βテスト編 3話 チュートリアル1
第3話です
さぁチュートリアルです
が、何か不穏な雰囲気が……
そこは見渡す限りの草原………の中に一本道。
遠くに城壁? 見たいのが見える。
「チュートリアルを始めます。……あの……始めますよ」
は! まずい、景色に見とれてた。
「すみません。景色に見とれてました。思ってたよりリアルで綺麗だったもので」
「ま〜しょうがないかなぁ。ほとんどの人は「再現度すごい!!」て固まってるらしいですし」
案内人、いろんな人を案内していたのでは? 思ったが一応スルーする。
「何か変なこと考えていませんか? まぁ良いでしょう。それではチュートリアル始めます」
「まずは情報画面を出しましょう。一言「メニューオープン」と声又は右手を斜めに上から振ってください」
右手を振って見たら目の前に[メニュー]と書かれた透明な板のような物がでた。
「[メニュー]画面が出ましたらまず[装備]を指定し武器、防具等を装備してみましょう」
早速[装備]をタッチし装備を見る。
[初心者の刀] :攻撃力+5 重量2 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者の鉢巻き] :防御力+2 重量0 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者の胸当] :防御力+5 重量2 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者のシャツ] :防御力+1 重量0 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者のズボン] :防御力+1 重量0 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者の靴] :防御力+2 重量1 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
[初心者のアイテム鞄]:アイテムを入れる鞄(ウエストポーチ型)
重量0 耐久値∞
(但しレベル10以上は使用不可)
内容量最大20(種類)×99(個)
へ〜これを装備すればいいのかな?それではポチっとね。
瞬く間に装備される。へ〜こうなるのか。
「[装備]ができたようなので次にアイテムを確認しましょう。[アイテム]の所を押してみましょう」
[アイテム]をポチっと。すると[初心者のアイテム鞄]と表示が出る。
この世界(freedom world Online)は俗に言う"イベントリ"とかアイテムBOXとかの機能は無いことにしたらしい。全て鞄で通すとのこと。
「[初心者のアイテム鞄]と表示が出ましたら押してみて下さい」
ポチっとね。するとアイテム一覧が出てきた。
空き容量 6/20
[初級HPポーション]×6 :HPを20ポイント回復 青汁味
傷に掛けても良い 飲むの推奨
[初級MPポーション]×5 MPを20ポイント回復 せんぶり茶味
飲まないと効果はない
[初級鍛治セット] :鍛治をするための最低限の道具が
入っている道具箱
[初級革加工セット] :革製品を作るための最低限の道具が
入っている道具箱
[初級錬金術セット] :錬金術をするための最低限の道具が
入っている道具箱
[初級調理セット] :料理をするための最低限の道具が
入っている道具箱
結構入っていた。
「初級セットは最初にスキルを選んだ時に生産系スキルを選んだ場合のみ付いてくるそうです」
へ〜。後からスキル選んでだら買わなきゃいけないのかかな? 危な!
「では[初級HPポーション]を出して見ましょう。[初級HPポーション]を押してアイテム鞄の所に手を当てて下さい」
すると濃緑色の液体が入ったリ〇ビタ〇Dの用な入れ物が出てきた。
「では初級HPポーションを飲んで見ましょう(笑)」
多分不味いよね〜と思って何気に妖精を見たら何故かHPゲージみたいのが見え僅かに減っていた。
多分運営……ゲフンゲフン……要望には答えなければいけない。
「あれ? アイちゃん、アイちゃん! 頭の後ろに糸屑が付いてるよ。取ってあげる」
「え! ……どこどこ? 取ってえ〜! 」
動かないでと言って後に周りすかさず蓋を開けて頭から掛けた。
「ワ〜何するのよ! ……ん、ペッペ口に入った! ……ウェ〜不味い~! 」
確かに不味いようだ。お、回復したようだ。
「何するのよ! 私何かしました!! 」
「いや〜HPゲージが減っていたから回復をしてあげたんだけども余計だったかな? 」
「え!……私にHPゲージは無いはずなのに? 」
その時"ピコン"と音が鳴り目の前にメッセージが出てきた。
『隠しクエスト[妖精さんを癒やそう]をクリアしました。チュートリアル修了後報酬をおわたしします』
え、チュートリアル中にクエスト在るの?とおもっていたら"ポーン"と音が鳴り目の前ウインドに"メールが届きました"とメッセージが出てきた。
[メール]の所を押して見たら[運営よりのお知らせ]と入っていた。
確認のため[運営よりのお知らせ]をポチっと押す。
『この度(freedom world Online)βテストに参加して頂きありがとうございます。さてこの隠しクエストですが余りにもそこの妖精の普段の勤務タ・・・ゲフンゲフン、イタズラが酷いのでOSIOKIついでにした隠しクエストのテストでした。今の所誰も気づかず困っていたところsinさんが気づき第1号となりました。ありがとうございました。報酬は良い物を用意しています。お楽しみに。引き続き(freedom world Online)をお楽しみください。……追記:おい妖精後でお話が有るからちゃんと統括本部長室に来るように』
へぇ〜隠しクエストか。何気に当りを引いたみたいだな。
あ、妖精がガクブルしているし?
