βテスト編 94話 イースト街PVP大会 3位決定戦
3位決定戦です デルタvsブリジット
どっちが勝つかな?
後半は経験の話?
イースト街PVP大会(FWO PVP大会 予選)会場特設実況ブース
実況:ヴォルフ 解説:龍さん でお送りしています。
「さて、3位決定戦の前に特別ゲストがお越し下さいました。商業ギルドグランドマスターで昨日のオークションでは大活躍でした。ケインズさんです! 」
「経済の事ならお任せ!設定ハーフエルフのケインズです。よろしくお願いします………」
「ケインズさんようこそいらっしゃいました(ニヤニヤ)。私が龍さんです。よろしくお願いいたします」
「あ、どうも初めましてケインズです。この度は招待してもらってありがとうございます」
「まぁ、ケインズさんもどうぞ。みこさん、こちらにもビールをお願いします」
「あ、ありがとうございます。凄い活気ですね。あぁ、ありがとう。(グビ! )う、旨いですね(笑) 」
「そして先程より登場のズーム総合ゲームマスターです」
「面白そうなので見に来ました。よろしくお願いいたします。(グビ! )う、旨い売り子さん、もう一杯♪」
「そして第1サーバーの重鎮、イースト街総合ギルドギルドマスター兼第1サーバー運営部長の東雲さんです」
「おい、ヴォルフ! ………まぁ、今さらか。東雲です。よろしくお願いいたします売り子さん、こっちにも下さい(ハァ~) 」
「ヴォルフさんや、随分チャレンジしてるね。ま、良いけどね(笑) 」
「え、何の事? まぁいいや。それでは3位決定戦ですが、龍さんの予想はどうでしょうか? 」
「そうですね、普通に考えるとデルタさんでしょうかね。あの人は容赦無しでやりそうだしね。それにブリジットさんが耐えられるかかな?って所かな? ま、どうなるかはわからんよ♪ 」
「そうですね。デルタ選手はどう出ますかですね。女性には優しいか男女平等主義か(笑) 」
「ヴォルフさんや、デルタさんが殺りづらくなる発言をしても良いのかな? 」
「え、そんな発言しましたか? さて、時間です。東西の入場門から"大剣使い"デルタ選手、"聖騎士"ブリジット選手が登場しました」
「ほう、ブリジットさん、そうきましたか♪ これは面白くなりますね」
デルタさんは両手剣だったが、ブリジットさんは龍式バスターソードとミニ円盾を左腕のガントレットに固定して背中に騎士盾を背負っていた。
「双方とも準備は良いかな!? それでは30秒前……………」
カウントダウンが始まりデルタさんは大剣を、ブリジットさんはバスターソードを構えた。
「さぁ、皆さんご一緒に! ………5、4、3、2、1、FIGHT!! 」
"ガギン" 大剣とバスターソードがぶつかる音がしてのつばぜり合いが始まる。
「おっと、これは以外に互角の勝負か? そう言えばブリジット選手の種族って何ですか? 」
「おい、ヴォルフ! お前運営の人間だろ。何故知らない!! 確かレア種族? のえ~と………」
「レア種族の獅人族(ライオン系)の種族だよ、確か。良く引き当てたよね、しかも女性だともろ宝塚みたいになるね。これは予想外だね♪ 因みに男だとライオン丸みたくなってたりして(笑) 」
「ズームさんや、一体レア種族は何種類作った! 結構いるよな? 」
「ん、龍さん? 確か超レアが4種だろう、レアが12種類を各サーバーに1人づつ配置したよな(笑) 」
「え、そうすると他のサーバーにもはいくまやセバスみたいな変態もいると? 」
「それはないぞ! 他のサーバーのPCの名誉の為に言うけど、他の黄くま族のヤツはちゃんとクエストをこなしているし、中にはぬいぐるみ職人になっている女性のPCもいるし、真面目にクエストをしている血鬼族の大学生PCもいるぞ! このサーバー位だぞ! こんな濃い変態がいるの………他のサーバーにもいるね(笑) 他の種族のPCがね………1人2人いるよねぇ………ハァ~ 」
