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そのじゅうよん ~杏子の木々は心を洗う~

今回の話で1年生編で伝えたかった事は伝えられたので良かったです。

今後は本当に日常のお話を投稿していくので、今後とも宜しくお願いいたします。


最後に活動報告でも書きましたがこのお話は毎週水、金投稿になりましたので宜しくお願いいたします。


春は杏子の花が咲き乱れ、夏には杏子の実が成り、秋には赤と黄色の絨毯が敷き詰められ、冬には山が雪化粧をする。

杏子山は四季折々の自然が楽しめる北杏一の観光スポットなのである。



「みなさん!ここで自由時間終了になります!これから杏子山の第二展望台に登りますので集まって下さい!」


保文おじさんの掛け声とともに皆が集まってきた。そして、保文おじさんを先頭に僕らは杏子山を再び登っていった。


「あっ!ポッポの頭の上に蝶々が止まってる!」

「あっホントだ。捕まえるか?」

「えぇ?可哀想じゃん止めとこうよ。」

「分かった。」


登り始めて5分程経つと辺りの景色が段々と変わってきた。


「ねぇ、おーくん。なんかここの匂いが変わった気がするんだけど?」

「ここら辺からは杏子の木は生えてないから森の匂いになったんだな。」

「そんな事よりさ、まだなのか?」

「もうそろそろだぞアレン。ほら見えてきた。」

「はい!到着しました!ここが杏子山第二展望台です!」


保文おじさんが指差した先には深い谷が広がっていた。

その谷の底には透明に近く清らかな清流が、そして谷に沿って若い実を付けた杏子の木々が延々と並んでいた。


「わぁ、綺麗な景色だ!」

「そうなんだよ。俺は幼稚園の頃からとうちゃんに連れて来て貰ってるけどここの景色は何度見ても感動するんだ。」

「そのとおりだな。だからこの景色だけはいつまでも残していかなけりゃならねぇ。

それは自然がやることじゃない。俺達の世代、そしてお前達の世代が残していくものなんだ。だから俺はこの山の案内人の仕事をしてるんだよ。」


僕らはこの景色に感動するのと共に自分達が残していかなければならないという事を心に深く刻み込んだ。


「これから終わりの会を始めます。今日一日杏子山の案内をしてくださった小鹿野さんにお礼を言いましょう。」

『ありがとうごさいました!』

「はい、こちらこそありがとうごさいました。またこの杏子山にお母さんとかお父さんとかと一緒に遊びにきてな」

「ありがとうごさいました。これから皆さんお家に帰って貰うのですが、くれぐれも事故に気を付けて帰って下さいね。」


こうして、僕たちの遠足が終わった。


「「ポッポ、ヨシカズの次回予告コーナー!!」」


ヨ「ふぅ、山登りは楽しかったけど疲れたね。」

ポ「そうだよな、スケシュンはこんな所が遊び場って言うんだから驚きだよ。」

ヨ「僕たちも体力を付けないとね。さて次回は?」

ポ「『そのじゅうご ~喉の痛みにはやっぱりコレ!~』です!」

ヨ「なんだろ?」

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