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ファイブ ー理想と現実の狭間でー  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第4話 水面下で



 その後、用意された部屋に集まったアカリアたち。


 王女を怪しんだのは如月篝ーーカガリという少年だ。


「エレノアを信用するな」


 彼は、アカリアのクラスメイトで、ホムラの兄だった。


 飄々とした態度でいる事が常だが、リーダーシップを発揮し、クラスメイト達をまとめる事が多い。


「ああいった手合いの人間の目線は見慣れている。物を見るような目をしていた。要人しておけよ」


 カガリは名家の人間で、大人達の思惑に何度も振り回されてきた過去を持つ。


 そんなカガリであるため、王女エレノアの二面性に危機感を抱いたのだった。


 すると、カガリの妹であるホムラが、「ならお兄様、私がエレノアさんの動向に耳をすませておきますわ」


 ホムラは耳が良く、様々な音や声を聴く事ができた。


 だから、兄と同じようにエレノアを警戒しようと決めたのだった。


 エレノアの駒になる事は避けるべきという方針だが、アカリア達には帰還の手段も、頼れる伝手もない。


 アカリア達は、グランド・ネイトで邪神討伐のために行動するしかなかった。




 そんな中、アカリアは自分の力をカガリ達に報告する。


 亡霊を見る事ができるというアカリアは、城の中で恨めし気にエレノアを睨む兵士達の霊を何度も見ていた。


 その日からアカリア達は、エレノアに協力するふりをしながら、情報を集める事に専念した。


 召喚された勇者は魔法が使えるようになるため、城の兵士達の指導の下でそれらの力を磨き上げながら。




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