「何かすまん、ズーム。苦労してるね………禿げたか? 」
「勝手にハゲにするな! リアルはフサフサだわ! GMの中にはハゲになったヤツもいるけどね。ま、ここのGバカは禿げそうも無いがな! 」
ブースにいた人はみな吹いて笑って頷いていた(笑)
「おっと、試合はどうなったって………おや、二人共に離れてにらみ合ってるね? 」
「これは相手のタイミングを見てどう攻略しようか考え中って所かな? さて、どうする? 」
「さぁ、先に動くのは………"ガキィィン! " なんだ? いつ動いたんだ!? 」
「ほぼ同時だね。デルタさんは当たり前の反応だけどブリジットさんは初めて見たな」
「そうですか? デルタさんはそうかも知れないけどね? そこん所はどうなの? 龍さん? 」
「デルタさんのドラゴニュートで確か攻撃力と防御力と素早さ、後は魔法防御力 特化の脳筋種族だったかな? ブリジットさんの獅人族は、たぶん………攻撃力と素早さ、魔法攻撃力と魔法防御力が高めの種族かな?しかも光系の魔法が得意とかね。違うかな? ズーム」
「だいたい合ってるよ。強いて言えば魔法防御力は普通かな。もっとも龍さんの鎧のお陰で大体五分五分だろうね。今は」
「もっともブリジットさんは先のマグロ戦で一撃離脱戦法がPVPでは通じない事がわかったみたいだしね♪」
"ガギィィン! "×5回 程の切り合いの のちに双方一旦下がってまたにらみ合いかと思ったが………
「さぁ、どうな"ガキィィィン! "なんだ!! かなりブリジット選手が吹き飛ばされたぞ! 一体何が起きたぁぁ! あ~と、円盾まで粉砕してるぞ! 」
「恐らくデルタさんは両手剣で思いっきり体重を乗せて振り抜いたみたいですね。その為にブリジットさんが力負けして吹き飛んでしまったついでに円盾の限界が来てしまったって所かな? 」
「確かに凄いな。あの思いきりのよさは。普通は避けられでもしたらカウンターを食らうのに」
「ズームらしくないな、だから最初と次は普通に打ち合いをしてから本命の攻撃をしたんだろ。デルタさんは容赦無し………いや、これは敬意を持って本気で行ってるね」
「なるほどね。そう言う事ね。龍さんすると次は? 」
「ん、次は恐らく………」
ブリジットさんが立ち上がり、騎士盾を構えた瞬間にデルタさんが飛び込んだ!
「お~と! デルタ選手が盾に体当りしてブリジット選手を突き飛ばした! そしてそのまま切り込んだぁぁ! 」
「うわぁ、もろに入ったな。ブリジットさんのHPは………あと僅かだね」
「デルタ選手は距離を取って構えている。ブリジット選手は……ふらつきながら立ち上がっぞ! さぁ、どうなるのか! 」
「………無理だろうな。今のブリジットさんには………デルタさんが離れた意味を理解してほしいね。どうする、ズームSGM! 」
「現在、ブリジット選手は危険だね。ただ、時間はあと2分半あるし恐らくカウンターは無理そうだしね………」
「さぁ、どうするのか。………え、GM秘書さん、駄目ですよ! 介入しようとして………おっと、GM秘書さんが白いタオルを投げ入れた? これは? 」
「ブリジットさんを止めるためにGM秘書さんがわかりやすく説得をしたのかな? 」
「え~とこの場合は………あ~と、ブリジット選手が降伏しました? これでデルタ選手の勝利になりました。デルタ選手はPVP大会の本選の出場が決定しました。あの~、これは良いのですか? 」
すぐにSWASとKWASに乗った看護師コンビが現場に急行したが、GM秘書さんが降りていき肩を貸して退場していく。
