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0の衝撃  作者: あるみゃ
第一章 空間の狭間で
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真実の行き先

これが……幸せ?

  洞窟内は結構長かった。

  俺の傷もあったせいで歩くことが出来なかったのもあるが、他にも原因があったのだ。

  牢屋の中での話で、アエリアがいじめられたと感じ、空間を閉じ込めていた。

  ちなみに牢屋から出た時は気付かなかったが、同じ場所をぐるぐる回っていたらしく、その時にちょうどよく空間の中にイルアが入って来たらしい。

  つまり、イルアはアホなのだ。

「はあ……どうして僕があんたたちに付いて行かなきゃならないんだ……」

  イルアの黒髪はさっきと比べて何故か元気がなかった。

「イルアくんがいきなり疾走した時はみんな心配したんだよ?」

  アエリアの口振りだとイルアは俺より先に居たのだろう。

「あれは……その……いきなり言われたからパニクって……」

「じゃあ何で俺たちを捕まえたりしたんだ?」

  金髪の長髪から見せるこの青く光る眼がイルアを睨みつける。

「いや、あれは……能力が本当にあるなら逃げられるかなぁと……」

  イルアは戸惑いが隠せない様子だった。

「いやぁ。イルアは能力を使いこなしてたよね?」

  カノンの言葉がイルアを追撃する。

「うう……ああ……もう! 分かったよ!」


「付いて行けばいいんだろ!」


「逆ギレだ」

「逆ギレだね」

「逆ギレだよね……」

  それでもイルアはこの三人には勝てなかったようだ。


「それにしても、これで五人だよな? あと三人は?」

「みんな失踪しちゃったんだ……みんな……何かに操られるように……」

  アエリアの元気が無くなったかのように言葉が弱まる。

「その内の一人。イルアも同じだったんだ。何かに操られるように外へと出て行った」

  追加で言うようにナギが続けて言った。

「じゃあ……残り三人も……」

  ん? 待てよ? 三人? そんなはずはない……

  アエリアは説明の時に五個しか能力を言わなかったのに、能力者は自分たちを合わせて八人と言ったのだ。

  あの時、普通は俺とアエリアを合わせて合計が七人のはずだ。

  つまり一人多いのだ。

「アエリア。三人の能力を言ってくれないか?」

  不思議に思った俺は、アエリアにもう一度聞いた。

「えーっと……『空間を偽る』『空間で幻覚を見せる』と……」

「あと……一人……」

「も、もうこんな時間だ! ごめん! 先に帰るねっ!」

  俺が聞くとアエリアは焦りながら逃げるように帰って行った。

「あれは絶対に何か隠してるね」

  カノンが不思議そうにそう言った。

「ああ、確かにそうだな……」

  ナギも続けてそう言う。

  夜の暗闇が疑問と一緒に俺たちを包み込んだ気がした。



「何か俺たちだけの食事って新鮮だな」

  次の日の朝。昨日の疑問を綺麗さっぱり忘れてここに来て始めての食事をとっていた。

「私にとってメンバーが増えようがあまり朝は変わらないがな」

  俺たち能力者を引き取り続けたリーダー的存在のナギにはあまり変わらないらしい。

  それにしてもこのアパートはただなのだろうか……何処かの大富豪が住む豪邸に近いぐらいの豪華な部屋なのだ。

  ただ、ナギは仕事をしているようには見えないのだ。

「ナギって収入どれくらいなんだ?」

  我慢出来なくなった俺は収入を聞いてしまった。

「あー……軽く百万は行ってるかな……」

「「ひゃっ、百万っっ!」」

  俺とアエリアの声が偶然に合わさる。

「いやー。ナギってさこう見えて自分の能力を使って手品ショーしてるんだよねー。その収入なんだよ」

「こ、こう見えてとはなんだ」

  カノンの言葉でナギの顔が赤くなる。

「え? だってナギって胸が無いからショーをするにしても目立つとこが無––––」

  ゴンッ。という鈍いをととともに俺は目を閉じる。開くとカノンが床に転がっていた。

「まったく」

  この人は怒らせるのが趣味なのだろうか。と改めて思った。

「わ、私も胸が無いけど、キサラは嫌いにならないでね!」

  アエリアは何を考えているのか分からなかった。

「おはよう……」

  目を擦りながら黒髪をボサボサにしたイルアがリビングへと入って来た。

「あ、そう言えばイルアくん居たんだ……」

  パタン。という音と共にイルアの泣き声がドアの外から聞こえた。

「嘘! 嘘だから! 冗談だよ! 私が忘れるわけないでしょ!」

  アエリアが焦りながらドアの外に出る。

「本当?」

「本当だよ」

  こう見ると母子を見てるみたいで少しだけ笑ってしまった。

「まあ、と言うわけで今日から僕がリーダーだからな!」

  さっきの声とは裏腹に威勢のいい声を出して再度リビングに入って来た。

「あ、そう言えばイルアくん居たんだ……」

  そしてまたしてもアエリアの一言でリビングから出て行った。

「……おい」

  それを見ていた俺は呆れて声も出なかった。


  もしかしたら平和な日常は今日だけなのかもしれない……


  っと、心の奥底で何故か血が騒いだ。


「た……す……けて……」



「響乃……?」


 九月十五日午前七時半


こんにちは! みゃんたろうです!

人生って辛い時はありますよね!

実は僕も昨日ありました。

昨夜、あるまちゃんにメール送ったら……

既読無視されちゃったんですよ!

ひどくないですか? まだ未読の方が嬉しいですね。

まあ、あるまちゃんも勉強とかその他もろもろありますから大目に見ましょう。

では、今話を読んでくれた皆さんありがとうございました!

自作は新章に移りますので次回もよろしくお願いします!

あと、あるまちゃんが明日から書きますのでよろしくお願いします!

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