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あお

作者:

あお を、てのひらのうえで つつみこむように そっと、 かかげた



あお は、ふるふる と、ふるえる


指の感触のままに、ぬめぬめと みゅり、みゅりと 触れる


いくらでも 形を変えて、あお は、触れる


てのひらの あらゆる すみずみ まで いきわたる ように


あお は、ふるふると ふれる


ゆび を その度 うごめかせて


わたしは




みゅり みゅり と あお に触れながら



わたしは、ずぶずぶ と 底のない それ にしずむ




















トン










トン 







トッ





トン







ゆめ が さめないよ




ゆめ が さめてくれないよ




わたしは いつまで しずみつづける




ゆめ が さめ  ない よ





ねむり たい のか




それとも おきていたいのか




おきつづけたい のか



それとも まどろみのなか なのか



それすら




はんだん が つかない




水のおとがきこえます




それ にみみ をはりつけたように



それ しか きこえない ね





自分を開放し、自由に 舞うことを



わたしは、 わがまま だと は、 思えない



そう




とき



が 





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― 新着の感想 ―
[良い点] 空行や空白を利用して、作品の世界観を上手に作り上げているな、と感心しました。 ふわりとした独特の空気感が好みです。 声に出して読んでみたくなりました。
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