着るものに困る
「立冬なのに暖かすぎませんか?」
「アイス片手に言われると説得力があるのう」
安達家のリビングにて。
ちょっと外を歩いてきたら暑くなってきたのかバニラアイス食ってるエルテさんと、気温に関係なく大体飲むのはほうじ茶なリィンベルさん。
「まあ最近は暖かいと思っていたら急に冷え込んでくるからのう。エルテも今のうちに冬用の服や防寒具などは出しておくんじゃぞ。必要なら使う前に洗濯しておいたほうがいいじゃろうし」
「おばあちゃん……」
「いや、確かにおばあちゃんじゃが」
リィンベルさんにババみを感じるエルテさんと、普通に慕ってはくれているので侮り判定には引っかからなかったらしいリィンベルさん。
リィンベルさんはババア扱いされても、からかったり揶揄する意図がなければ事実なので割と受け入れます。
「そういえばリィンベルさんの方は防寒着とかあんま着ないというか、着てても薄手のやつじゃないですか。寒くないんですか?」
「歳をとると暑さ寒さを感じ辛いらしくてのう。それに良い歳をして着ぶくれているのもみっともないかとな」
「そんなおしゃれのために真冬でもミニスカな女子高生みたいな」
なおとある調査によると、令和の女子高生のスカート丈のトレンドは膝上くらいで、そんなミニスカは流行ってない模様(地域にもよる
今日も日本は平和です。
・
・
・
一方高天原。
「早く冬になって鍋がしたい」
「鍋好きですからね姉上」
こたつを出して入ってみたもののまだ暖かいのでスイッチは入れてないアマテラス様と、こたつの前には座っているもののこたつ布団には入らず膝で押し込んでるツクヨミ様。
よく考えたらアマテラス様とツクヨミ様が仲良くこたつを囲んでいるこの光景は一体。
「昔は女子高生がミニスカだったっていうけど、さらに遡ってスケバンとかになるとむしろ長かったよね」
「今の若い人はまず見たことないでしょうスケバン」
今の日本だとヤンキー自体が絶滅危惧種だからね。
なお作者の地元は田舎なので未だに暴走族とかいましたが、ステイホームが推奨されていた時期に暴走族も防疫に配慮したのかパッタリと見なくなりました。
配慮は素晴らしいし暴走族が居なくなるのは良いことですが、なんか納得いかねえ。
「まあ暴走族も徐々に高齢化が進んでいたそうですからね。解散するには丁度良かったのではないでしょうか」
「何その微妙な気分になる高齢化」
今の時代高齢化はあらゆる業界で避けられないからね。仕方ないね。
「自衛隊もあまりに入隊者が少ないので、制限年齢を二十七歳から三十二歳にあげてますからね」
「それ仮に入っても、未経験の三十代が体力的についていけるの?」
よく「普段運動していない人が自衛隊に入ってもやっていけないのではと?」いう心配が聞かれますが、入った後の訓練でしごかれてたら体力は勝手につくので、問題はむしろ様々な理不尽に耐えられるかどうかの精神面です(個人の感想
あと配属された隊の性格。
「まあ最近はハラスメントへの対応などが厳しくなり、指導がゆるくなっているという話もありますが」
「健全と言えば健全だけど、準軍事組織としてそれはそれで大丈夫なの」
私にも分からん。
今日も高天原は平和です。




