるので受け取ってほしい。なお武器の性能は龍さんが作った攻撃力35の剣と同等の武器だ」
ワアアアアアとみんなが叫びながら門に向かった。
私が呆気に囚われているとGMさんが
「例の脳筋達は案の定ゴブリン軍を引き連れてこっちに向かっていると連絡があった」
やっぱりか……予想通りに来るとわな。(はぁ~)
「それでどの位の規模のゴブリンが付いてきてるの? 」
「ほぼ全てのゴブリン約350匹だなぁ……ただしキングがいないらしい? 」
ゴブリンキングがいない?
「もう脳筋達がまぐれで倒したとか? 」
「それはない。キングが倒れたら一斉メールが流れてるよ。龍さんが北の村を解放した時にもあったろう」
「そうするとこっちを囮にして少数精鋭で他の門に攻撃かな? 恐らく南かな? 」
「何故南? 」
「消去法かな?
・ここ(東門)は囮のゴブリンが来ているから除外、
・北門は北の森が迷いの森だから恐らく来ないので除外、
・西門は東門の反対側なので南門から距離をとっても時間がかかるので除外、
・最後は南門。東門が大群で時間がかかっている内に少数精鋭で攻略する。
以上かな? 」
「じゃあどうすれば良いかな? 」
もう、こっちに振るなと言いたいが時間がないので しょうがない。
「まぁ、最初の作戦では東門でゴブリン軍を押さえて南北の門から打って出る予定だったが そうだねぇ~……」
私は対ゴブリンキングの作戦を考え3つ伝えた。
①東門に現れた場合:南北から打って出てゴブリン軍を3包囲して攻撃 :可能性(中)
②北門に現れた場合:北門の前で引き付けておき 東門より打って出て東門組は東側から北門に 南門組は半数を街中経由で西門から出て西側から北門側面から奇襲する :可能性(小)
③南門に現れた場合:南門の前で引き付けておき 東門より打って出て東門組は東側から南門に 北門組は半数を街中経由で西門から出て西側から南門側面から奇襲する :可能性(大)
そして いつの間にか来ていたGM秘書さんが要点をまとめ黒板に書き込み合ってるか聞いてくる。
〔おい、いつの間に黒板出した? 〕
この後ヴォルフ冒険ギルドマスターを呼んで部隊の人員配置を決めてメールで一斉送信して配置につく。
回りでは "おし、俺は東門だ! ""あちゃ~俺は北だ! ""私は南門の弓隊だわ""何だ? 特別攻撃隊って? ""私はメディックって何? " など色々騒いでいた。
一応ウチのメンバーは、北門が源さん(門の上で固定砲台)、 東門にはリンゴ&みこコンビ(門の上で固定砲台)、南門にドクターKと愉快な仲間たち、そして東門に決死隊として俺、白菜、ninzin、与作と序列2~10位のチームの猛者で対キングチーム と決まり配置に付いた。
そして、工事が終わってから2時間後、配置に付いた1時間後の20時に中二の零がゴブリン軍300匹を引き連れて東門に向かってきていた。
あれほど連れて来るなと言ったのに。
ヴォルフ「監視チームの報告によるとゴブリン軍がいる森の中に入ってすぐにゴブリン15匹位の部隊に対して火系の範囲魔法〈ファイア・ウォール〉(レベル8で取得)を×16人で放ったらしい」
それって森林火災起きない?でもウォール系は壁魔法だよね?
結果、
自分達から見たら相手が燃えてるように見えてたらしい。(勿論ゴブリンは無傷)
↓
そうなると火が木に燃え移るので火災が起きる。
↓
ゴブリンはその火災を迂回して襲い 他のゴブリンの小隊も集まって来る。
↓
あっとゆうまに囲まれる。
↓
そして乱戦になっている隙にえ~と零度君が1人で逃げ出す。
↓
ゴブリン軍から見逃される訳もなくトレインしてまもなく東門まで到着予定←今ここ
ヴォルフ「あの馬鹿は味方の23人を囮に残して逃げて来た」
sin「その23人は? 」
GMさん「教会で神父様の説教中で終わり次第衛兵の刑15日かな? 」
sin「あれ? 零くんは? 」
「すでにレッドだからな。彼次第かな? 」
すでに初のレッド犯罪者として指名手配のメールが出ていた。
すでに東門の出城の跳ね橋は上がっている。
東門を中心に半径250mの円周上に掘りを掘り掘った土で土壁をつくった。
跳ね橋は3ヶ所、中央に幅10m級1ヶ所と左右端に幅3m級×2ヵ所作ってある
〔現在封鎖中〕
そして東門の上に巫女アーマー服セット装備したリンゴ&みこコンビが現れると回りが大騒ぎになった。
"誰だ?あの猫耳巫女様姉妹は! ""何だ?神が降臨した! ""巫女姫姉妹様カワイイZooooo! ""巫女たんhaha! "とか聞こえていた。
〔最後のまじでピチュンだろう〕
そして城壁の上にはキーパーさん発案のボーガン部隊50人が配置に付く。
出城の中には防衛担当の弓隊及び魔砲隊が並び、跳ね橋前には近接隊が集まっていた。
のんきに東門の所で休んでいた私の所にGM秘書様が来て「一緒に来て下さい」と首を捕まれてドナドナされた?
体が動かん? 何でだ!
〔GM権限仕様ですけど何か? キリ! 〕
中央の櫓にはGM辺境伯爵様にヴォルフ冒険ギルドマスターとドナドナされてレイプ目になってる私がいた。
〔何でこうなった! 〕
●●●
何とか間に合った! 良かった良かった
作戦は3パターンあるよ
猫耳巫女姉妹神が降臨された
1/4 修正しました