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0の衝撃  作者: あるみゃ
第二章 空間は過去を見せる
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実験体超能力者

俺たちが……実験体……?

  窓から入る太陽の日差しが俺の顔を照らす。

「眩しい……」

  太陽の光を遮るように手を目の上に覆いかぶせた。

  カコン。と何かを落とすような音が聞こえ俺はびっくりして音の方向を見た瞬間。何かが俺の体を包む。

「キサラっ!」

  声を聞く限り、アエリアが俺に抱きついていたのだ。

「もう……目覚めないかと思った……」

  時計を見てみると、九月二十三日と表示されている。

  あの戦いから約一週間の時間を眠っていたようだ。

  手や腹部などに無数の包帯が巻かれていた。

「ずっと看病してくれてたんだな……ありがとう……」

  アエリアに触られても痛くないということは傷は塞がっているようだ。

「お礼を言うのはこっちだよ……こんなになってまで助けてくれたんだから……」

「仲間を助けるのは当たり前だろ? 礼を言うのは俺じゃなくてあいつに行ってくれ……」

  俺は棚の上に置いてあった写真立てを指差す。

  逆に俺は響乃に助けられた。あいつが居てくれたおかげで俺が勝てたのだから。

「あのさ……お楽しみのところ悪いんだけど……」

  部屋の入り口からカノンが片手で目を覆いかぶせながら言った。

「お楽しみのところ……?」

  俺はアエリアの態勢をよく見てみる。

  アエリアはベッドの上で片膝を立てて俺に抱きついていた。

「なんと言うか……エロいよ?」

  アエリアの顔が耳まで真っ赤になり、瞬時にベットから飛び降りた。

「ななな、何も見てないよね? カノン!」

  アエリアの動揺っぷりが声を聞くだけで分った。

「やっぱりアエリアは年上が好みなんだねぇ」

  そんなことをカノンは笑いながら言う。

「そ、そそそ、そんな事ないもんねっ!」

  どうやら図星のようだ。

「やっぱりそうなんだ!」

「カノンのばかっ!」

  アエリアは顔を真っ赤に染めながら部屋から飛び出して行った。

「お年頃だねぇ」

  そんなアエリアを目で置いながらカノンはそう呟いた。

「そんな事よりお客様がお呼びだよ? キサラくん」

  俺の方に視線を向け直したカノンはそう言い残して何処かへ歩いて行った。

「お客様?」

  俺はベッドに座り立とうとしたが、ずっと寝てたせいで筋肉が衰え立てなかった。

  そういう時を考慮して、ご丁寧にベッドに杖が立てかけられていた。

  俺は杖を使い立ち上がって、応接室へと移動した。

  最初は独房だと思っていた部屋が、実は応接室だったことを次の日に知った。

  読者の皆様も知っているだろう、俺が一番最初に目覚めたあの石壁の部屋だ。

  注:ここはマンションです。

  俺は独房(応接室)の鍵なし鉄扉を力強く開けた。

「久しぶりだな……」

  中からは聞きなれない少年の声が聞こえ、俺は身構えた。

「大丈夫だキサラ。こいつはもう何もしないよ」

  ナギの声に俺は警戒を解き、前の男を再度見た。

  白髪で黒い目の青年がじっとこちらを見ていた。

  俺はよくカツ丼が出そうなテーブルの椅子に腰掛けた。

「シノだ。今日からよろしく」

  ふと少年からそんな言葉が聞こえた。

「今日からよろしくって、ナギ! こいつは敵なんじゃ……」

「そいつもイルアと同じだ。何者かに操られてたんだと」

  ナギの言葉に俺は安心した。

「それとこいつは能力の情報を持っているらしい」

「能力の情報っ!」

  ナギの続けた言葉に俺の心臓が動いた。

「そうそう。キサラくんが起きたら話そうって思ってたんだ」

  カノンが部屋に入って来て鉄扉を完全に閉じる。

「じゃあ、全員揃ったみたいだな……」

  シノの言葉を合図に俺たち三人は静まる。

「まずは俺たちの能力についてだ」

  俺はゴクリと生唾を飲んだ。

「この能力の発現条件が精神的なショックってことは知ってるよな?」

「ああ」

  シノの言葉にナギが答える。

「その話なんだが……左側の肩甲骨を見てくれ」

  俺たちは言われた通りに肩甲骨を見る。

  ずっと気付かなかったが、そこにはNo.三という文字が刻まれていた。

「僕はNo.四だったよ?」

「私はNo.一だ……」

  二人にも同じように刻まれれいるようだ。

「そう。それは発現した順番を表しているんだ……」


「そして……発現前には必ずだが、何故か次に発現する人物に会うようだ」

「次に発現する人物?」

「そう。例えば。ナギの場合能力が発現する前にアエリアと会っている事になる」

  と言うことは俺の場合はカノンと……ん? 待てよ?

