βテスト編 83話 オークション 後編? その2
さぁ、本命を出そうかな?
しかし妹率高いかな?龍さんの元チームは(笑)
『はぁ~!、次に行くか………おっと、次が問題なんだよね。一応説明すると、元々は盾を3枚だけ出品予定だったんだよ』
ほんとにそうなんだよね。
『所が同じレベルの製品が全く出品されていない状態だったんだよ。しかも品質がCランクばかりが多かったんだよ! 特に第3サーバーが!!』
まぁ、そうだよね………アレはひどかったよ(笑)。
『それで仕方なく第1サーバーの商業ギルドを通して依頼をしたんだよ。そしてできたのがさっきのセット武器なんだよね』
まぁ、思いっきり作るの遊んだけどね。
『元々この盾と剣は作りおきの在庫放出武器らしいけど彼のクランの標準武器らしい。もっとも見てもらった方が無難だね。まぁ、みてみよう』
[龍式ロングソード]
攻撃力+50 魔力を込めると切れ味上昇(+30)
耐久値250/250 重量3
品質:S
製作:第1サーバーPC (龍)
解説:第1サーバーPC が作ったロングソード (長剣)
ミスリルと鋼のハイブリッド構造
属性魔力を込めると簡易の属性魔法剣になる
シリアルナンバー入り(No.13~15)
価格:1,500,000G
[龍式複合装甲シールド]
防御力90 魔防力90 衝撃耐性(大)
耐久値250/250 重量3
品質:A
製作:第1サーバーPC (龍)
解説:第1サーバーPC が製作した特殊ノーマルシールド
装甲に龍式複合装甲を使用
形状はガン●●シールド型
シリアルナンバー入り(No.13~15)
価格:1,800,000G
『どちらかと言うと剣の方がメインだね。実際一種の魔法剣だからね。まぁ、気がついてるかな? シリアルナンバーが付いてるのは。つまり同じものが全部で15セット有るんだよ』
まぁ、作ったよな………作り過ぎたかな?
『その内の3セットを放出してもらったぞ! みんな第1サーバーの商業ギルドさんに感謝しましょう。勿論無茶させた製作者のえ~と龍さん? いや、園長に感謝しましょう♪』
アイツは必ず捕まえよう!!
そして新製品のテスターになってもらおう、そうしよう♪
私は心にそう思うのであった………絶対にOSIOKIすると♪
『ブル! 何かやな予感が………まぁいっか♪さて、今回は趣向を変えようと思います。何でかって? それは3セットとも性能が同じ剣と盾だからね』
そりゃそうだ。
でもどうするんだろ?
『そこでだ!と言うか園長にお願いが有ります。』
やだな………予想が付くよね。
GM秘書さんに問い合わせっと(笑)、あと裏口に移動っと♪
『もう1セット出せないかな?そうすれば各サーバーで1セットずつ出せるしその方が公平で問題は無いでしょう。どうですかね?』
GM秘書さんから返事が来たね………なるほどね♪良いですね。
あ、ADさんご苦労様。
『どうでしょうか、園長さんってあれ?映像が繋がらないな??』
『あ、すみません。私は第1サーバー運営のまぁ、通称GM秘書です。よろしくお願いいたします♪』
GM秘書さんはチャイナ服のままの登場です。
『ゲ、OSIOKI秘書さんだ!………イエ、なんでもありません!』
『まぁ、ケインズさんは後でOSIOKIだけどね』
『((ゆ、許してください。G、GM秘書様)))』 ((ガクガクガク)))
『一応通称園長さんなんだけどね一応第1サーバーの切り札なので顔出しはNGって事でよろしくね。もっとも30日にはわかるけどね♪』
まぁザワザワするわな………ま、PVP本選までのお楽しみにって事で♪
〔お、ピンクが来たので得物を渡す〕
『それで園長さんからの伝言です。一応もう1セットって事ですが在庫は有りません………が、やはりそれでは角が立つので提案します。一応サーバー別で競り合い、各サーバーの落札者の内で最高額を出した人にはこの剣を代わりに渡すそうです。これが現物とデータです』
ピンクが舞台に剣を持っていった。
他のサーバーがまたザワザワしてるね………第1サーバーは馴れたみたいだな(笑)
〔ま、試作って言うか試しに作ってみた大剣?だけどね〕
[龍式トゥーハンドソード(両手剣)]
攻撃力+100 防御力50 魔防力50
魔力を込めると切れ味上昇(+50)
耐久値300/300 重量5
品質:S
製作:第1サーバーPC (龍)
解説:第1サーバーPC が作った大型両手剣
ミスリルと鋼のハイブリッド構造
属性魔力を込めると簡易の属性魔法剣になる
かなりの大きさ(全長2.8m刃渡り2.2m)と重さ(58k)なので
