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世界だって

始まりはいつだって単調で、無機質で質素な物だと思う。今回だってそうだった。僕はいつものようにベットに体を寝かせながらTikTokを見ていた。右腕を曲げて枕のようにして、少し痺れで指が曲げづらくなってきた頃だ。そんな時にある動画が流れてきた。要約すると、自殺を許容される世界になるといいねみたいな、多分そんなことだ。僕はそこのコメント欄を見た。僕はその時に心の底から驚いた。きっと僕と同じくらいのやつから、40超えてないかくらいの人間が、絶対そうなったほうがいいとか、そうなるべきだとかなんとか言ってる。僕はこの時に率直に思ったのは、なぜそこまで絶対と言い切り、全てが自分で回っているかのように傲慢で、そして死を願うのか。確かにこの世界は窮屈かもしれない。自分のことをまるで自分かのように決定権を持っている親や、生きることすら難しい人間。学校という、偏差値という数値だけで区別され、今後人生が大きく左右される場所に入れられる。確かに窮屈だ。だけど、コメントを打ってる時点でお前は確実にスマホ、もしくはTikTokを見れる機械を持っており、尚且つそこに時間を割く暇さえある。それでさえ、君たちは死を謳歌したいと、いつか向かうゴールに早く行きたいのかと思い、ついでた言葉が「そんなに世界は甘くねぇよ」発した瞬間だったと。目が眩んだ。本当に眩んだ、としか言えなかった。理解が追いつかなかった。


現在真夜中2時に差し掛かる頃だろう。そんな時に光?スマホか何かが光出したのか?いやそんなことあるわけない。いやあったとし「話を聞きなさい」そういった声はすごく綺麗だった。そこまで高すぎる声ではなかったが、女性だとすぐわかった。透明感のある声で、壁があっても貫通するような声だと思った。「はじめまして。私の名前はジーナと言います。急に呼んだので、少し混乱しているかもしれませんが、安心してください。何か質問等々あるのであれば、お答えしましょう。」と言われたが、まぁ三つ気になることができた。一つはここはどこなのか。二つめはどこに行き、どうなるのか。三つめはなぜ呼んだのか。直感だが、僕は死んでない。もし死んでいるのだとしたら、こんなにも心地よく、頭がふわふわする場所なんだろうか。だとしたら死後は最高の場所だ。

とにかく質問をしてみるか。「っぁっ、ぁ…の…こっ、ここってどこ…で「ここはセントラルと呼ばれる場所です。」「じっ…じゃっセントラルってなんですか」よし、少し噛んだが思いの外テンポよく喋れたぞ、この調子で質問してい「お答えできません。それは世界の答えになってしまうので」世界の答え?意味がわからない。世界の答えっていうのも聞いたら教えてもらえるのか?まぁいい。じゃあ他の質問をするだけだ「僕はこれからどうな」「あなたはこれからタクスという場所に行きます。そしてその目的は、〇〇です。リップサービスであなたの大きな欠点であるその吃りと体臭を治しました。これである程度はなんとかなるでしょう。では、お行きなさい。」おい待て、待ってくれどういうことだ訳がわからない。目的は聞けなかったし吃り癖が治った?確かにさっきはスムーズに行けた、けどそれってってかタスクってどこだよ国か?じゃあ言語はどうなるてかそれ…「あぁ、そうか」急に頭の中が綺麗になった。


ここはタスク、僕はリタ、ゼペルド リタ ここはベットの上で、ベットの目の前にはドアがあり、少し左を向くと机と椅子がある。ベットの頭側には窓があり、今はちょうど太陽が真上にいる頃だろう。とにかく外に出よう。短絡的にいかなくては行けない。深く考えていたら、僕はきっと前と変わらないと思うから。

外は繁華街?商店街?僕は基本的に外に出ていなかったからわからないが、人が多くいる。僕が嫌いな場所だ。だが今はそんなことも言ってられないだろう。さっきも行った通り、行動に起こさなきゃいけない。

「すいません、ここでは何を売ってるんですか?」「あんたこれを見たことないのかい?変わりもんだねぇどうやって生きてきたんだ?」「ははっ…すいません…」見た目は別に必需品というわけでもなさそうだが、何か食べ物というわけでもなく、手のひらサイズの赤い丸いもの、これを使って何をするんだ?まぁいい、他の場所に行こう。


ある程度話を聞き、夕暮れと言っても差し支えないところまで来ただろう。そして聞き込みでわかったことは、魔法が使えること。そして赤い丸いものは、その魔法を使いやすくするためのルーター、それを売買していたらしい。そしてここでの通貨はシャンと呼ばれるらしい。そしての場所はウェーストというらしい。さてこれからどうしたものか、あの宿のような場所に戻るべきか、でもお金などはなさそうだし、もっと考えてからくるべきだったか…「あの、一つ聞いてもいいですか」「はい、なんでしょう?」「ここってどこですか?」

俺はラノベを一切読んだことはない

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