「カノン! お前の本名って東雲 隼人じゃないか?」

「そうだけど……なんで僕の名前を? って、ああっ! あの時夢に見た少年にそっくりだと思ったらもしかしてお寺に居たのってキサラくん?」

「夢? いや、それ多分現実だぞ?」

  あの日はよく覚えている。響乃が死ぬ一時間前だったのだから。

「そう。それだ。現実で会っているのに覚えてなくて、大分経って夢に出てくるんだ。多分カノンもそうなっている」

「じゃあ。俺が夢で見たアエリアの発現前は本当は現実だったということか?」

「ああ。そうなる」

「そうなると話が矛盾しないか? あの時会った歳が今の歳と一緒なんだが」

「夢って言うのは現実が干渉する物事しか見せないらしい。と言うことは夢の中なら今の歳でアエリアと会ってもおかしくないだろ」

  俺はその言葉で納得した。

「まあ結構話がずれたが、この番号には理由があるらしい」

「理由?」

  今度はシノが反応する。

「実験体ナンバーだよ。超能力の……」

「「「超能力っ!」」」

  三人の声が重なり大きな声が部屋中を響かせた。

  この部屋が防音ではなかったら外まで聞こえていただろう。

「ああ。人体実験みたいなものだな。能力者を作るための」

「だが研究員は開発したのはいいが、能力の発現条件には精神的な衝撃が不可欠となった。そんな感じか?」

  シノに続いてナギが発言する。

「そう。だが俺たちはその条件に遭遇した。実験成功だ」

「じゃあ。俺たちは……」

  今の現状に驚きあまり声が出なかった。

「実験体超能力者だ。そして成功した俺たちの細胞を見るために前々に準備しておいた洗脳機で俺たちを研究所に集め、効かなかったナギ達を集めろと命じた。それが最大の攻撃理由になる」

  それでシノは響乃の事を知っていたのか。

「じゃあ。操られたカナメも俺たちに攻撃してくるって事か……」

  ナギが深刻そうな声で言った。

「そのカナメって誰なんだ?」

「『空間で幻覚を見せる』能力者だ。敵になると結構厄介だな」

  幻覚となると洗脳に近い事をしてくるということになる。

「そいつらの研究所とか分かるの?」

  カノンが珍しくいい案を出した。

  カナメと戦う前に研究所を墜としてしまえば戦わないで済むはずだ。

「すまないが全く検討が付かない。それに墜としたとしても洗脳だけは生き続けるから無意味だな」

  シノの言葉で希望が消えてしまった。



  翌日になり、足は完全に歩けるように完治した。

  昨日の話を聞く限りで思ったことは、研究員の一人が俺たちを監視している可能性があるということだ。

  俺は新聞を取りにマンションのラウンジに降りる。

  あたりを見渡す限りそれらしき人の気配は無く、監視カメラもマンションの物しか無い。

  警戒を解き、ため息を一つ付きながらエレベーターの入り口に移動して待つ。

  チン。という音が鳴りエレベーターが開いた瞬間。中から何者かが倒れてくるのが分かり反射的に受け止めた。

「女の子……?」

  俺が受け止めたのは綺麗な水色の髪をした少女だった。


  服の隙間からNo.八の文字が見えた。



 九月二四日午前四時半。あと一週間。

こんにちわ! あるまです!

すごく面倒臭がりの相棒が居ると、何か楽しいですね。

「うう……第四章になったら書きたい……」

とか引き延ばそうとしてましたけど。

「いや……もう読者さんに言ってるし……」

て、返したら何か落ち込む人のスタンプが返ってきました。

余談ですがみゃんたさんの漢字名ってみゃん太郎だったんで結構笑ってしまいました。

理由は聞かないでください!


それにしても前回の話で感想を求めたんですけど……


ノーコメントですね……はい……


これって別に変えなくていいって事ですか?

そんな事は無いですよね……分かってます。

なので頑張って勉強して面白い作品を作ります! 第四章から!


この作品を読んでくれてありがとうございました! またよろしくお願いします!

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