取扱いに注意♪
剣幅も大きい(30cm)ので盾の代わりにもなる
価格:3,500,000G
重いですね(笑)
『え~と、随分大きな剣デスネ………しかも重いですね』
『そうですか? "ヒョイ" うん、重いわね?』
あの~GM秘書さん………それ60k近く有りますよ? しかも片手って………しかも床に立てた姿ってあれ?何処かで見たことが………チャイナ服と似合い過ぎて違和感がないな。
『こ、これは似合いすぎですねぇ。じゃなくて、両手剣ですか………これはこれでオークションにかけた方が良いような気がするね』
『それについては提案が有りますよ。各サーバーで競り合うんですよね? それなら高額落札者の順で選ぶんですよ。もしかしたら最初の人が両手剣を選ぶかも知れないし4番目の人まで回るかも知れないしね』
その方が面白いからね(笑)。
『それは良いですね。よし、そうしよう。って事で各サーバーの司会者さん先ずは100,000Gからスタートでお願いします』
第1サーバーではそのままチャイナGM秘書様が司会をやるみたいだな。
「さぁ、早速始めますよ。え~と、100,000Gからスタートします。100,000G"コンコン"」
はっきり言って第1サーバーのサーバー連中は大剣使いは少ないと思う。
見たことがないしイベントでもいなかった。
どうなるのかなぁ………っと思っていた時もあったよ!?
なにこの勢いは、もう 3,000,000G越えたよ………どうなってるの?
ん、アレはGバカだよね………アイツなにやってんだ?
まさかこっそり参加してないか?………ってバレバレだよな?
〔タブン気ガ付イテルGM秘書様ニオマカセカナ?〕
あ、トウトウ 3,500,000G越えたね………まだ勢いが止まんないか!?
………3,800,000Gで止まったな。
ヘェ~、確か彼は5剣のデルタさんだよね。
〔彼は両手剣使いなのかな? バスターソードでは物足りなかったのかな?〕
「そうですね、3,800,000Gで止まりましたね。他にいらっしゃりませ「4,000,000G!」か………え、4,000,000Gですか………」
GM秘書さんが固まった………よくみるとGバカが元気良く手を上げてるね。
「………ってあんたはGバカ!運営は参加不可ですわよ。一体何をしてるのかな?もう"シュン!"」
あ、また投げた………けど弾いただと? 何故かGバカには効果がないね?
「ア、ハハハ! 甘いわ! 運営だって遊びたい時は遊びたいわ! それにその武器は運営関係者には効果がない設定だろうが! まぁ、そう言う事で私に落とさせてね♪」
何かイラッとしたのは私だけでは無いようだ。
〔会場のみんなは顔は笑ってるけどの目が怖いわ!〕
Gバカの回りにいた人はみんな離れてそこだけポツンと空いたね………そして既に囲むようにブルー、イエロー、グリーン、ホワイト、ブラックが囲んでいるわ。
おや、レッドまでも出てきたぞ!………さぁ、どうなる(笑)。
「え~と………何この状況は?」
「そんな事はわかってるわよね………確保!」
そしてあっと言う間に簀巻きにされたGバカが転がされてレッドの前輪でフミフミされているね………え~と………?
〔おかしいな? ここまで連携がデキタッケ? アレ?ゴーレムッテココマデデキタッケ? 〕
丁度ピンクが来たのでメモをGM秘書さんに渡すよう頼む。
〔次いでにズームに連絡をっとブラックメール送信っとね♪〕
「さて皆様、このような醜態を曝して運営一同申し訳ありません。このような事がなき様に今後は気を付けてGバカを調教して行きたいと思います。この度は申し訳ありません」
う~ん、そうだよねって"調教"って言い切ったよね(笑)。
「ん、ピンクどうしました? え、メモ? ……………♪ なるほどね。ちょっとお待ち下さい♪」
何やら連絡をしているGM秘書様?
「はい、皆さんにお知らせです。龍さんが新しい鎧の耐久力テストの公開実験をするそうです。勿論運営も協賛させてもらいます。日時は明日のレースとPVP予選を終わった後ですね。場所は運営の方で準備しますので明日の朝に連絡します。皆さんもお気付きでしょうがあえて今は言いません。会場でのお楽しみ♪って事でね」
ほう、通りましたか………では答えないとね(笑)
「はい、Gバカが邪魔しましたが先程の最後の金額3,800,000Gから再開させて頂きます。では、3,800,000G"コンコン"」
この後………Gバカのせいでたいして伸びず結局3,950,000Gでデルタさんが落としてくれた。
でもデルタさんが最高額になるかな?
