βテスト編 25話 北のフィールドと肥料
会議も終わったしあれ? ……雰囲気が?
さぁ、おでかけしましょう!
ninzinくんは、お留守番です(笑)
さて会議も終わったしみんなの所に行きますか。
おや?皆さんの顔色が青いですね? どうしたのだろうか?
源さん達はどこだ……あ、いたいた。
「源さん? みんなどうしたの? 」
「sinさんや、この後何をするのかを見たらああなるだろう? 」
「龍さんは運営さんと同じド……いたい イタイ 痛いですハナシテ~~」
「ninzin君はあまり成長が無いですので源さんの畑全て耕しておいてもらうとして」
「無理ですよ!全ての畑ナン……痛い いたい イタイ やります ヤリマスカラハナシテ~~」
「ninzinはほっといて龍さん? 私達には指示がないけどどうなってるの? 」
「ninzinはどうでもいいがどうなってるです? 」
「ninzinはバカだから良いけどどうなってるの? 」
「ninzinはこき使うがどうなってるのじゃ? 」
「皆で酷くない。何で? 」
「「「「「「イジラレ役だから? 」」」」」」
「何でこうなったんだ! 」
ワハハハと皆で笑いあった。
「実はちょっとした依頼があってね。ここでは話せないので源さんファームに行くぞ」
源さんファームに移動しました。
話し合いはアパート風シェアハウス 別名リンゴハウス(何で!byリンゴ)のリビングでお茶しながら。
「一応最初に言うがこれから話す内容は私かGMさんか運営さんがスレに載せるまでは内緒にして欲しいらしい。ばらしたら運営よりピチュンだそうだ」
「またな〔ガシ〕……何でもありません・サー」
「まぁ 少しは成長が無いとなninzin。もっとも畑の耕しが有るから留守番だが」
「そんな~~連れ(ジロリ)……何でもヤリマス・サー」
「後畑に水撒いとけよ。風と水魔法複合で[レイン]て言うのが有るからな」
「それは便利な魔法じゃのう。耕した後に撒けば良いから頼むぞ」
「サー・イエス・サーやっておきます(涙目)」
「sinさんこれからも弟の調……もとい指導の方をお願いします」
「別に調教でいいんじゃないの?リンゴさん」
「そうですよ、調教してもらった方が良いですよ。ninzin君のために」
「その辺の農業関係諸々の指導は源さんの方が良いような気がね」
「よし、ワシに任せとけじゃ。立派な農業戦士にしてやるわ。覚悟は良いかじゃ」
「わかりました・サー。立派な農業戦士になります・サー」(涙目)
「終わったらイヤと言うまで調薬させてやるからな。取りあえずは 初級ポーション+ を500本位、製作させてやる。レベル上げにいいぞ。嬉しいだろう」
「ウ・ウレシイデアリマス・サー」(涙目)
「さてninzinイジリもここまでにしてまずは今日の予定だが」
リンゴさんみこさんコンビはninzinの見張りついでにみこさんの弓の練習(200m先の的を当てる)をしてもらう。
もちろん弓に慣れてもらうため。
〔予備のトレントの長弓を渡す〕
源さんと白菜は私と一緒にある場所に行ってある物を預りイースト街まで運んで来る仕事の依頼を受けるため冒険ギルドに行きついでに総合ギルドに行く。
本来は冒険ギルドで受ける依頼なのだが源さんがまだ討伐したことがなく(初めて街の外に出たのは昨日の収集の時)冒険ギルドに登録ができないので依頼が受けられないのでついでに討伐依頼を受けてから行くことになった。
「さて、依頼の内容だがこれから北のドワーフの村まで鉱石を取りに行く簡単な仕事だ」
「「「「「エぇぇぇ! 」」」」」
「そんな情報は聞いたこと無いですよ」
「「私もです」」
「私は噂で北の森の中のどこかに鉱山が有るというのを聞いた事が有りますけど」
「みこさんおしい。実はその鉱山のある所がドワーフの村なんだな」
「あれ? でも北の森なら結構探索しているパーティーがいましたよね? 何で見つからなかったのかな? 」
「それは北の森が特殊なフィールドでもあるとゆう事を知らないから? 」
「「「「「特殊フィールド? 」」」」」
