βテスト編 13話 生産ギルド
主人公がヤバイ……どうなる?
生産ギルドに行きましょう♪
総合ギルドから出ようと後ろを振り向くとその場に居たPCに遠巻きに囲まれてた。
あ、ヤバイ………ドウシマショウ?
また振り返りリースさんに助けて欲しいと目で訴えてみた。
すると奥からギルドマスター登場!
「おい、お前ら何集まっている?一応言っとくがオレがここ総合ギルドのギルドマスターで東雲と言う。お前ら依頼も受けずに何やってるんだ! 」
え、東雲(運営)さん、ここは煽ってはまずいのでは?
「いいか! お前らはまだまだヒヨッコだ! おそらく角兎に殺られる位の弱いヒヨコだ! だがヒヨコだからと言ってあきらめていないか! それとも楽に強くなれる方法があると思っているのか! だがな何故ギルド職員に相談しない? 何故訓練場を使わない? 生産をしてる者は何故工夫しない? 何故街の職人に聴きに行かない? お前らは何がしたいのか? 何になりたいのか? その辺を良く考え行動するように!! ヒヨコだって鍛えればいつかはコカトリスになるかもしれない! 狼だって頑張ればフェンリルになるかもしれない! だからお前らも訓練や修行すればいいんだ! やればできる! さぁ何してる!! さっさと仕事しろ!! 」
東雲(運営)さん 漢 だね! まじカッコイイ! ………て何気にヒント与えて良いのかい?
騒然としている中 気づいて外に走る者、近くに居たギルド職員に質問している者、何言ってるんだと騒ぐ者、と反応があって見てる分には面白いだろうが………
ん、リースさん、手招きしてる? ついてこいって事かな? ついて通路の奥の方に行くとドアがありリースさんが「どうぞ」と言うので開けたら裏口でした。
「リースさん、ご迷惑をかけまして申し訳ありません」
「いえいえ、ギルド長から色々聞いていましたから気になさらないでください」
「それでこれなんですが受け取ってもらえませんか? 」
「ギルド職員の立場ではsinさんから金品をもらうのは規律違反なのですみません」
「それはわかりますが私たち冒険者や職人達が困りますし今回の原因の一部解消にもなりますので」
「どういうことでしょうか? 」
「最近ギルドに登録した者の中には[鑑定]スキル持ちが少ない事、シャイな人? が多い事、さらにはリースさん姉妹の識別が出来ないと言う問題があります」
「区別がつきませんか? とゆうか何故区別がつかないのが問題なのですか」
「区別がつかないと例えば朝依頼をリースさんから受けたとします」
「そうですね」
「依頼を完了してギルドに戻った時にはリースさんに完了報告したい訳ですよ」
「それは嬉しいですね」
「しかしギルドの窓口は5ヵ所、忙しい時は姉妹総出で対応、その時リースさんは何処? 」
「あ、何となくわかりました。たまにライラ姉さんやローラに間違われるからね」
「やっぱり依頼を受けたら受けた人に報告したいんですよ。シャイな人? ほどね」
「そうですね。所でsinさんは良く区別できますよね」
「それはリースさんに姉妹を紹介してもらった時に眼の色が違うのに気がついたからですよ」
「良く気づきましたね。私たち5姉妹は属性によって眼の色が違うんです」
話を聴くとライラさんが水属性、リースさんが風属性、ルビーさんが火属性、レーナさんが土属性、ローラさんが光属性らしい。
「それでこちらを用意しました。属性色別の髪飾りです」
アイテムを渡す。
[風の髪飾り]風属性魔法効果(微) 重量0 耐久100/100 製作:sin 解説:sinが試作で製作した髪飾り 緑色の狐顔のワンポイントが付いている 価格:100G
「え、良いのですか? こんな良い物を」
「えぇ、他の姉妹の方の分も属性別で有りますので渡しといて下さいね」
「ありがとうございます………でも規律が………」
「あぁ、それなら大丈夫ですよ。ギルドマスターには許可をもらってますから後で確認して下さいね」
「マスターの許可、いつの間に取ったのですか? 」
「先ほどね。それに東雲さんも時々間違えるからちょうどいいと言ってましたよ」
「ギルドマスターが? ふふ、確かに時々間違えてますね。しょうがないですね」
「私も付与術の練習になりましたので良かったですよ」
「それではこれで。髪飾りありがとうございました。早速付けますね」
そして私は裏口から出てまず生産ギルドの方に向かった。
このあと総合ギルドの受付嬢さん達が色違いの髪飾りを付けたので話しやすくなったのか問題は徐々に解決に向かった? のか。
さて生産ギルドは何処かな? と中央公園から南門の方に向かって行くと って 師匠達の店が通りの反対側じゃないか! orz
こんなに近くだとは!!まさに灯台もと暗しじゃないか!