〔ちょっとビミョーデスネ………〕
さて、他のサーバーはどうなったのかな? ………あ、ケインズが出てきたぞ!
『大変お待たせいたしました! 第1サーバーで何かあった見たいですが概ね無事に終わった様ですね。それでは結果を発表致します』
結果はこうなったようだ。
第1サーバー 3,950,000G
第2サーバー 3,860,000G
第3サーバー 3,700,000G
第4サーバー 3,980,000G
………流石に4,000,000Gは越えなかったか………
『この結果により先ずは第4サーバーの方から選んで下さい。では第4サーバーさん!』
第4サーバーは ドワーフ?いや、小人族の双子の女の子? 珍しいな、PCの双子って♪
まぁ、どちらかが代表でおとしたのかな?
〔ん、後ろに何故いる爆炎様?〕
『ではお聞きします。どちらを選びますか?』
『『はい、長剣と盾のセットをお願いします』』
『わかりました。第4サーバーの双子ちゃんの所には長剣と盾のセットをお送りしますね』
『『ありがとうございます♪じゃ足りない分は爆炎様が払いますので(笑)』』
『聞いてねえぞぉぉ!』
『おっと、爆炎様の身内かな?ま、足らない分は爆炎様が払うって事で決まり(笑)』
哀れだな、グレン………恐らく妹かな?アイツ双子の妹がいたのか………ま、御愁傷様かな?
『さぁ、次は第1サーバーのお、いかにも剣士だね。君の番だよ。では、どちらを選びますか?』
「はい、[龍式トゥーハンドソード(両手剣)] をお願いします!」
周りではオ、オォォォォ! と声が上がる。
まぁ、彼なら使いこなせるだろうね、何せドラゴノイドだからね。
『やはり龍の名が付く武具は欲しいものですか?』
「はい、元々このバスターソードを使っていましてもう少し大きい大剣が欲しくなってきた所でした」
『その剣は………なるほどね。それはそうですね』
「それでこの剣の製作者に相談しようと思っていたんですよ。そしたらオークションの事を聞いてもしかしたら出てくるかと思ったんですよ」
『それで参加していたんですね』
「それで慌てて商業ギルドで登録して当日に展示会に見に行ってみたら、カタログには大剣が載ってなかったのでガッカリしていたら最後にサプライズでこの両手剣でしょう。もう落とすしかないと思いました」
嬉しいこと言ってくれるね。
『それじゃ目の前にあるのでステージに上がって受け取ってね。あ、代金を払ってからだよ♪』
みんな笑っていた。
残りのは剣と盾のセットだけなのでそのまま渡すことになった。
因みに…………
第2サーバー は、戦士タイプの狼族(レアか?)PCだね? その武器で活躍して下さい。
〔アレ?だれかに似てるね………誰だっけ?………〕
第3サーバー は、ザ、鍛冶職人のドワーフPCカナ? 参考にしてください。
(良いもの作って下さい。………あ、さっきの鞄を落とした狐っ子とハイタッチしてたよ。クランのお抱え鍛冶師かな?)
………だった。
『これにてオークションはすべて終わりました。商品の方は明日朝8時までに各商業ギルドに届きますので落とされた方は受け取りに行く商業ギルドを指定して下さい。代金と引き換えになります。なお、製作者には、入金が有りしだいギルドカードの方に入金します。』
明日中に入金はあるかな?
『なお、オークションは定期的に開催したいと思います。具体的には各商業ギルドにてご確認下さい。それでは皆様、お疲れさまでした♪』
オークションねぇ………考えとくか? お笑い装備(笑)
そしてオークションが終わった。
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GM秘書さんとの裏の話♪
GM秘書が控え室に来た。
「龍さんすみません。ケインズがバカをしまして」
「アレは経済関係以外は天然なのでは? 恐らく解って無いのか わざとやってるか でしょうね」
「それで例の"鎧の耐久力テスト"って何でしょうか? 良くわからないのですが………」
「文字通りの耐久力テストですよ。鎧がどのくらい持つかの♪」
「あ、そう言う事ですか♪ わかりましたわ(笑顔)」
「それじゃ場所の方と生けに………ゲフン、招待客の方をよろしくお願いいたします♪」
そして龍さん主催、GM秘書サポート、運営協賛のある恐ろ……ゲフン、楽しいイベントが起きるのだった。(予定)
●●●●●●●●〇〇〇
龍さん→やぁ~売れた売れたけどねぇ………
GM秘書→龍さん、例の件はOKですよ♪
龍さん→じゃ当日よろしくお願いいたします♪
運営上司→こっちも了解だよ♪
SGM→面白そうだからOK♪ 見に行こう(笑)
Gバカ→何かやな予感が………?
ケインズ→何かやな予感が………?
さて、どうしよう………ストックが無いかな!