看護師コンビが後ろからブリジットさんの武具を持って。
会場内は拍手を送り二人の健闘を称えていた。
勿論、ブース内でも拍手を送っていた。
「まぁ、本人が降伏してるし運営的には不味いけど、今回は良いでしょうね」
「今回はじゃ無くて危険だと判断したら止める審判NPCとか用意しないと駄目では? しかもちゃんと説明できるように記録を撮るとかその辺はどうするんだよ。ちゃんと整備しろよ、ズームSGM」
「あぁ、わかってるよ。後でPVPは見直しだな。ヴォルフ、残業決定! 」
「何でそうなるんだよ! 」orz
「アハハハハ♪ 頑張れヴォルフ(笑) 所でPVP戦はやはり経験が物を言うのかね。そこん所はどうなの? ズームSGMさん? 」
「何でそんな事思ったの? 龍さん 」
「対魔物戦なら相手の攻撃は単純な物が多いからね。所が対PC戦は装備や技術もそうだが、やはり経験が物を言うからね。こればかりはその人の努力次第な所かな? リアルで剣道やっていたヤツが剣の扱いがやり易い様にねリアルの経験もバカにできないよ」
「そうなんですか? もしかして技術面もそうなのか? 」
「ケインズさん、運営の人間だろ。何故把握していないの? は、ほっといて「おい! 」みこさん、いいかな? 」
「何ですか? 」
「例えばこのみこさんは元々弓道をしていた方です。それで最初に弓術を取って弓で兎狩りをしていてつまずいた人ですが、訓練所の的には当てていた人で最初に会った時にはレベル8になっていました」
「もう、龍さん恥ずかしいです! 」
「まぁ、兎さんの件は運営の………いや、そこのズームSGMの仕業だよな! の罠だったけどね♪」
「まぁ………そうだよ! それが何かな? 」
「こういう奴なので皆さん注意を(笑)。ここで注目は、既にレベルが8になっていた所です。その頃のレベルで言うと大体3~4が平均じゃないのかな? 私でもレベル3だったしね(笑) 」
「えぇぇぇ! あの時龍さんレベル3だったんですか? 嘘でしょう? 」
「まぁ、あの時は兎さんの謎の検証中だったしボウガンの製作検証中だったしね。それは置いといて、経験が有るとレベルが上がりやすいし兎狩りを教えて長弓をあげた後は超長距離射撃もこなす和弓の猫耳巫女姫様の誕生で、対ゴブリン戦では大活躍でしたしね♪」
「それは龍さんの装備が良すぎたのと変な振りをしたからでしょう!! 」
「それに関してはすみませんでした。ninzinくんの罠に掛かっていたらミニスカ巫女姫になってたかもだったしね(笑)。それで弓の今のレベルは? 」
「え~と………あの後は、弓術10→長弓術30→和弓術35(←今ここ)かな? 弓術の後に短弓術と狩弓術の選択肢が出て、長弓術の後にも中級長弓術との選択肢が出て和弓を使っていたから和弓術にしましたけどね」
「つまり経験が有るとレベルも上がりやすいし扱いもすぐにできるしね。そうだろう、ズームSGMさん♪ 」
「結果的にそうなったんだよね。ま、ある程度は予想ができたけどね。それ以上に斜め上の事をしている人に言われるとショックだよ、龍さん♪」
「何の事かな? そう言う事で経験が有るとレベルも上がりやすいし戦闘も経験が有ると動きが良くなったり武器の使い方も良くなりますよ。経験したい場合は初期に道場である程度の指導してくれるからそこで基礎を教えてもらってからゴブリンタイプやオークタイプでレベルを上げていくのが良いかな? 後はコロシアム、ここでPVPかな? 」
「そうしてもらうと運営的には嬉しいかな。そう言えば弓の謎を解いたのは第1サーバーだけだからな………ハァ~」
「え、そうなのか? ズーム! 」