「北の森の別名は迷いの森、つまり森の奥に行こうとしても何故かいつの間にか元来た場所に戻ってしまうとか、二度と出て来れなくなる等、色々とある森なんだ」
「それじゃどうやって行くの? 」
「以外と単純だよリンゴさん。生産ギルドからの依頼を受ける事かな」
「「「「「え、それで行けるようになるの? 」」」」」
sin「ちゃんとした指名依頼を受けてある道案内アイテムを借りて森に入れば迷わず行けるし村で認められれば通う事もできるようになるよ」
「それじゃ村で認められれば鉱石掘放題なのですか? 」
「白菜くん、さすがにそれは無いのでは? まぁ行ってみればわかるだろうけどね」
「あれ、いつ依頼は受けてたのですか? 」
「みこさんが思うのはもっともですね。実を言うと、今朝生産ギルドに用があってね、その時に受けたんだ」
生産ギルドで鉄鉱石などの鉱石が不足してきたので取ってきてほしいとトアさんより直々の依頼だった。
「そしてこれが[道標のコンパス]と言うアイテム」
[道標のコンパス(ド)]
解説:特定の場所まで案内してくれるアイテム ドワーフの村まで案内してくれる
「このアイテムがあればドワーフの村まで行けるんだがおそらく他にも有るだろうね」
「そうすると他の街や町村に行くにもコンパスが必要? 」
「そうなんですか? 他にも行けそうなコンパスがある気がしますけど? 」
「正直みこさんの勘はスゴイかも! 他の村と次の街の情報は有るけどね」
「「「「「え、有るの? 」」」」」
「え~と……みんなで攻略でもしたいの? 」
「ワシは畑の耕しがしたいからのう……と言うか攻略て何かのう? 」
「「「「エ~~そこから? 」」」」
「え~と 源さんは他の町や村には興味無いの? 」
「ワシは畑とうまい野菜があれば文句はない! 」
「あと孫は? 」
「おぉ! そうじゃった、孫は良いものだ! 」
「まぁ源さんは基本農家のプロだからこういうゲームはやらない人だからね」
「へぇ~だからゲームの事がさっぱりで畑や野菜の事がめちゃくちゃ詳しいのか」
「ninzin、あんたも実家の畑を継ぐのだからしっかり源さんに指導してもらいなさい! 」
「ninzinはこれから昨日山から取ってきた腐葉土を畑に撒いて耕しておくのじゃ」
「あ、鉱石運ぶのに使うからギルドから戻るまでに土嚢袋から腐葉土出しておけよ! ninzin」
そう昨日、北の森で回収していたのは腐葉土だったのだ。
リアルでも畑をただ耕して種を蒔いただけでは野菜は育たない。
そこはゲームだからとは いかなかった。
〔運営さん達はドSです……たぶん〕
リアルでも肥料を撒かないと土地が痩せて野菜は育たないし枯れる。
リンゴたちは運営の罠にハマッタが源さんはリアル農家なので普通に肥料を買い畑に撒いていた為枯れる事は無かったが源さん的にはいまいちだったらしい。
肥料も高く収支もトントンの為どうしたものかと考えながら畑を耕しているときにsinと再会。
源さんの話を聞き北の森の中に枯れ葉が堆積しているからそれ使えないかと提案。
〔歩きにくいほどた溜まっていたからね〕
その後 パーティーを組んで sinが 武具、道具等を作り 昨日装備を配り 腐葉土を回収 イベントで土地を手に入れ 今に至る。
後に、源さんは凄腕の野菜農家として有名になっていく事に……
この後、ninzinが畑に腐葉土を撒いているうちに源さんと総合ギルドで依頼を受けてから北門で白菜と合流してドワーフの村に出発した。
なお源さんは販売実績がたまり めでたく商業ギルドの登録ができるようになっていた。
受付嬢から商業ギルドの招待状を源さんが受け取ってたがもう1枚出され「sinさんもですよ」と言われ受けとる事に?
理由を聞くと生産ギルドでの納品と特許関係で実績が有るので登録して下さいとの事。
回りを見ると皆で"またなんかやったのか? ""さすが龍さま! ""受付嬢のスマイル欲しいなー" などの声が聞こえたので そそくさと ギルドを出た。
●●〇〇〇〇
源さんは畑と孫命です
畑に肥料は当たり前ですね
さあドワーフ村に出発です!
1/4 修正しました