((((;゜Д゜)))ガクガク
「あ〜アイちゃん? 仕事しよう」
「………は、今私はナニヲシテ……? さて次は[ステータス]を確認してみましょう」
あ、あの妖精スルーしたよ。だからか! 色々残念なのか。
「……何か変なこと考えていませんか? 」
「気のせいです。気にしすぎデスヨ! 」
これ以上は藪蛇なのでとっとと[ステータス]をポチっと押す。
[ステータス]
プレーヤー名 :sin
種族名 :龍人族[水]
職種 :―――
レベル :1
HP :250/250
MP :100/100
状態 :〈種族ペナルティー発生中(1/4弱体中)〉
称号 :
固有スキル :[部分龍化]レベル1
[龍魔法]レベル1
〔火1.水1.風1.土1.氷1.雷1.光1.暗1〕
[龍砲撃]レベル1
[龍眼]レベル1
〔[鑑定]1.[千里眼]1.[威圧]1〕
[龍剣術]レベル1(刀1)
メインスキル :[鍛治]レベル1
[革加工]レベル1
[錬金術]レベル1
[陰隠]レベル1
[料理]レベル1
サブスキル :ーーー
装備 [頭]:初心者の鉢巻き
[防具上]:初心者の胸当て
[防具下]:
[防具腕]:
[防具足]:
[防具靴]:初心者の靴
[中着上]:初心者のシャツ
[中着下]:初心者のズボン
[防具他]:
[鞄]:初心者のアイテム鞄(6/20)
[アクセサリー]:
[武器1]:初心者の刀
G :1,000G
「あれ、攻撃力とかはわからないのかな? 」
「それは最初の内はわからない方が面白い! と私が提案したら通っちゃった。テヘぺろ☆」
かなりめんどい事になってるようだ。
妖精を捕まえ残っていた初級HPポーションを口の中に流し込んだ。
ベツニモンダイナイヨネ?
「うぁっ・ペッペッペ・ウェ〜〜不味い(>o<")気持ち悪い」
あっちこっち妖精が転げ回っている。
「動画撮りたいな」
そんな機能無いかなとウインドを見ていたら"ポーン"とまたメール。
『一応記録してますが欲しいですか。必要でしたら後でデータを部屋のPCに送って置きますよ。なおスクリーンショットの機能は後日付けますのでしばらくお待ち下さい。運営』
さすが運営さん。解ってマスネ。
お、妖精が起きた。
「もお〜いきなり何するのですか!味覚が死んじゃうじゃないですか!」
怒っている妖精にさっきのメールを見せてみた。
「坂元《GM》さん!何やってるのよ!」
"ポーン"とまたメール?ん、妖精に届いたようだ。
ん、またガクブルしだしたな……何が書いてあるのかな?
((((;゜Д゜))) ガクガク
「おーい、アイちゃん戻って来い。仕事は? 」
「………は、今私ハナニヲシテイ……? さて次は戦闘をしてみましょう」
妖精アイちゃんはブレナカッタ?
さすが妖精アイちゃん。ブレナイデスネ。
お陰でチュートリアル終わらなかった(笑)。
次でチュートリアル終わらせたい。
1/4 修正しました。