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転生した物語  作者: 床に這いつくばって
第一章 この世界
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第ニ話 剣の勉強

あの後俺はベットで目が覚めた。

思ったより「疲れ」はなかった。

若さってやつか。ん?4歳児に若いもくそもあるんか?


…昨日のことを思い出せばきっと今日もどうせ同じことが起きるのだろうと思っていた。


しかしそうならず俺はペンを片手に頷いていた。



あーなるほど。ふむふむ、


今現在父に剣について教えてもらっている。まあ実践って訳ではなく椅子に座って口頭説明だ。


(アモスよ、これでいいよ。もう木刀は握りたくないよ。毎日これでいいよ。)


と思ったら願いは叶ったのだろう。

外には行かなかった。


おっどうやら今日はこれで済むらしい。

普通に喜ぼう!あんなのは一日で十分だからな。

もしかして諦められています?

いやそんなことは...?





えーとアモスは何を言ったんだっけな。

せめて剣術が出来ないならこれくらいはなって思った。整理整理と。

最初に言われたことを思い出す。



確か...傀儡力だっけな?

この世界には傀儡っていうものがある。人の中にありいわいる体を制御しここぞというときに全ての力を絞り出す。簡単なように聞こえるかもしれないが極めたら、、、

ということらしい。

操るってことか。

それじゃあただ単に力を入れて抜いての繰り返しかって問えば違うと返ってきた。使っているときは体に流れているようで、あまりにも使いすぎると疲れるし個人差が顕著にある。と言っていた



...陸上短距離、長距離みたいな?

走るだけだけどそれを極めている。

こんな解釈でいいかな?



あっ魔力的な感じか。

えとじゃあ魔力と言えばいいのでは?とまた問いかけるとそれは違うとまた同じ答えが返ってきた。

魔力は別にあるらしい。



と考えているうちに次に言われたことを思い出す。剣についての基本的なことだ。

この世界はほぼほぼ剣の世界であり使う剣の種類、どのようにして立ち回るかで呼び名が違ってくる。

具体的は片手剣を使うか、両手剣、長剣だったり短剣だったり、またそれらを両手で使うか、片手で使うかどうかで分けられる。

ん?両手剣を片手で持ってもう片手は両手剣をまた持ってるってことかい?えぇ気持ち悪。



それから相手とやり合っていく中で相手の隙を見つけて突くのを虚剣流

相手とやり合っていく中で弱点を見つけて突くのを弱剣流

相手とやり合いじわじわと追い込んでいくのを崩剣流

相手とやり合いずっとやり合い相手が疲れるのを待つのを屈剣流


虚剣流の中で一番強いのを虚神流

弱剣流の中で一番強いのを弱神流

崩剣流の中で一番強いのを崩神流

屈剣流の中で一番強いのを屈神流


…というらしい。名前どうにかならないのかね、厨二くせー

まあもっとも全て覚えた上で一番得意な流派を呼び名とするらしい。

魔術と混合して使うのもいるらしいがそもそも魔術師が少ないためほぼいない。

だからこの世界は剣の世界と呼ばれるらしい。


そして強さ指数のようなものがあり8級から始まり12段まであるらしい。


最も強い者たちを有段者上位10名と呼ぶ。ちなみに入れ替わりがほぼ無い。

(名前覚えたほうがいいかな?)

それから級の中で最も強い者たちを無段者と言うらしい。こちらは入れ替わりが激しい。


よしこれくらいかな。

紙にも書いておく。覚えたところで意味あるかは分からないけどな。


ちなみにアモスは虚剣片手2級

と言うらしい。


片手か両手か分かんなくね?

ちゃんと書いてくれよー。




一応魔術師についても教えてくれた。


魔術師というものはほぼいないがいるのはいるしそれも強いものばかりだそう。

魔術には火、水、氷、風、土、さらに光と闇である。

またこりゃあ厨二くさい。


魔術師も同じで全て覚えた上で得意な属性を名乗る。


二つ得意な属性を持っている者に対して混合魔術師

三つ得意な属性を持っている者に対して複合魔術師


と言う。(前世と意味合い違くね?)




役立つかもしれないのでメモだ。…役立つよな?



と言うが俺4歳なんだがな。もしかしてこの世界って人の成長めちゃ早い系か?

いやそうだろう、前世の7歳はあるような見た目だしな。



すると隣から兄が入ってきた。



「おっ勉強か、偉いな!!」



兄は面倒見がいい。そして優しい。

今みたいに今日は学校がない休日はよく部屋に来てくれる。とはいえ自分も勉強やアモスとの練習をしないといけないのに。



「兄さんありがとうございます!」



媚びくらいは売っとかないとな。

前世の自分は出来なかったことだ。

媚びか


俺が媚びを売るのか。

面白い世界だ。



「そうだ。トリスも来月から学校だろ?」



前世の俺が一番嫌いだった単語が兄の口から出てきた。


この世界では4歳になって数ヶ月たった後学校に行くという風習がある。

学校はその個人個人自由である。貴族じゃないとね。


まあとにかく嫌だね。なんでこの世界でも学校に行かないといけないのだろう。



「えー行きたくないよ。」



そう嘆くと、



「いやいや、入らないと駄目だろう?父が許すとでも?」



...とてもごもっともな言葉だ。


ラメント家は代々王族を守る貴族らしい。(説明したっけ?)

そのためか皆ゴツい体つきである。



というとで俺に拒否権はないと兄は言いたいらしい。


はあ。...せめて前世のようにはならないように、

そう願った。

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