そのよん ~初めての放課後~
今回から段落入れてみます。
※4/23 話の構成を変更、主人公たちを駄菓子屋を知らないようにしました。
今日は入学式だったので、学校は三時間で終わりだった。
僕はポッポが無理やり一緒に帰らされたので少し疲れていたのだった。
家に帰って来て昼ごはんを食べて寝るという平凡な日常を過ごしていた。その時だった。
「ヨシカズ遊ぼーぜー。」
外から声が聞こえたので窓から外を覗いてみた。そこには、家も教えていないポッポが立っていた。
「えっ ちょっとなんでここにいるの?家教えて無いでしょ!」
その時彼は秘密といって教えてくれなかったが、後から聞いたら僕が向かった方向にあった家一つ一つに声をかけたらしい。
しぶしぶ僕は彼の元へ向かった。
「ねぇポッポ、どこに行くの?」
彼は少し考えてから
「そうだなー。あおさ公園かなー」
あまり考えないで僕たちはあおさ公園に向かった。
公園に到着するも、この小さな公園にはブランコしか無いので、僕たちはブランコをこいでいた。すると…
「あっそうだ!ヨシカズーブランコどこまで回せるかゲームやろうぜっ!」
あまり回し過ぎない約束でおかしなゲームが始まった。しかし、彼を信じた僕が悪かった。
「よいショー!」
「もういっちょー!」
「まだまだーっ!」
彼はどんどんエスカレートしていった。僕は残った気力を振り絞って叫んだ。
「やめてっ。死ぬから死ぬからっ!」
しかし彼は、暴走機関車のように止まることは無かった。死ぬ。このままでは死んでしまう。僕は本能のまま前のめりに倒れた。
彼が駆け寄ってきた。
「大丈夫か?」
僕は鬼の形相でこう言った。
「大丈夫な訳あるかっ!」
その後、ふ菓子を買って貰ったので僕の怒りは収まった。
続く
まだまだ続きます。