βテスト編 23話 対策会議[前半戦]
さぁ会議です
おや様子が………
中央公園に着きましたけどなんだ?このカオス状態?
源さん達に合流して話を聞いてみよう。
「源さん、この状態は何? 」
「さぁ~なんだろうね? 儂らが来た時にはすでにこの状態だったかのう? 」
「源さん久し振り? 俺です俺、俺! 」
「オレオレ詐欺は儂の子供の頃に流行ってたが今は引っ掛かる方が珍しいからのう」
「だから俺ですよ! 光ですよ」
「儂の知ってる光は人族だぞ! オレオレドワーフには知り合いはいないのじゃ!! 」
「え、それはリアルの話ですよね? こっちではドワーフなんですよ! 」
「クックック、与作さん必死だな。源さんそろそろ許してあげたら? 」
「そうじゃのう。光、変わりすぎてわからんぞ! 」
「エ~かっこいいでしょう! ドワーフ? このパワーなら!? 」
「まぁこのパワーバカはほっといて「おい! 」この状態わかるのいる? 」
「私達も来たばかりなのでよくわからないわ? 」
メンバーの中にはいなかった、ん? 猫娘が2人?
「おや? そちらの猫人族の方は確か? 」
「あぁ! この子はリアルで私の高校時代の後輩でキャラクターネームは………」
「みこです。その節はありがとうございました。おかげ様で何とかなりそうです龍さま」
「げ、みこ姉までテイムし……"ガシ"……痛い いたい イタイ ハナシテクダサイ……」
いつものようにアイアンクロウして黙らす。
「ninzinはもう少し考えてから話そうね。まさか みこさんがリンゴ姉さんと知り合いとは世の中狭いね」
「ほんと狭いですよね。まさかリンゴ姉さんとチーム組んでるとは思いませんよ」
「それでみこをチームに入れ「いいよ」て、えぇ!?………あ、ありがとうございます? 」
「まぁホンネは遠距離攻撃できる人? が欲しかったのとリンゴ姉さんがOKの人なら大丈夫だろ。ninzinだと無理だけど」
「確かにこのお調子者はダメだしね」
「本当、以下同文ですね」
「確かに昔ッからそうよね」
「昔は知らんが……そうなんだろうなぁ? 」
「皆でひどくない? 」
ワハハハとninzinイジリもほどほどにからかっていた時にちょうど9時の鐘が鳴り舞台にGMさん イヤ"GMイースト辺境伯爵様"が降臨した。
「皆さん、防衛戦のためにに集まってくれてありがとう。この依頼は強制ではありません。中には戦いたくない、生産職なので無理と言う者もいるだろうと思うがそのもの達の意思は尊重するので希望者は総合ギルドの方に行ってもらいたい。そして出来れば6人パーティーを組んでもらいたい。1パーティー=1小隊として行動する形になるのでよろしく頼む。パーティーを組んだら今からパーティー登録をしますのでリーダーを決め登録をして下さい」
元々パーティーには1枠空いてたのでみこさんに入ってもらい6人パーティーができた。
そしてリーダーを決めようとしたら満場一致で押し付けられた。
〔なんか理不尽な? 〕
パーティー名も〈龍さんと愉快な仲間達〉になっていた。
〔あれ? 源さんとじゃないの? 〕
そしてウインドが現れて名前を登録して仕方が無いのでOKボタンをポチット押す。
与作の所は代理で与作がリーダーになっての参加になったようだ。
〔ドクターの代わりにと……ってドクターがリーダー!? 大丈夫か?〕
「参加パーティーが決まった様なので締め切りとする。……参加チーム数は768チームになります」
おや、思ったより多いな?
ここの第1サーバーは約5000人だから脳筋率高いのかな?
「ではこちらの独断と街の貢献度と実力等で選ばれた代表50人? のリーダーは作戦会議を行いますのでステージの方へお越し下さい。選ばれた人には招集状が出ますので確認の上来て下さい。尚、会議の内容は登録者全員のウインドウ上で中継映像が出ますので確認して下さいね」
おいおいステージの上は恥ずかしいだろうと思ったらウインドが開き『招集状 1 』と表示が出た
「与作の所は出たかい? 」
見たら『招集状 50 』と出ていた………50?
「何とかギリで入ったみたいだよ。龍さん所は………1ですか! そうだよな………たぶん!? 」
おい! なんだとたぶんって! ………え、源さん達まで頷くのは何でですか?
