βテスト編 80話 オークション 前編
本編80話到達
ま、いつものようにですね
オークション前編です
みんな頑張ってるね
ファッションショーが何とか終った。
これからオークションのセットを組むのそうなのでと追い出される。(おい!)
仕方が無いのでクックさんの店と思ったら何かえらい事になっていた。
何この行列は?中央公園を一周してませんか?
〔最後尾に何故かさくら小隊のピンクが"《キッチン・フォックス》最後尾はココ♪"の立札持って並んでいたよ〕
クックさんの店をあきらめてどうしようかな………っと思ていたらホクホク顔のソーイ師匠とばったり会った。
くノ一ミシンさんを連れて………
〔2人共賞金でホクホクなんだろうね〕
そして捕まりそのままスイーツ専門店?みたいな所に連れて行かれた?
そこには何故か親衛隊のメンツが集まっていてスイーツバイキング形式の店なので他の客も女性プレイヤーだらけだった。
〔何この罰ゲーム感は!?〕
店に入った瞬間、
「「「「「「「「「「園長お疲れ様です♪」」」」」」」」」」
……………何故その名を言うのかな?………ん、まさか!?
「龍さんが何を想像したかは判らないけどここにいる人達は親衛隊の候補者の人達よ」
「リンゴさん………親衛隊は何処に向かってるのかな?」
「………う~ん?良くわからないわ。どうしたら良いのかな♪」
………既に迷子になってましたか(笑)
「それで何で私をここに連れて来たのかな?」
「すみません、リンゴさんに連れて来てと言われまして………」
「もう、ミシンさん そこはし~~!ですよ。それで相談が有りまして………」
「ん、クラン抜けても問題ないよ。ウチのクランはその辺は自由だからね」
「え、龍さん抜けませんよ!こんな良いクランは無いですしってその事じゃないですよ。実は、あの~………」
「ここにいる人達を入れて欲しいとか?」
「そうじゃなくて、何て言ったら良いのか………女性プレイヤーの支援が出来ないかと………」
「………別に良いんじゃないの?やりたいことをやるのも自由だからね。つまりは彼女達の宿泊拠点とか生産場所とかの支援をしたいと?」
「え、いいんですか♪それじゃ女子寮と一緒の建物を作りますので許可を下さい」
「まぁ良いぞ。作るんだったらファームの東側の2面分は押さえてあるからそこに女性専用の宿泊所と工房を建てれば良いさ!」
「ありがとうございます龍さん。………それで………」
「良いぞ。資金援助だろ。今回のオークションで資金が入るのは確定だからな。それにファッション団体戦の賞金を突っ込んでも良いぞ」
「龍クランマスターありがとうございます♪」
「「「「「「「「「「ありがとうございます♪」」」」」」」」」」
「まぁ、気にするな。さぁ、ケーキを食べようじゃないか。うちの娘達がソワソワしてるしね♪」
スノウちゃん「キュイ♪」
クーちゃん「キュ~ン♪」
「「「「「「「「「「か、カワイイ!♪」」」」」」」」」」
スノウちゃんとクーちゃんを席に座らせてケーキを取りに行こうとしたら
「「「「「「「「「龍さんは座ってて下さい!」」」」」」」」」
………と言われてしまう。
誰も持ってきてもらえそうもないので自分の分のケーキと紅茶を取りに行き戻って来ると………ケーキを持って順番待ちしている人達と先頭でケーキを食べさせてもらってる娘達…………
〔これツッコミできる人はいるだろうか? え、どっちにかって? どっちにもできるか!! 〕
あ、この世界だとダイエットって何? だからな。後でちあきちゃんに教えてあげようかな(笑)。
娘達がお腹一杯になるまで………君たち、良く入ったね。
完全にホール×5個分は食べたよね?
足元には既にシリウスちゃんとポーパルちゃんがあお向けでお腹ぽんぽん状態でした。
他の獣魔も既に同じ状態になっていた。
このままではしょうがないのでお腹ぽんぽんの獣魔達とその親を連れてFICA保育園まで戻り保育園の休息スペースに皆の獣魔達を寝かせてあげる。
〔うん、みんなで寝てる姿は絵になるね(スクショ"パシャ")カワイイは正義だしね♪〕
さてと、オークションはどうなったかな?
リンゴ副園長にこの場を任せてオークションを見に行くか。
〔一応、SWASを出して護衛命令をしておく!ユニットC装備で〕
中央公園特設会場が盛り上がっていた?
オークション自体は始まっていて先ず低レベルの武具やアイテムが出てくるのを会場のバイヤー(登録すれば誰でもバイヤーになれる)が買い取っていた。
さてどうなったかな?……………ヘェ~、先ずはサーバー別で始めたのか………お、なんちゃってミスリルソードが出たね。(あれ、早くね? )
ほう、本人が金額指定もできるのか………あれ? オイラ聞かれなかったな………何でだろう?
しかしあのミスリルソードを出したヤツは強気だね。
この時点で出てきた意味わかってるのかな?
