βテスト編 88話 街道レース実況 & 他サーバーの状況
ヴォルフさんと銭型さんの実況です
あと、他のサーバーのレース結果です
その時の第1サーバーイースト街中央公園特設会場実況席
〔実況:ヴォルフ冒険ギルドマスター、解説:銭型商業ギルドマスター〕
丁度、[ファイヤーストーム]×3を受けた辺りから………
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「………あの~何で魔法を反射出来たのかな? 」
「ヴォルフさん、私に聞いても知りませんよ! だから解説には龍さんを呼ぼうと言ったでしょう」
「俺もそう思ってたよ。しょうがないだろ!! GバカにPVPの解説をやらそうとしたら待ったが掛かって代わりに龍さんに頼む事になったんだよ。あのバカGMはPVPにも出場しようとしたらしくて現在GM秘書様のOSIOKI中だからね。それで仕方なく銭型さんにお願いしてるんじゃないですか」
「おい、その言い方はどうでも良い奴が俺しかいなかったから呼んだみたいじゃないか!?」
「それはそうだろう。一番暇していたの銭型さんが!! マスタールームでお茶飲んでたから誘っただけどね」
「それなら何故、輸送ギルドのギルドマスターがいないんだよ!! 」
「知るか!! 彼処のゴタゴタなんか知らんわ!! ただでさえ忙しいのに迷惑なんだよ!! ん、どうやら簀巻きの積み込みも終わったみたいだな。さあ、再スタートです。残りはゼッケン4番のみだぁぁ! 」
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ゼッケン4番が自爆した辺りから………
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「さぁ、もうすぐゴールです。城門の上からははっきりと見えています」
「結局、あの4番は何なんでしょうか? 勝手に攻撃して勝手に派手に転倒してましたね? 」
「ま、欠陥馬車何じゃないのかな? 走っている時もかなりぐにゃぐにゃ走っていましたしね」
「まぁ、あんな馬車なんか商業ギルドでは買いませんし売りませんけどね」
「さぁ、今回は到着順位がそのまま順位になりますので急遽ゴールを突貫で広げて4台まとめて入っても大丈夫のようにしてあります。果たして一番先にゴールするのは誰だぁぁ!! 」
「さぁ、誰だろうね? 」
「おい、解説投げるなぁぁー、となんだ!!ゼッケン35番[マーリン号]が自ら走りながら分解をしてるぞぉぉ! これは、軽量化か? 」
「軽くすれば早くなりますしね。しかも走りながらってあのオートマトンもすごいですね」
「さぁ、相手の32、33、34番はどうするの………なんだ? 盾を後ろに投げたぞ!? おぉーと!爆発してないか? こちらも装甲が剥がれていったぞぉ! まさかの軽量化合戦が始まったぞ! 」
「後ろの荷物は捨てないで下さいね。失格になりますので♪」
「さぁ、ゴール前での軽量化、果たして吉と出るか凶と出るか………あ~と!ゼッケン35番 マーリン号 が止まった!!おっと、よく見ると右の前輪が折れた様ですね。安全の為に止まった様ですね。さぁ、これで残りはゼッケン32、33、34番の3台だぁぁ!」
「3台とも龍さんが作ったゴーレム馬車? なんですよね。商業ギルドに卸してくれませんかね? 」
「それは無理でしょうね。めんどくさそうに量産は無理と言ってましたから。お~と! 3台とも同型車だから差がない!!後は運転技術の差なのか……33番が少し下がった! いや下がりました。恐らく3位狙いに変更したのか!? [ツヴァイ号]は脱落したので [アイン号] と [ドライ号] の一騎討ちになったぁぁぁ! 」
「同型のゴーレムだから最後までわかりません!! 」
「さぁ、あと1km、……500m、……200m、まだ差が無い! ……あと100m、今ゴ~~~~~ル! 全く同時にゴ~ルしました。全くの差が有りません。果たして一番先にゴールしたのは、[アイン号]なのか、[ドライ号]なのか、そして今3位で [ツヴァイ号]がゴールしました」
「いや~最後に凄いデッドヒートを見させてもらいまして良かったですよ。途中が酷かった分ねぇ………」
「そこ、毒吐かない!! ……!?、おや、[マーリン1]号ですがリタイアしてません。ゆっくりですがゴールに向かって走っています。もげたタイヤを杖のように持って満身創痍で走っています。これは素晴らしい。最後まであきらめない! ここは皆さん拍手を持って迎えましょう」
