地域によって呼称が紛らわしいクマンバチ
「鳩はあれほど無防備なのに何故狩られて絶滅しないのだろうか?」
「まず日本人に鳩を狩ろうという考えがないからじゃろ」
安達家のリビングにて。
外で「クルッポー」と鳴いている鳩の声を聞きながら首を傾げているマカミさんと、日本人は鳩は食わねえとつっこむリィンベルさん。
ちなみに鳩は人の多い都会の方が人に慣れて無防備な個体が多く、田舎ほど人への警戒心が強いそうです。
「何故?」
「何故と言われてのう。そういう食文化だからじゃろう。隣の国の中国などは鳩を食べるそうじゃが」
なお街中でよく見かける鳩は鳥獣保護法という法律で守られていますが、山などに居るキジバトは狩猟鳥獣として許可されているので、制限付きで獲ることはできます。
「なるほど狩られることがない。そういえば駐車場をチョロチョロしている鳥もあまり逃げないな。食いでがなさそうなので放置していたが」
「おぬしまさか鳩は狩ったことがあるとか言いださんじゃろうな」
放置する理由が理由だけに実はやらかしたことがあるのではと危惧するリィンベルさん。
そんなまさかマカミさんが肉好きだからって街中で鳩狩ったりとか……。
今日も日本は平和です。
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一方高天原。
「駐車場でトコトコしてるのってセキレイだっけ?」
「ハクセキレイですね。姿が似ているセグロセキレイも居ますが、こちらは川辺などに生息しています」
なおそのセキレイは日本書紀にも登場し、一説よるとイザナギ様とイザナミ様に重大な影響を与えたとされているのですが。
詳しい話はお父さんやお母さんに聞こう!
「セキレイが尻尾振ってるの見てセッ〇スの仕方を学んだんだっけ」
「もうちょっと包み隠してくれませんか」
当事者の娘から容赦のない暴露。
もう純粋な目でセキレイを見れなくなったじゃないかどうしてくれる。
「というかハクセキレイって渡り鳥じゃなかった? なんか年中見かける気がするんだけど」
「元は越冬のために冬に北海道だけに生息していた冬鳥なのですが、徐々に本州を南下してきた上に、都市部でも余裕で生きていけるせいかそのまま年中留まり渡り鳥ではなくなってしまいましたね」
「逞しすぎる」
なおハクセキレイが逞しすぎるせいか、セグロセキレイが押されるように生息域が狭くなっている模様。
「まあセグロセキレイが生息域を狭めているのは、別にハクセキレイのせいではなく、都市化が進む環境に適応できないからだとされていますが」
「あースズメが減ってるのも住宅環境の変化が原因の可能性があるんだっけ」
逆に都市部でも余裕で巣を作るので、たまに騒ぎになるニホンミツバチ。
養蜂家の方に頼んだら引き取りに来てくれることがあるので、駆除の前に頼んでみましょう。
「ミツバチも逞しいよねえ。スズメバチが襲ってきても集団で包み込んで熱で焼き殺すんだっけ。実行する前に結構な数がやられるけど」
「それができるのはニホンミツバチですね。セイヨウミツバチはできないせいか、野生化が確認された当初はニホンミツバチを脅かすのではと言われていたのですが、それほど定着することもなく」
「何で日本のミツバチだけそんな覚悟ガンギマリな進化してるの」
「西洋にオオスズメバチが居なかったからでは?」
なお2019年にアメリカにオオスズメバチの侵入と巣が確認されたのですが、2023年には目撃情報がなくなり、2024年には根絶宣言が出されています。
「オオスズメバチに発信機を取り付けて効率よく殲滅していったそうですね」
「アメリカの本気恐」
それこそセイヨウミツバチに悪影響が出る可能性があったからね。
迅速な対応も当然だね。
今日も高天原は平和です。