[ミスリルソード(低)]
攻撃力+30
耐久値200/200 重量2
品質:C
製作:第3サーバーPC
解説:第3サーバーPCが作った長剣
ミスリル製だが製造が悪く品質が落ちている
そのせいで価値も落ちている
価格:50,000G
こんな勿体ないソードにスタート自己価格:1,000,000Gって誰が買うのかな?
おや、始まったけど誰もコールしないぞ! どうするのかな? 運営さんは♪
『"コンコン"え~とこの場合は不成立になりますが制作者に現在最終通告をしていまして適正スタート価格でのやり直しをするか確認をしています。はい只今承諾を受けましたので適正スタート価格、5,000Gよりスタートします。では5,000Gよりスタート"コン"』
お、やっと手を上げた人がいたけどなかなか上がらないね(笑)。
結局、35,000Gで落札したね。
〔まぁ、妥当なのかな? 買ったのは第3サーバーのバイヤーかな? 本人だったりして(笑)〕
:
:
ん、最後の登場で例の剣かな?
[鉄の長剣]
攻撃力+35
耐久値200/200 重量1
品質:A
製作:第3サーバーPC
解説:第3サーバーPCが作った長剣
鉄製だが、丁寧に作られた逸品
そのため攻撃力が普通の長剣よりも高い
価格:110,000G
ほう、中々の性能だな。
この人に資源収集指南書でもあげたいね。
『次は第3サーバー前半最後の商品です。この[鉄の長剣]です。さぁ、スタート価格は10,000Gからです。では10,000Gよりスタート"コン"』
おぉーミルミル価格が上がって行くよ。
既に100,000G越えたよ。
結局120,000Gで落札したね。
落としたのは第2サーバーのPCか………結構見る目ある奴がいるね。
次は第4サーバーかな?
:
:
お、次は第4サーバーの例の子の革鎧だね
[狼革の革鎧]
防御力20 素早さ5
耐久値150/150 重量1
品質:B
製作:第4サーバーPC
解説:第4サーバーPCが作った革鎧
丁寧に皮を鞣し革に加工して作ってある
ただ金具に加工ムラが有り品質が下がった
価格:200,000G
う~ん、勿体ない。
この人は何で[彫金]が必要なのを気が付かなかったのかな?
〔もしかしたらリアル革職人で金具は作って貰ってるのかな? 〕
『次はこの[狼革の革鎧]です。ではスタート価格は20,000Gからです。20,000G"コン"』
ホ~、ミルミル価格が上がって行くよ。
すぐに100,000G越えたよ。
〔見てるヤツは見てるって所かな?〕
結局は210,000Gでまた第2サーバーが落としたね。
〔第2サーバーの落としてるのは同じ人物なら要注意だな。後で聞いてみるか………〕
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:
次は第2サーバーかな?
:
:
おぉ、やっと例のシールドが最後に出てきたな。
[鉄の特殊タワーシールド]
防御力50 衝撃耐性(小)
耐久値200/200 重量5
品質:A
製作:第2サーバーPC
解説:第2サーバーPCが作った特殊構造のタワーシールド
装甲に鉄板/樫板/狼革/鉄板で挟み衝撃にも対応した仕様
多少の物理攻撃には耐えられるはず
少々重いが優秀なタンクが使えば問題ない
価格:900,000G
ほう、思ったより良い出来だね。
やはりミスリル板追加するだけでも良くなるね。
『次は第2サーバー最後の登場で、この[鉄の特殊タワーシールド]です。ではスタート価格は90,000Gからです。では、90,000Gから"コン"』
おぉーミルミル価格が上がって行くよ。
すぐに500,000G越えたよ。
〔今まで出た中では最高の防御力だからな。そりゃ買うかな………〕
結局、1,200,000Gで第3サーバーが落としたね。
〔う~ん、もし例のグループが落としていたら厄介だけど………ま、斬れるから良いか(笑)〕
さぁ、最後に第1サーバーの番だな。
さてどうなるやら………
:
:
結果から言うと何かえらいことになってるね………良いのか?
しかしアイツら、何時の間にか腕を上げてるな。
先ずはカジキくんの作品かな?
[鋼のククリナイフ]
攻撃力+35 切れ味上昇(中)
耐久値200/200 重量1
品質:A
製作:第1サーバーPC
解説:第1サーバーPCが作った長剣
鋼製だが、丁寧に作られた逸品
そのため攻撃力が普通の長剣よりも高い
価格:150,000G
落札価格:200,000G
ほう、品質がAですか。
中々の物を作ったよね、カジキは(たぶん?)。
〔元ネタは龍式ククリナイフかな?マグロに上げた奴を見本にしたね(笑)〕
次はninzinくんの作品かな?
[トレントの短杖(火)]
魔攻力+15(火) 命中補正(中)
耐久値150/150 重量1
品質:A
製作:第1サーバーPC
解説:第1サーバーPCが作った特殊な杖?
