そのじゅうなな ~Let's fight~
もうそろそろ張っときたい伏線が終わって来たので一年生編は終わりに向かっていきます。
だけどまだまだくだらないネタがたくさんあるので、ちらちらと出して行こうと思います。
では本編へどーそ。
ポッポのお父さんに烈々な歓迎を受けた僕らは今ポッポの部屋でゲームをしている。
『ファイアクロォゥ!』や『気砲』とかの技を駆使しながら先に三人やられたら負けなゲームなのだか、異様に大将が強い。
指の動きがコントローラが壊れるのではないかと思うほど速いのだ。
「はい俺の勝ちっと。」
「あぁもうなんでそんなに強いのさ!」
「そうだそ大将。理由を言え!そうじゃないと~こうだ!」
突然ポッポが大将に飛びかかって大将の脇をくすぐり始めた。
「ちょ、待ってくすぐったいから。おい、止めろって言うから言うから!」
「ほらほら~早く言えよぉ」
「だから言うって!止めろ!死ぬから!」
「こちょこちょこちょ~」
「だから止めい!」
あまりにもポッポがしつこいので大将がポッポの頭をチョップした。
「いっつ~。ごめんごめんやり過ぎたわ。」
「やり過ぎたじゃねぇわ!言うっつってんだから止めろし!」
「ほらさケンカしないの。そんなことより大将の強さの秘密はなんなの?」
「あぁそんなの簡単だよ。コマンドを覚えるだけさ。富士山とかはコントローラみながら操作してるだろ。」
「うん。」
「それだと画面を見てない時間が出てくるだろ。」
「ちょっとだけだけどね。」
「じゃあこう考えてみようぜ。ゆっくり技を出して3秒。コントローラ見ないで2秒。どっちが強いさ?」
「見ない方?」
「そうそう。だって一発打って死ぬ技だってあるわけだから先に打った方が勝つんだよ。」
「よし!じゃあ僕も覚えるぞ!ポッポも!」
「よっしゃ!やったるぞ!」
そのあと僕らは日が沈むまで闘った。
「じゃあね。」
「またこいよ!」
「大将いこ?」
「行くか。」
※※※ そのおまけ ~電話が掛かってきた~ ※※※
鳩ヶ谷家の固定電話に電話が掛かってきた。
「もしもし、鳩ヶ谷ですか。」
「賢ちゃんか?」
「あっこっしー久し振りに電話掛けてきてどうしたん?」
「俺さ、また北杏に帰って来るから家族で」
「じゃあ久し振りに咲ちゃんにも会えるのか。」
「それで咲からお願いなんだけど後南小に転校してくる時まで咲が来ることアレン君に秘密しといてくれだって。」
「おっドッキリだな。じゃあ俺も協力するぞ。で、いつくるんだ?」
「今年度が終わっただな。」
「おっけー。じゃあまた電話しろよ。」
「分かった~。じゃあな。」
「はいよ。」
電話が切られるとポッポのお父さんの野望がポロッと出てきた。
「じゃあ同窓会組もうかな。酒飲めるし。」
「ポッポ、ヨシカズの次回予告コーナー!!with大将!」」
ヨ「いえ~い!」
ポ「という事で、今日はゲストに大将が来てます!」
大「あっよろしくで~す。」
ヨ「なんか大将は言っておきたい事ある?」
大「そうだな、次回は俺が主役ってことくらいかな?」
ポ「初耳なんだけど!」
ヨ「という事で次回は『そのじゅうはち ~杏子亭の跡取り孫~』です!」
ヨポ大「「「ぜひ御覧下さい!」」」