「いや~感動の瞬間、ですね。最後に良いシーンに立ち会えて良かったですよ」
「ただいま、[マーリン1]号が第4位でゴールしました。皆さん拍手を持って称えましょう♪」
こうして他の生き残った馬車が無事、全てゴールしてレースが終わった。
因みにninzin達が出発した後、冒険、生産、商業ギルド合同部隊が出発、橋の修復工事、街道の掃除、リタイア馬車の措置及び救助及び逮捕をしていたそうです。
〔橋の復旧は暫くは掛かりそうなので仮設橋は暫くはあのまま使用の予定になった〕
レースの結果は表彰式での発表となった。
〔理由はデッドヒートのためと表彰式を盛り上げる為らしい? 〕
ninzin達がゴールしてすぐに、ふらっと龍さん達が現れて[トラ][くろ][こん]を使って[アイン]達がばら蒔いたパーツをしっかり回収作業をしていた。
〔次いでにマーリン号のパーツも回収しました。師匠に頼まれて〕
[アルファ]には何故かカラフルな服を着たちびっ子達も乗っており、門前で順番で乗り替えて遊覧運行をしていた。(リンゴさん達の護衛の元)
ちらほら後から来た馬車に[アルファ]の上から手を振るちびっ子達がいた。
〔あれ? いつの間にか知らないちびっ子達も多数混ざって順番待ちでの遊覧運行になっていた?? 〕
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他の街道レースの様子(ダイジェスト風に♪)
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第2サーバーの様子
予想に反して優勝したのは、殴り聖女率いるクラン[聖壁]の武装馬車だった。
主に武士道クランマスターの妹である副マスのPCネーム マリア が中心に作った特殊高速馬車だった。
構造材をトレント材を使用してミスリルで補強、トレント材の表面にミスリル板を挟む構造の外装を施す事と、足回りもリアル自動車修理工と鍛治職人の合作で作った板バネサスペンションとベアリングを付けて作った高速馬車だった。
〔無論、例の複合装甲擬きの盾を作った鍛治師さんが全面協力していた〕
特殊クエストで馬をゲットしてレースに挑んだ。
〔これに関しては、聖女マリアさんはかなり運が良かったらしい〕
結果は、ぶっちぎりの優勝だった。
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第3サーバーの様子
ここはクラン乱れ桜 vs 鍛治素軍団(クランクエストを連続4回も失敗継続中)の因縁の対決の予定だった。
鍛治素軍団は金に物を言わせて、倒産した荷馬車商会を買い取る暴挙にでた。
〔ただし、連鎖倒産した例の馬車業者グループでとっくに良い馬は売られた後でろくな馬がいなかったが………〕
輸送ギルドには相手にされず独自に運用もまともに出来なかったがなんとかゴロツキNPC御者を雇い、馬車も無駄に劣化ミスリル板を張り付けて防御力を上げて? 参戦してきた。
対して、クラン乱れ桜チームは、クランマスターの イース が当てにならなかったが、妹で副マスの レイン さんが中心に作った馬車だった。
馬車の構造はレインさんが図書館で構造を調べ設計、クラン員や 鍛治素に苦渋をなめさせられている他の鍛治職人(例の鉄の剣を作った鍛治師等)が全面協力してリアル自動車整備士の指導で足回りを板バネ+ベアリングで作る事が出来た。
問題は馬だったが、なんとイースがレース2日前に"馬? "を連れてレインの前に現れた。
イースは通常ではありえないことに9頭もの群れを率いていたB級の"スレイプニルをテイム"していたのである。
〔しかもレベル40(10+30+40+40=120相当)の子を!? 〕
テイムの方法も脳筋ダッシュ(スキル[疾走]で長距離を走れる)で偶々見つけた村で先ず騎乗スキルを取ってから村人に馬を購入したいと聞くが村では購入は出来なかったが野生馬の情報をもらう。
そしてよく話を聞かずそのまま野生馬の生息地に脳筋ダッシュで向かう。
そして、偶々いた群れのボスを発見! 何故かすぐに飛び付くという謎の行動をとりその黒馬?を驚かす。
そして始まったロデオ大会!?
しがみつこと6時間、まさかの事態に焦る黒馬?をしがみつきながら 黒い鬣を もふる 脳筋?(全く持って訳が分からない?)
そして黒馬?が根負けして大人しくなっても もふる 脳筋!
