握手
『他人が怖くても、線を乗り越えて一歩いっぽ誰かの元へと歩んでね? 怖くても進んで誰かと生きる幸せをその手で必ず掴んで!』
『他人に歩み寄ることで相手と関わり支え合い絆が生まれる。幸せを望む者同士が力を合わせれば、一人の力よりもたくさんの力で大きな力に変えることが出来る。力を合わせれば大きな力にして幸せな毎日を過ごすんだよ!』
『人生は一人よりもたくさんの人がいれば思い出がたくさん出来て、強く生きていく力に変わる。思い出が無いだけで苦しいとき力が出ないんだよ~?』
『思い出が何一つ無い人生なんて、つまんないでしょう?』
背中を見せた志美命は、俺に指さして決めポーズを取る。
『たくさんの思い出はこの世を去るときに心を温かくするお守りに変わる』
『死んだとしても思い出が心に残り続けて雄平くんを守り続けるんだよ?』
『思い出が無いとあるでは死に方さえ、死んだ後でさえ違う』
『思い出をここに残すの? 残さないの?』
彼女は自身の胸に手を当てて質問する。
歩み寄った志美命は、俺に手を差し出して、
『思い出をたくさん作ってみよう? 雄平くん!』
『思い出が無い人間は他人が怖いから牙を剥く。人と関わるのは初めてのことだからどうしても怖かったりする。それでも、歩み寄れというのか他人に、恐怖でしか無い人間にっ!?』
『思い出をみんなで作っていくうちに心が温かくなっていくよ?』
『人との思い出が無くても大丈夫か? 人が怖くならないか?』
『思い出の無い人間は他人とどう接すればいいか分らないし、思い出の作り方が分らない』
『思い出がないならこれから作ればいいだけの話でしょう? 有紀とみんなで』
『どーすんのっ? 仲良くしようぜのおててがお留守です~!』
手の震えが止まらない俺は、首を振って自分の弱さを振り切った。
『仲良くしようぜ? 雄平くんっ!』
『うんっ! 仲良くしようぜっ! 志美命!』
二人は、雨上がりでアスファルトが黒い夏の夜、握手をして友達になった。
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