しかし見た目が片側傾斜のレトロな工場? 煙突も大きいし高いなぁ?
〔なんで外から見えなかったのかな? 〕
昔教科書で見たかな?
昭和中期の高度経済成長期の頃だっけ?
入り口から中に入り受付に向かおうとして軽食コーナー? の方を見ると何故か師匠達が酒盛りしてる?
〔何やっているんだ? 〕
さらっとスルー?して受付窓口の方に行く。
〔師匠達、めっちゃ見てる!! 〕
「生産ギルドイースト支部へようこそ!担当のトアです………どうかしましたか? 」
目の前には何故か幼女が……… !! は、まさか?
「付かぬ事を伺いますがもしかしてあそこで酒盛りしているトイ師匠の姉妹さまですか? 」
「えぇ、トイは私の妹よ。もしかしてあなたが弟子の? 」
「はい、sinです。今日は生産ギルドの登録に来ました。これを、総合ギルドの紹介状です」
総合ギルドの紹介状を渡す。
「はい、確認しました。本日は生産ギルドの登録でよろしいですか? 」
「はい、登録で。あと生産品の買い取りもお願いできますか? 」
「買い取りですか? できますよ。その前に登録しますのでギルドカードを貸して下さいね」
ガードをトアさんに渡す。
トアさんが何かしらの機械の操作? をしているときに聞いてみた。
「あれほっといても良いのですか? 」
「え、ああ あれはしょうがないからね、ドワーフだしね」
「ドワーフ以外の人? もいますけどね。いつもああやって酒盛りしているのですか」
「いつもは宿屋の酒場か納品に来たあとあそこで騒ぐわねぇ」
納品ってああ、一緒に作っていた剣か。
「今日は納品で来たのでは無いんですか? 」
「納品は終わった筈でそれで宴会を始めただけでは無いと思いますが……と、カードの更新が出来ましたのでお返ししますね」
無事に更新が出来たようだ。
「それでは生産ギルドの説明をしますね。ランクの説明は総合ギルドで聞いているはずだから省いて ………」
要約すると
・ランクは基本同じでFからのスタート。
・ランクアップは貢献度によりアップするとの事。
・貢献度を上げるには依頼を受けるかある一定数商品を納品すれば良いとの事。
・稀に指名依頼が来る場合が有りますが受けるも拒否も自由ですとの事。
・オリジナルで作った者は生産ギルドでレシピを登録してもらえば特許ができる。
・特許登録した物は基本他の人が製造販売した場合特許料を支払なければならない。
・特許料は0~10%の設定ができる。
(内ギルドに徴収額の40%を納める。全てギルドが代行)
・特許料は本人、本人が指定した個人、団体は払わなくても良い。(払っても良い)
・税金は買い取り価格の5%かかります。
・できる限り納品して欲しい。
との事。
新しく作った商品は生産ギルドで査定してもらってから売った方がトラブルにならないらしい。
早速師匠達の所で作った物を卸してみよう。
●〇〇〇
東雲ギルドマスター(運営さん)カッコイイですね
そしてまさかのギルドで酒盛り?
1/3 修正しました