あお
あお を、てのひらのうえで つつみこむように そっと、 かかげた
あお は、ふるふる と、ふるえる
指の感触のままに、ぬめぬめと みゅり、みゅりと 触れる
いくらでも 形を変えて、あお は、触れる
てのひらの あらゆる すみずみ まで いきわたる ように
あお は、ふるふると ふれる
ゆび を その度 うごめかせて
わたしは
みゅり みゅり と あお に触れながら
わたしは、ずぶずぶ と 底のない それ にしずむ
トン
トン
トッ
トン
ゆめ が さめないよ
ゆめ が さめてくれないよ
わたしは いつまで しずみつづける
ゆめ が さめ ない よ
ねむり たい のか
それとも おきていたいのか
おきつづけたい のか
それとも まどろみのなか なのか
それすら
はんだん が つかない
水のおとがきこえます
それ にみみ をはりつけたように
それ しか きこえない ね
自分を開放し、自由に 舞うことを
わたしは、 わがまま だと は、 思えない
そう
とき
が