お隣さんと秘密のおうち時間
一緒にスーパーに寄った後、並んで、帰路に就く。
鍵を開けてもらい、中に入る。冷蔵庫の前に袋を置いて、その中からそれぞれの食材を取り出し冷蔵庫にしまっていく。ついでにお菓子をお菓子箱にしまって、袋の中を空にしてしまう。それから、袋をたたんでしまう。
片づけが完了すると、次に夕食の準備に取り掛かる。ニンジンや玉ねぎ、お肉を切っていき、お鍋で炒める。それが完了すると、鍋に水を入れて、煮込んでいく。沸騰してきたら、カレーのルーを入れて、さらに煮込む。
カレーが完成すると、さっきから、ゲームで遊んでいた千幸を呼びに行く。そうするが、千幸は呼んでも「もうちょっとだけ待って~」と何度も言うだけでやってこない。
それから、十数分がたった頃。ようやくやってきた。
「え~、なんで?なんで私のご飯がよそってもらってないの~。」
「なんでって、呼んでも来ないからじゃない。」
「ぶ~。」
ぶーぶーと、能書きと一緒にわめいている。
仕方ないので、ご飯にカレーをよそってあげる。
二人で、一緒に手を合わせてご飯を食べる。スプーンですくって口へと運ぶ。やはり、市販のルーは、というか、カレーはとてもおいしい。
ご飯が食べ終わった後、千幸は座椅子型のソファにもたれかかって、お菓子をつまんでいる。そんな後ろで、私は掃除機をかけながら、お部屋のお掃除を行っている
私が掃除機をかけていると、千幸が邪魔になる。
「ちょっとだけ退いてほしいんだけど。」
「え~、めんどくさい。ここ以外を掃除機かけてきてよ。」
そんなことを言ってどいてくれない。まったくこっちがいろいろやってあげてるんだから、こっちにも気をかけてほしいぐらいだよ。
というわけで、千幸以外の場所の掃除機をかけてもう一度千幸の下へ向かってきた。そうすると、さすがに千幸も退いてくれた。やっとのことで、千幸の部屋の掃除を完了する。
そのあとは二人で、一緒にジュースとお菓子をほおばりながら、映画鑑賞を行う。アニメも一緒に見たり、ゲームを一緒に遊んだりする。
そのあとは、千幸は配信をするらしいので、私は部屋に戻り自分の部屋の掃除もついでにやってくる。