魔力を込めるだけで火魔法が打てる
オークの魔核(火.E級)を使ったため火魔法専用の魔道具になった
特殊な持ち方で使用するため命中制度が上がった
価格:250,000G
落札価格:500,000G
うん、拳銃だね。
元ネタはninzinに渡した[トレントの銃ロット(試作)]だよね。
〔オークの魔核3個に制御陣を頼まれて作ったけどこれを作ったんだ。あと2丁はあるな♪〕
ん、第3サーバーのPCが落としたな………まさかアイツが落としてたら厄介だな。
最後に岩鉄さんの作品かな?
[鋼の長剣]
攻撃力+40 切れ味上昇(中)
耐久値200/200 重量1
品質:S
製作:第1サーバーPC
解説:第1サーバーPCが作った長剣
鋼製だが、丁寧に作られた逸品
そのため攻撃力が普通の長剣よりも高い
価格:150,000G
落札価格:220,000G
ほう、品質がSですか。
岩鉄さん流石ですね(たぶん?)。
〔恐らく魔玉鋼の強制レベリングの成果かな(笑)〕
『では本日のメインの前に休憩になります。なお、再開は21時よりになりますので時間前にはお戻り下さい』
今は19時半か………一旦保育園に戻るか。
戻るとクックさんの店[ウォルペ:ウーノ]が戻っていた。
食堂に行くとクックさんが仕込みの真っ最中だった。
〔手の空いてた親衛隊が捕まってるね〕
クックさん曰く材料が全て無くなり戻って来たらしい。
〔あれ、確か2日分は積んできたよね?〕
仕込み中だったが夕飯は出来ているので食べて下さいと言われたので悪いと思いつつ頂く事に。
〔確かにあの行列はすごかったしね〕
娘達は食事済との事なので保育園に行ってみると………え~となにこれ?
スノウちゃんはBパーツ(お手伝いアーム)に換装した[SWAS]に十二単を着てリンゴさんのお手伝いをしていた?
〔背中に巫女姫姿のクーちゃんを載せて? 〕
そして色んな衣装を着ているハシャギまくっているちびっ子達が所狭しとはしりまわり衣装を作っては捕まえて着替えさせてる裁縫チームとソーイ師匠?………何この状況?
「リンゴ副園長、この状況は? 」
「え~と………ちびっ子達はたぶん……おいかけっこ♪のつもりかな? 捕まるとお着替えって感じで。そしてそこの裁縫チームは、捕まえては着替えさせてるの繰返しですね」
「で、そこのクローゼットとクローゼットの中の服の山はどうしたの? 」
「クローゼットは丁度《キュクロー村》から帰って来たカジキさんとヨモギさんをスノウちゃんに捕ま……探してもらって作らせ……いえ、作ってもらって服は裁縫チームがちびっ子達を捕まえてはその場でサイズを図ってそこの作業台で造っては着せてからリリースするの繰返しですね」
「つまり、裁縫チームのレベリングとそれを観ている親って所かな?しかもソーイ師匠までって」
「あの~………そのソーイ師匠さんって? 」
「あ、リンゴさんは知らないか。私が初期の頃に裁縫と革加工の指導を受けた師匠でね、この街のトップ職人の一人かな。服関係は師匠のお陰だね」
「え、そんなに凄い人なんですか!?それであんな服を作れたのかな? 」
「あの服はたぶん、ミシンさんのいれ知恵だろうね。元ネタ知らないでしょう、NPCは」
「そう言えばここのNPCの人ってほぼ人って感じですよね。何でですかね? 」
「メインサーバーは世界一のスパコン使ってるからとしか言えないよ」
「ヘェ~そうなんだ?………それでこの状態はどうしますか? 」
この状態をどうやっても止められなさそうなので放置する事に。
〔知らんがな!?〕
リンゴ副園長にこの場を任せてオークションの会場に戻る事に。
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その頃の第3サーバーのある姉妹の会話の様子。
「イース姉さん、例の物落札したわよ」
「ありがとう、私の狐っ子 マイシスター・レイン。これでリアルスキルが使えるわ」
「もう、姉さんはほんとに戦闘狂?なんだから。そんな事してるから30も過ぎても男が寄って来ないのよ」
「何を言うのよ!私はモテモテよ………何よ? 」
「もう良いから早く私にお兄様を紹介してよね」
「ア~ア~聞こえない♪それよりアレは大丈夫なの? 準備は良いの」
「姉さん次第よ。今回はサーバー推薦で出るんだし勝ってもらわないとあのアホ軍団を潰せないわよ」
「そうよね。でもアレはうけたわ(笑)。ミスリルソードを出したら評価は低くて買い戻してるし。他に出てきたサーバー、特に第1サーバーの商品は凄いらしいね」
「そうなのよ。第1サーバーの品質はほとんどAだし中にはS評価の物もあったわ。最後の長剣なんか鋼製でS評価よ。一体どうなってるのかな? もしかしてA評価が標準!?」
「その辺はズームに聞いてみるよ。どうせ本選には顔位出すだろうからね………」
実際はPVP本選でそれ以上に驚く事になる姉妹だった。
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龍さん→他のサーバーは酷いね
運営→龍さんの方がすごすぎるのでは?
GM秘書→他はどうなってるの?
運営上司→どうしようもないよ
Gバカ→ハハーおいらの一人勝ち(笑)