表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自由な人たち (freedom world Online)   作者: 親戚のおっさん
28/153

βテスト編 24話 作戦会議[後半戦]

では会議の後半です

作戦は龍さんに丸投げ?

「龍さんならどう守る? 」


おいおい、こっちに振るなよ! 相手の規模もわからないのに……

……おや? 舞台袖に隠れているのは。


「おいおいGM辺境伯爵様は丸投げする気かな? 」


「そんな事は無いが一応参考にしたいからな」

〔チィ、気付くか……〕


「参考までならか……それなら全体の指揮をそこに隠れている冒険ギルドマスターのヴォルフさんがするなら話すけど? 」


「………おい! 龍さん、そこで俺に振るな! 仕事増やすな! 普通はGM辺境伯爵様が全体の指揮を執るのが普通だぞ!? 」


「あ、全体じゃなくて冒険者の統括だった! 隠れてたから仕切りを押しつけて逃げる気だったのかと思ったよ」


「ウグゥ! ソンナコトナイヨ。それよりゴブリン軍の規模が判明した! 」


「何! 本当か!? で規模は? 」


ヴォルフさんが黒板にゴブリン軍の規模を書いていった。

なになに………え、


ゴブリン×330匹

ゴブリンリーダー×30匹

ゴブリンアーチャ×20匹

ゴブリンメイジ×20匹

ゴブリンナイト×10匹

ゴブリンキング×1匹


……なんでこった……結構ヤバイぞこの数……


「この情報は間違いない情報? 」


「あぁ、探索専門の冒険者(NPC)が確認してきたからな。間違いはない」


ヤバイな……まさかザンネンのイタズラの影響か?


「思ったより多いな! それにキング種か……どうする龍さん」(ニヤリ)


どうも違うみたいだな。


「何故にこっちに振る? ……皆もなぜ見る……あぁわかったよ! 」


GM秘書さんに新しく黒板を用意してもらい(一瞬で出てきたよ)街の周囲の地図を書いた。


「龍さんはもうここまで調べていたのか? 」


「まあね。ちょっと調べればこのくらいすぐ集まるよ……よし! こんなもんかな……」


この後ヴォルフさんにゴブリン軍の位置を書いてもらい進行の予想と可能性を話し、防衛の要所と迎撃の対処を説明した。


……あれ,皆さん静かですね? ……反論は無いのですか?


「………素晴らしい! お見事です。反論は出ないでしょう。ここまで完璧なら作戦も任して安心でしょう。皆さんどうでしょうか」


おいGM、煽るな!! ヴォルフまで「素晴らしい」なんて言うな!! みんなで拍手するな! 与作笑いすぎだぞ! ア~モウどうしてこうなったんだ!!


「龍さん諦めが肝心だよ。ドクターにかき回されるよりはマシじゃね? 」


与作め、余計な………確かにそうだが………


「そうゆうことだから諦めて作戦案を出してね! 」


GMさん、少しは考えろ!


ヴォルフ「そうそう頼みますよ龍軍師殿! 」


ヴォルフめ、押し付ける気満々じゃないか!

ア~モウワカッタヨ!! そんなに地獄が見たいなら見せてあげようじゃないか!


「一応作戦はある。が準備が大変だが文句は言うなよ! や……文句はGMと運営に言えよ! 」


そして作戦案を黒板に書いて行く。


防衛陣は、ここを……それで………こう来たら……そんで………ですかね?

攻略は、そこで………で、ここで……そうして………最後に……ですね!?


みるみる皆さんの顔色が青くなっていく。

そしてGM&ギルドマスターの方をにらんでいく。

〔ヘイトが上がってます〕


「さてこんなもんかな? ……あとは何かあるかな? 」


皆さん青い顔してどうしました?


「無いようなら準備が有るから皆さん頑張りましょうね」


そして11日夜までの作業分担別に部隊を別けて各々のリーダーを決めてからチームの振り分けをした。

それをGM秘書さんがまとめた物をメールで一斉送信して会議が終わった。

さてどうなるやら?



会議の後のGMさん達との会話


「龍さんも以外と鬼畜ですね」


「全くだ仕切りを押しつけてやがって」


「運営さんほどでもないよ。それでこのゴブリン軍の数はザンネンの影響か? 」


「え、そうなのか? 俺は聞いてないぞ! 坂元さんどうなってる? 」


「本名言うな田中ヴォルフ君。まぁ龍さんの予想とはちょっと違うけど」


「何かものすごく気になるけどね。本当はもっと数が多かったりして? 」


「ほ~よくわかりましたね。本来、《ゴブリン軍の進行》は15日の朝からの予定でね。その為本来は15日時点でゴブリンの数が500匹になるよう設定してあった。」


「つまり予定が速まったから……」


「数が減った? これは良かったのか悪かったのか微妙だな? 」


本当、この運営はドSだな。500だったら更に面倒くさいぞ。

でも早すぎでもダメか? みんなレベル低いしどっちが良かったのか?


「はぁ~他のサーバー担当GMに文句言われるよ。楽しやがって! て言われて……」


それは管理者としてはしょうがなくないか。

ザンネンの管理不行き届けでね。


「まぁ諦めて逝ってらしゃいかな? GMさん」


「お前らは準備時間があっていいよな! と言ってあげれば? GMさん」


「そうかな? ……そうだよね! うん、そうしよう」


あれ、ちょっと開き直ったかな?これは釘打っといた方が良いかな?


「あぁそうそう衛兵さんから量産型ボーガン100挺の発注が有ったから生産ギルドから請求書が辺境伯爵様宛に有るから支払いよろしくね」


「え…………わかりました。(一体いくらぐらいの請求になるやら)



●●〇〇〇

龍さんの作戦は準備が大変です

ゴブリン軍の数は多かったのか少なかったのか?

GMさんに請求書を!


1/4 修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