そしてアナウンスで[テイム]ができる状態になったのに気付き名前を付けた。
「ここで普通は黒王とか松風とか付ける所だが………そうだ! ムスタングかな? どうだ!? 」
こうして群れ(10頭)ごと馬?をゲットして村に戻り取りあえず9頭を預けてムスタングを引き連れて妹の待つウエスト街に戻り妹を驚かしたのがレースの2日前で調整等でギリギリでエントリー出来た。
〔本当に締切ギリギリだった〕
そして始まったレースだったが、なんと鍛治素チームが途中で自爆(何故か馬車(欠陥品)が分解して)リタイアするという珍事が起きて、乱れ桜の馬車(スレイプニルの一頭引き)で優勝していた。
もっともイースはレインにムスタングを貸してレースをさせて自分はゴール前で待っていた。
〔大量のニンジンを持って〕
こうして反撃準備をまさかの自滅で全て無駄にされて 乱れ桜チームの勝利で終わった。
〔後にイースは黒い馬に跨がる白虎族?の姿から白虎巴御前とか女虎慶次とか言われる事に……〕
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第4サーバーの様子
ここでは爆炎様の妹でクラン鳳凰の副マスの双子、るり と ひすい の独壇場だった。
材料のトレント材をひたすら兄とクラン員に刈らせ(勿論、火魔法禁止で)、ドワーフの村ではひたすら荷物運びをやらせて村と街を往復させた。
ゴブリン軍の進行の時も実は妹ズの暗躍が在った。
グレンが実際に放ったのは[ファイヤーハリケーン](火と風の複合魔法 両レベル30で習得)で基本的には城壁は吹き飛ばない。
そこで、妹ズが事前に謎の樽? を城壁より300mほど離して地面に10個、埋めていたのが効いた。
戦線が崩れてゴブリン軍がなだれ込んできた、タイミングで妹ズが兄に指示をした。
グレンは知らずに[ファイヤーハリケーン]を放ち、その熱で樽の中身が吹き出した瞬間、大爆発して辺りを吹き飛ばした!?
味方も巻き込んでの大爆発だった!?
暫くはグレンのバク魔法のせいになっていたが、運営の調査で爆発の原因がわかった。
妹ズが埋めていた樽の中身が純度98%のアルコールだった為だった。
しかもしっかり吹き出すように細工済の木樽に偽装した金属樽を作っての仕業だった。
真の原因はアルコール燃料の気化爆発だった。
結果的には、みんな吹き飛ばされたが、グレンが何とか戻って瀕死のゴブリンキングに止めを刺してクリアになっていた?
この後、城壁の土木工事(強制依頼!)に駆り出されるは、妹ズに大量のドロップアイテムをタカられて、絞り取られる事になってしまった、グレンお兄ちゃんだった。
馬の購入も隣街の護衛依頼時にしっかり馬車や馬の情報を集めて隣街の馬商を発見、凄まじい値引き交渉の末、馬車用の馬をゲットする。
〔無論、凄い良い馬を発見して値切っていた!?〕
馬をゲットして同じ業者から中古の馬車を手に入れて、ひたすら模範、改造、改良して今回のレースに参加していた。
〔クラン員の消耗を無視して?〕
グレンお兄ちゃんの心配をよそに、結局はぶっちぎりの優勝だった。
〔もしかして、普段から妹ズに振り回されたストレスをぶつける為に……………? 〕
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結局は知り合いがレースを制覇していた。
別の意味で妹は怒らせてはいけない様だ! とズームSGM(一人っ子)は思うのだった。
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パーツ回収帰りの雑談
「さて、PVP大会の予選会はどうなったかな? もう始まってたよな? 」
「そう言えばどうなったでしょうか? 中継してませんしね? 」
「どうなったんだろうね? 誰か連絡あった? 」
「恐らく17:00にレースの表彰式だからその時にトーナメント表を発表するんじゃないのかな?」
「そう言えば龍さん、秘策 とか授けましたか? 」
「聞いて来た奴にはバトル・ロワイアルの基本は教えたけどね。どうなったやら♪」
「「「「「聞くのが怖いわ(よ)! 」」」」」
そして回収作業が終わって源さんファームに戻って見ると、PVP大会の予選突破者と敗北者が揃っていた。
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龍さん→さぁ、お片付けです
GM秘書→あれ、ゴーレム増えてない?
ヴォルフ→あれ、ゴーレム増えてるね?
銭型→あれ、ゴーレム増えてるね?
運営上司→また増えた
Gバカ→そろそろかな? ガ●ダム?
龍さん→作らんよ! シツコイネ!
グレンの妹ズの名前は、るり と ひすい にしました♪
氷雨さんの案を採用しました♪
ありがとうございました
沢山の出場者募集に応援、ありがとうございます
当選者? 2名様は次の話に早速登場しますのでお楽しみに
一人はあの黄色い悪魔と対決です(笑)
一人はあの●●●君と対決です(笑)