石油精製微生物
ボツリオコッカス・ブラウニー(学名:Botryococcus braunii )
ボツリオコッカス・ブラウニーは、光合成によって重油を精製することで注目される
緑藻の1種(※ボツリオコッカス属3種中の1種)。
まだよく分かっていないことも多く、分類についても研究者によって諸説ある。
~注目される特性~
生活排水などの汚れた水の中での棲息を比較的好む。
他のバイオエタノール(トウモロコシなど)と違い、
食用とはされないので、食糧問題を避けることができる。
現在、ボトリオコッカスが作り出す油は1ヘクタールあたり年間118トンと
見積もられており、トウモロコシの0.2トン、アブラナ(菜種)の1.2トン、
アブラヤシの6トンに比べ格段に多い。
藻類であるため陸地で場所を取らず、森林破壊などの影響も少ないと考えられる。
※類似種にシュードコリシスティスがいる。
これは、軽油を造り出せる。
オーランチオキトリウム
オーランチオキトリウムは、ボツリオの十倍の製油量が見込まれる。
製油施設が2万ヘクタール程あれば日本の年間石油消費量を賄える計算である。
藻類は、微生物と並んで、現在の科学の
最先端物質である。今後の発表に期待が高まるばかりである。