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キャラ崩壊してるかもしれません。でもこんなキャラを書きたかったので後悔はしてません。
「姫様、おはようございます。起きていますでしょうか?」
ドアを4回ノックして綺麗な声が聞こえる。
クイーンサイズの天井付きベットでボーっとしていたら、起きる時間だった。ちょっと眠いけどシャキっとしなきゃね!
何でこんなに高そうなベットの上にいるのかというと、私はツムギはアルスラーチという国のお姫様に転生したの! 名前は、ツムギ・アルスラーチ。前世と同じ名前で安心したよ。ちょっと不思議だけどね。魔人族の上位種族の魔神族っていう種族に転生したんだよ。魔神族って神様なの!?って思ったけど、ただ少し偉いだけらしいの。魔人族と魔神族どちらも頭の側頭部に角が生えてて魔神族だけ、右手に紋章が刻まれているんだよ。ちょっと中二病みたいだよね。魔人族って悪い事してるイメージがあるけど全くそんなことないよ。皆とっても優しいよ!
お姫様だから狙われそうだけど、この国は世界最強の国だって。だから他の国はこの国に対して悪い事しないよ。何かしたら滅んじゃうからね。800年前にどの国も戦争をしてたらしいけど今はどの国も平和って聞くよ。この国はもちろんとっても平和だよ!
何で世界最強の国と言われているのかというと、魔人族と魔神族は、身体能力と魔法を操るのが得意だからなんだって。どちらかに大きく偏ってる人もいるからそれも大きく影響しているね。アルスラーチに魔人族と魔神族が沢山住んでいるから強いだけなの。寿命に関してはほぼ不老なんだって。何でほぼ不老なのかっていうと寿命で死んだ魔人族と魔神族は見たことがないからだね。
魔神族は7人しかいなくて、お爺様、お婆様、父様、母様、兄様、姉様とそして私の7人だよ。お爺様とお婆様にはまだ会ったことはないけどね。いつかは会ってみたいよ。なにしてるんだろうね?
魔神族は、魔神族同士で子供を産んでるんだよね。いつかは私も父様か兄さまの子供を産むことになるんだって。それは納得してるよ! 家族は皆とっても優しくて美人でイケメンで大好きだからね! 問題ないよ!! でも、他種族とも恋をして子供を産んでみたいな。子供ができるのかはちょっと分からないけどね。前世での恋愛経験は……そんなことしている暇はなかったよ……。甘酸っぱい恋愛をしてみたいね。
女神様が教えてくれたけど、この世界には魔法や魔道具、冒険者ギルドと魔物がいて、ファンタジーな世界なんだよね。かなり嬉しいよ! 魔法は憧れちゃうね。いつか冒険者にもなってみたいね!
今はまだ5歳だから何も気にせず楽しく生きていくよ!
「シャルさん。起きてるよー」
「失礼します。姫様」
この人はシャルロット。私専属の大好きなメイドさんの一人だよ! とっても綺麗で背が高くて優しくて何でもできる完璧なメイドさん。そう。メイドさんだよ。平民だったのにいきなりお姫様に転生したから全然慣れない! 私の着る服を選んで着せてくれるんだ。
自分で服を選びたい時もあるけど、ずっと笑顔で選んで髪を整えてくれるからね。本当に楽しみにしてるんだね。前に一度自分で選んでもいいか聞いたことがあるけど、その時の顔がもう泣きそうで、慌てて選んで欲しいって言ったよね。大好きなシャルさんの悲しそうな顔は見たくないからもう言わないことにしてるよ。
「おはようシャルさん! 私が着る服を選びに来てくれたの? 毎日大変じゃない? 無理してない?」
お部屋に入ってきて一礼をしている。……大げさだよ。家族の皆もこの村に住んでいる人は皆家族扱いしているのに。
この村というのは、カルミラっていう村だね。少しだけ大きな村だよ。魔人族と魔神族しか住んでいないよ。
「無理はしておりませんよ。むしろ一生お世話させて下さい! お願いします!」
シャルさんが真剣な顔で頼み込んでくる。
おおう……むしろお願いされちゃったよ。必死すぎるよ! でも私もシャルさんの事大好きだから人の事は言えないよね! うん。
「う……うん。分かったよ。今日もお願いね」
シャルさんはクローゼットの中から服を一つ一つ私の体に当てて確認をする。何着も取っては仕舞ってを繰り返すしていると選ぶ服が決まったようだ。今日は白のワンピースみたいだね。
「今日はこちらのワンピースに致しましょうか」
「いつもありがとう! この服にするね!」
当たり前の様に服を脱がしてくれて着せてくれる。これも最初は慣れなかったなあ……自分で着るって言ったこともあるけど……ね。その時の反応もまあ、お察しの通りだよ。私の事が好きすぎないかな? 私ってそんなに可愛いのかな? 自分じゃ分からないな。
「では、お食事の用意が整っておりますので、歯磨きとお手洗いをしてから一緒に行きましょうか。」
「うん。それじゃあ行こうか。今日のご飯は何かなー、楽しみだなー」
「朝ご飯で目をキラキラさせる姫様……可愛すぎです! 愛おしいです!」
優しい笑顔で抱きしめながら頭を撫でてくれるシャルさん。私も大好きだよーって伝えるために、抱き返す。
……視線が高くなる。抱っこされている。抱きかかえたままドアを開いて廊下を歩いて食堂に向けて歩きだす。
「あれ!? 一緒に行くのはもしかして抱っこされた状態で!?」
「はい。このまま一緒に行きましょうか」
「皆に見られちゃうよ! でも嬉しいよ!」
何を当たり前の事を言っているんだ? という表情をするシャルさん。ええ!? 恥ずかしいよ! ……けどこんな日があってもいいよね。顔が赤くなってるかもしれないけどね!
……えへへ。本当に幸せな日々だよ。ありがとうね! 女神様! 何回感謝したか分からないけど何度でも伝えるよ。
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