表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【1人用 声劇台本】世界の理(せかいのことわり)

作者: ダイナマイト山村

声劇を書いてみたくて書いてみました。

==============================

配役(声色変えるかは演者次第)



ヘソ:(通貨ペソのイントネーション) 主人公。何の変哲もないヘソ。


??:(ヘソ2)世界の中心でこの世の神。


ヘソ3:ヘソ2と同等の存在で、世界の外の存在。違う世界の神。


ヘソMAX:世界そのもの。


==============================


ヘソ「吾輩はヘソである。名前はまだない」


??「名前がまだないのか?ヘソという名前があるじゃないいか?」


ヘソ「それは名前ではないわ」


??「では、『ヘソ』とは何だ?」


ヘソ「え?」


??「お前はヘソではないのか?」


ヘソ「私は…ヘソだけど…それは名前では…」


??「猫にネコという名前が付いたらネコだろう?」


ヘソ「ネコね」


??「では、ミケという名前が付いたら猫ではないのか?」


ヘソ「猫ではあるが、ネコではないというのが正確な答えでしょう。名前はミケ」


??「ネコは名前なのに、猫は名前ではないと…?」


ヘソ「ネコは固有名で、猫は種族名…」


??「種族『名』は名前ではないのか?」


ヘソ「名前は名前かもしれないけれど、カテゴリーが違うわ」


??「そんなことより」


ヘソ「そんなことより?」


ヘソ2「私はヘソ。腹部中央に存在しすべてをつかさどる高貴なるアギト


ヘソ「へ???」


ヘソ2「世界の中心にして、全知全能なる神のごとき存在」


ヘソ「あなた…ヘソっていうの?」


ヘソ2「私はヘソ。あなたもヘソ。では私はあなた?」


ヘソ「私は私。ほかの誰でもないわ?」


ヘソ2「本当に?」


ヘソ「私は…」


ヘソ2「世界の中心で、腹部中央に存在する全知全能の神。私はあなたで、あなたは私」


ヘソ3「ちょっと待った」


ヘソ「誰なの?」


ヘソ3「私はヘソ」


ヘソ2「でも私たちとは違う世界のヘソね。あなたは」


ヘソ「私たちとは違う世界のヘソ?」


ヘソ3「だとしても…私もまたヘソであり、あなたたちと同じ存在」


ヘソ2「ヘソであって、ヘソでない」


ヘソ「待って!ヘソってそもそも…なに?一体…誰なの?」


ヘソ2「私とあなたともう一人。みんなヘソであり、違うヘソでもある」


ヘソ3「さぁ。目を閉じて」


ヘソ「え…」


ヘソMAX「私はあなたあなたは私、俺は僕で君は…ヘソ」




ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