少しおかしい二人
そうだな。これは俺の思い出で彼女と出会ってからの今この時までを書く話だ。
見る人は駄文だと思うだろうけど。まあ、思い出を書いてるだけだ。暇な人だけ読んでくれ。取り敢えず、出逢いから書こうか。
ここからはありがちでとてもツマラナイモノだろう。
一人のヘタレな男と泣き虫な女の下らない人生の一瞬だ。
中三の夏に俺は家族と友人の紹介で塾に行くことになった。
正直俺は勉強が嫌いで……イヤ、苦手で塾には行きたくなかった。
親や友人には散々拒否の姿勢を見せた。
まあ、無意味だったが。
初日の授業は直ぐに帰ろうとして捕まった。
二回目の授業は親父が迎えに行くからと言われて断念した。
それ以降は授業には出る生活が始まった。
今思うと友人が居なかったら俺は初日に逃げ切って塾には行かなかっただろう。
友人には感謝です。
取り敢えず一月たった。
塾につくと何か五月蝿かった。
休憩ルームでチビが騒いでた。
塾長がチビにうるさいぞーとか、注意してたのを覚えてる。
俺が缶コーヒーを塾長に貰って飲んでいるとそのチビが声をかけて来て話し相手になったのを覚えてる。
それからチビと一緒に居ることが増えた。
チビは俺みたいなのと一緒に居て何が楽しいのか分からんほど良く笑う。
俺も気が付くと良く笑っていた。
冬の中頃、一度だけチビが意地を張って電車で塾に行っていた俺を改札まで追ってきたことがあった。何でかとても嬉しかった。
春になり、俺の高校は決まった。自分でも驚く進学校に合格できた。
チビや塾長、友人が皆祝ってくれた。嬉しかった。
中学を卒業して塾も辞めることになった。
チビは少し寂しそうだった。
………俺はチビに学校の名前を教えて帰った。少しの期待と寂しさが残った。
俺は高校でラグビーを始めた。
練習は辛く何度も辞めたいと思った。
その中でも新しい友人に恵まれて親友と言える友人もできた。
そのなかで俺はチビのことを忘れていった。
高校最後の年、俺は中学の級友に恋をした。
久々に会って話をした。
ただそれだけで恋をした。
そして一年がたった。
ラグビーの最後の試合の日彼女は試合の会場に居た。
俺達は負けていて最後の数秒に俺がトライをしたが試合に負けた。
控え室で凄い泣いた。悔しかった。
会場の外で父母会と監督が待っていた。
拍手で迎えてくれたときまた泣いた。
彼女もそこに居たのに泣いている俺を見て困った様に笑っていた。
帰り道に二人で歩いた。
何も話は無い。
ただ、最後のトライがかっこよかった。の一言でまた泣きそうだった。
何回も二人で遊びに行った。たくさん遊んだ。
大学受験では先生にお世話になった。
多分、200枚くらい原稿用紙を書いた。腱鞘炎になって湿布を貼って書いた。
大学は平均くらいの学校に合格した。
高校卒業後、夜の土手で彼女に告白した。
OKだった。
一週間ほどハイテンションだった。
大学は違う学校だった。
大学ではまたラグビーをした。
一年目はまだやる気はあった。
二年目は腐って居た。
余りにも酷かった。
彼女にも振られ、学校もうまくいかずにどんどん腐っていった。
三年目は留年して、もう一度二年だった。
何もかもが嫌になった俺は退学を考えていた。
夏前にFacebookでメッセージが来た。
チビからだった。
俺は何気無しにメッセージを返した。
それから二日後に夜中の3時にトイレに起きるとlineのメッセージで辛いと書いてあった。
気が付いたら電話をしていた。
チビも電話をしてくるとは思って無かったのかかけて直ぐに大声で泣き出した。
それから7月に久々に会うと約束した。
当日、俺は伸びまくってだらしないヒゲや髪を久しぶりに解き、整えてチビに会った。
チビは女になっていた。
俺は昔にもどっている自分に驚いた。
これほどに無邪気に笑ったのはいつ以来かを考えるほどに。
それから直ぐにチビと付き合った。
チビは男運に恵まれず。クズ男に引っ掛かりまくって警察沙汰にもなったらしい。
付き合って直ぐに金銭トラブルで問題を起こし。
色々と調べて教えた。
元カレに殺すと脅迫された時も証拠を残して警察沙汰にできると相手に教えて下がらせた。
最近は予定が会わず会えない日が多くて寂しい思いをさせている。
毎日のように電話をしていても寂しいようだ。
チビと今3ヶ月立ちました。
今日もチビは電話を片手に俺に会いたいと電話をしています。
これがチビと俺の今までです。
この先はまだまだ先のお話です。
ちなみにノンフィクションですので深くは考えない方がよろしいと思います(笑)