舞台上ではGM秘書?さんがマイクをもって
「では会議参加小隊のリーダーは至急お集まり下さい」
と、言ってきた。
"エェ~あそこに行くの?"と思ったら与作に肩をつかまれて「行くぞ」と一声かけられて連れていかれた。
〔行きたくねぇ~〕
そしてチームの方を見ると皆で手を振り「「「「「逝ってらしゃい」」」」」と言っていた。
〔なんか字が違うぞ!〕
舞台に上がるといつの間にか円卓が出来ていた。
〔もう突っ込まんぞ!〕
GM秘書さんが円卓のうえの数字の所に座るようにと言っていた。
私はどこだ?と見てみると・・げ、GM辺境伯爵様の隣かよ………ニゲタイ……
するといつの間にGM辺境伯爵様が肩を掴み「席に着こうか」と言い引きずられ席に着かされた。
〔何でだ! 理不尽だ!! 〕
「さあ席に着いてくれ。席順の説明もするから取りあえず座ってくれ」
ザワザワしていたが皆席に着いてGM辺境伯爵様の発言をまつ。
「まず今日は集まってくれてありがとう。現在第一サーバーでの総合順位トップ50のチームの代表に来てもらっている」
GMさんによると選出方法は単純に個人の 討伐ポイント+街や市民への貢献度+生産やクエスト等の実績 をチームで合計し平均値を出して順位にするとこうなったらしい……え?
「まぁ簡単に言うとこちらの50位のドワーフの樵君の所は討伐数はトップなのだが素材の納品の数や商品の質や街の好感度がね……足引っ張っているのがいてギリ50位に入った状態だね」
やっぱりな! ドクターKいなくて良かったよ。たぶん暴れ……いないから良いか。
「そしてこちらの1位の……まぁ龍さんの所は討伐数はそこそこだが龍さんが生産実績と貢献度がブッチギリでトップで農家の人が野菜の納品とか貢献度とかでが追従してるから総合で1位になってるね」
へ~源さん結構やるね……ん? 俺ブッチギリ??…… 何で?
「あの~ブッチギリって何? 」
「おいおい本気で言っているのか?………みたいだな。はぁ~良いか………」
説明を要約すると
・生産関係では複数の中級技能持ちで生産ギルドに登録済(まだ他にいない)
・中でも例のボーガンを作った技術力と一番効き目のあるポーションの製作
・今までに製作した武具の販売実績
・NPCとの良好な関係(毎晩飲みあかしているのはsinだけだとの指摘)
・討伐でも数はそこそこだが確実に依頼の達成と素材の納品
と多々有るらしい。
へぇ~と言っていたら
「そもそも龍さん、完全に自覚無いだろう。って聞くだけ無駄か」
「え~とそうかな? ………そうなの? ………そう………? 」
円卓に座っている人? 達も頷いている………何で?
「まぁこんな事になっていたのでわかってくれれば良いから」
全員頷く………何で?
「それでは防衛戦についての話を始めようか」
それから様々な提案、話しが出たがこれだ! ……とゆう意見は無かった。
〔中にはゴブリン位俺様のチームだけで蹴散らせると豪語する脳筋がいたが〕
「所で龍さんは何か無いですか? 」
このタイミングで振るな!! "シ~~ン"……皆で注目するわな!
「ここで振りますか? まぁしょうがないか。所で肝心な情報が抜けてませんか? GM辺境伯爵様」
「……何の情報かな? 」
私は疑問点を提示した。
・今回のゴブリン軍の規模と上位種の情報(上位種の種類、数)
・現在の街の防衛能力の情報の開示(衛兵、騎士の人数)
・今現在の街の備蓄状況(武具の準備状況、食料の備蓄状況)
・前回(10年前? )の襲撃の情報(過去の戦訓など)
・援軍の情報(王都か他の街からの援軍は? )
と言うと回りから「「「「「「「何その話? 」」」」」」」とザワつき出した。
GM秘書がいつの間にか黒板に今言った事を書いてるし。
〔いつの間に黒板を出した? 〕
「ちなみにどこまで知ってるのかな? 」
「まず……上から説明しますか……(ハァ~)」
一応大まかな情報ですよと ことわり話す。
・ゴブリン軍の情報は今の所300匹以上の規模で間違いなくキング種がいる事(未確認)
・衛兵は150人、騎士は50人が常設のこの街の軍備(他の町や村の情況は? )
・備蓄状況は予備の武具以外はおおむね問題なし。
・前回の襲撃は150匹規模でかなりヤバかったらしい?
・王都や他の街も存在するらしい? が援軍の要請したの?
こんな所かな? と説明をした。
「龍さん、ちなみにその情報はどこから? 」
「あれ? 掲示板に衛兵さんにボーガンの発注が有ったって書いたよね? その時に色々とね。それに街の人達にいろんな話も聞けたしね。商業商隊の人からも話を聞いたしね………」
………あれ? みんな静かになってるね………どうしたの? ………与作まで?
「龍さんの情報収集能力凄すぎないか? ほぼ合ってるから驚きだよ………」
〔SGMが鬼畜仕様にするわけだな。こんなのがいれば………〕
「普通に住人(NPC)に話せば教えてくれるぞ」
「まぁそれが出来ない人? が多いからな………」
「そうなの? フ~ン………所でどうするの? 作戦は? 」
「そうだなぁ~! 龍さんならどう守る? 」
●●〇〇〇
与作とninzinはイジラレ役に
龍さんは天然の無自覚ですね……
龍さんの情報収集能力は半端ないですね
そしてGMさんのムチャぶり
1/4修正しました。