「他のサーバーは既に不遇扱いになってるよ。全く………せっかく道場も作ったのに! 」
「て、事で生産も似たような考えですね。そう言うことですよ、ケインズさん♪」
「なるほどね、確かに考え無しが多いよな。特に第3サーバーさんは(笑) 」
「まぁわかりますが………これの中継は他のサーバーには流してはいないんですよね? 」
「それはそうでしょう。って言うか流せないわ! ま、本選のダイジェスト版は作って置くわ、一応ムービーで見れるようにするけどね。祭の後に(笑) 」
「その方が良いかもね。みこさん、皆にもう一杯注いでね 」
「わかりました。所で実況の方は良いのですか? 」
「あ、忘れてた♪ 次の決勝戦は95話で♪ 」
「だからいいのか! これで!? 」
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3位決定戦の結果
1.与作 ┓
[与作 ]┓
2.敏腕弁護士┛ ┃
[与作 ]┓
3.クロト ┓ ┃ ┃
[カジキ ]┛ ┃
4.カジキ ┛ ┃
[与作 ]┓
5.きんに君 ┓ ┃ ┃
[村碁宮 ]┓ ┃ ┃
6.村碁宮 ┛ ┃ ┃ ┃
[デルタ ]┛ ┃
7.カルビ ┓ ┃ ┃
[デルタ ]┛ ┃
8.デルタ ┛ ┃
優勝[ ]
9.マグロ ┓ ┃
[マグロ ]┓ ┃
10.ラガー ┛ ┃ ┃
[マグロ ]┓ ┃
11.蕎麦屋 ┓ ┃ ┃ ┃
[白菜 ]┛ ┃ ┃
12.白菜 ┛ ┃ ┃
[マグロ ]┛
13.はいくま┓ ┃
[はいくま]┓ ┃
14.セバス ┛ ┃ ┃
[ブリジット]┛
15.零像 ┓ ┃
[ブリジット]┛
16.ブリジット┛
[デルタ ]┓
┃
第3位決定戦[デルタ ]
┃
[ブリジット]┛
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ブリジットさん達の種族とレア種族について
ブリジットさんは本編で述べた様に獅人族ですが、ら・ぱんさんは? と思っている人もいるでしょうが、ら・ぱんさんは実はハーフドラゴニュートでした。
〔第2サーバーの聖女様と同じ種族です(笑) 〕
現在、確認されてるレア種族は…………
①ドラゴニュート (①デルタ)
②ハーフドラゴニュート (①ら・ぱん、②マリア)
③獅人族 (①ブリジット)
④豹人族 (①マグロ)
⑤月兎族 (①月白)
⑥月狼族 (②ゴースト)
⑦黄くま族 (①はいくま)
⑧猿人族 (①村碁宮)
⑨大猿族 (②味噌缶)
⑩血鬼族 (①セバス)
⑪鬼人族 (①日引)
⑫海亀人族 (④氷雨)
………です。
①は第1サーバーって意味ですよ。
なお、ゴーストさんは月狼族って事になりました。
知らない名前が書いてある所はその内に出て来ますよ(笑)。
なお、他のハーフ種族はNPCのみです。(ハーフエルフとか)
ケインズさんは運営権限でハーフエルフになってます(笑)。
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ヴォルフ→デルタ選手は容赦無しだね
龍さん→じゃヴォルフは手を抜いた相手にまけたらどうなんだよ!
ズームSGM→俺は悔しさが倍増だね
ケインズ→確かに………
ヴォルフ→だからあの時もGバカをフルボッコしたんですね
龍さん→アレは鎧のムダ使いだったから怒こっただけ!
東雲部長→確かにムダ使いだな!
ヴォルフ→アレ? Gバカは何してるの
「「「「あのバカ何をしている? 」」」」
Gバカ→今に見てろよ(ブツブツ)
龍さん→う~ん、SWAS達ののCユニット持ってこさせるか、次いでに[アルファ]も(笑)
ninzin→龍さん、了解しました!
Gバカさんは何か企んでいますね
さぁ、次は決勝戦です♪