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石炭液化

今回は、石炭液化です。


石炭も石油も天然ガスもメタンも元を辿れば

炭化水素なんです。

石炭は、固体 石油は、液体 天然ガスとメタンは、気体というだけなのです。

ですから理論上は、石炭から石油や天然ガスは、できます。

第2次世界大戦の前後、日本やドイツといった枢軸国は、

大規模な油田がありませんでした。ただ、石炭は、豊富にあったので、

日本やドイツの技術者は、石炭から合成石油を作ろうとしたのです。

そしてドイツで1920年代にベルギウス法とフィッシャー・トロプシュ法(FT法)の

2つが開発された。これにより、ナチスドイツは、FT法を使用した石油製造機を

国を挙げて、開発した。これにより彼らは、石油を手に入れられたのである。

この技術は、日本にも送られたのだが、良質のクロム鋼が手に入らず、

満州や韓国でのプラントも計画値の10%前後でしか製造できなかった。

戦後は、中東で油田が発見され1バレル(約158ℓ)2ドルまで、

価格が低下したため石炭液化技術は、廃れて行った。

だが、第2次オイルショック以降原油価格は、上昇していった。(1バレル40ドル程度)

原油価格の上昇とエネルギー安全保障もあってから、

第2次オイルショック以降米国や西独、日本などで、石炭液化技術は、

熟成して行った。(EDS法、SRC II法、H-Coal法、ポット・ブロッヘ法 など)

そして、1996年から原油価格は、さらに上昇2006年に1バレル50ドルを

越えた辺りから、米国やインドネシア、中国で石炭液化事業の見込みが立ち

世界各地で石炭液化のプラントが建造・稼動し始めている。

2008年後半に原油価格が1バレル40ドルと暴落し、

1次事業が止まる状態に成ったが、2009年1バレル80ドルにまで

上がったので、石炭液化の事業への投資は、拡大している。

1980年 1バレル40ドル

1986年 1バレル16ドル

1990年 1バレル27ドル

1998年 1バレル11ドル

2001年 1バレル19ドル

2002年 1バレル29ドル

2003年 1バレル32ドル

2004年 1バレル43ドル

2005年 1バレル59ドル

2006年 1バレル62ドル

2007年 1バレル91ドル

2008年 1バレル41ドル

2009年 1バレル74ドル

市場最高価格 2008年7月11日1バレル147ドル  (WTI価格)

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