そのいち ~久し振りと初めまして~
2年生編が始まりました!
今回は咲が後南小学校にやってきます。
では本編へどーぞ。
「おはよー」
「おっはヨシカズ」
2年生になった。それは何気ない事で特別新しい事でもない。
「クラス替えどうなるかねぇ」
「ポッポ、うちの学校のクラス替えは3年に一度だよ」
「そうかぁ、じゃあ2年生になった実感がねぇなぁ」
「担任も三郷先生のままだしね」
「転校生も来ないだろうし」
転校生は来ない。そう思っていたのは二人以外の子供たちもそうだった。
「担任をさせていただきます佐藤 三郷です。宜しくお願いします。
まぁ皆去年と一緒だから自己紹介する必要はないね。
さて、今年から一人、このクラスの仲間が増えます」
三郷先生の転校生がいるという発表で居眠りをしているポッポ以外は皆少し騒がしくなった。
「じゃあ入ってきてくださ~い」
教室に入ってきたのは女の子だった。
黒板には『越谷 咲』と名前が書かれた。
「えーっと、越谷 咲です。昔この町に住んでいたので私の事を知っている人もいるかもしれないけど宜しくお願いします!」
「はい、宜しくお願いします。じゃあ越谷さんはそこの空いている机に座って下さい」
彼女はすぐ席にはつかず、居眠りを続けるポッポの方へ進んで行って、デコピンをした。
「痛ったー。もう誰だよぉ」
「学校で居眠りしちゃ駄目でしょ!ぽっぽはそれだからだらしないって言われるんでしょ!」
「咲はいつもいつもうるさいなぁ…ってなんでここにいるの?」
「寝てるから分かんないんでしょ!転校してきたの!」
「あぁ宜しく」
「少しは驚きなさいって…あっ先生すいませんでした」
「うふふ、いいですよ」
そのあとは始業式があった。
「続いては校長先生のお話です。校長先生お願いします」
白髪が混じった校長先生が壇の上に上がった。
「皆さん進級おめでとう。私からは一つだけお話をします。
今年からこの学校では、挨拶をしっかりやろう!という取り組みを児童会が行なってくれますので、皆さんもしっかり挨拶をするように」
「校長先生有り難う御座いました」
始業式が無事終わって、皆家へ帰って行った。
「転校生ってポッポの友達なの?」
「幼馴染みだよ。うるっさくて雷親父じゃなくて雷ばばぁみたいなやつだよ」
悪口を言うポッポに後ろから咲がチョップを食らわせた。
「何勝手なこと言ってるの!」
「ごめんなさいお婆」
「お婆じゃない!」
今度は脇腹を蹴られた。ポッポは地面に倒れて痛そうにジタバタしている。
「ポッポがボコボコにされてる…」
「あっごめんね。いつも適当な事を言うから」
「そうだね。ポッポはいつも適当だもんね。しょうがないよ」
「あっ、そういえば自己紹介まだだったっけ?」
「初めましてだからね」
「じゃあ越谷 咲です。『こっしー』って呼んでね」
「あっ僕は富士見 和義です。」
「こいつはヨシカズって呼んで」
「分かった」
「えぇ!まぁいいけど」
「じゃあ帰りましょうか」
「「そうだね」」
僕たちの新しい一年が始まった。
「「ポッポ、ヨシカズの次回予告コーナー!!」」
ヨ「二年生編初めての次回予告です!」
ポ「今日はお婆がやってきたな」
咲「だからお婆じゃ無い!」
ヨ「あっポッポ飛んでっちゃった」
咲「じゃあ代わりに私が次回予告するね」
ヨ「じゃあ宜しく」
咲「次回は『そのに ~5人で遊ぼう!~』です!」
ヨ「みってねぇ!」




