線は引いても
『歩んで何があるんだよっ!? 苦しめられることばかりじゃ無いかっ!? 他人はなっ!? 俺の痛みを分りゃしないんだよっ!?』
『痛みなんかを知ってなんになるの? 痛みは自分だけのモノだから他人と共有できない』
『痛みを分らない奴は他人に酷いことするだろうっ!?』
『そういう事もあるって想えばいいの。気にしすぎ』
『気にしすぎるから、他人が怖く感じるんだね? 他人と自分の間に線を引いて自分の安心できる場所が欲しいと?』
『おかしいなー、怖いのに誰かを求める気持ち、どうしてかなー? 逃げちゃダメだよ?』
逃げ場を塞ぐような物言いに、苛立ちが消えていく。
代わりに求めてしまう、救いを。
彼女は顎に手を添えて、俺に指さして質問する。
『線は引いても飛び越えたくなるんだよね? 誰かの手を掴みたくて?』
『理不尽な事があっても自分なんかって想って生きるのはよしなよ?』
『理不尽なことがあっても、生まれたからには自分の弱さと闘って生きていくのが人生だからね?』
『理不尽なことがあったのは辛いだろうなと思うけど、だからって、一人で生きるのは違うしそれでよしとしないよ?』
『人生舐めんな? 雄平くん!』
『じゃあ、また理不尽な目に遭って苦しめと? 自分の弱さと闘ってどうする? ボロボロにされたまま立ち上がって生きていくのか!?』
『そうじゃないでしょう! 逃げないで! 自分の弱さと闘えよ?』
『闘ってどうするんだよ!? 他人と関わるのを諦めた方が自分を守れるんだよっ!?』
『目をそらさないのっ! 命ある限り自分の弱さと闘っていかないといけないでしょう!』
『目をそらさずに目の前にある自分の弱さに向き合って強くならなきゃいけないのっ!』
『理不尽なことがあっても歩む足を止めないで』
『人生は山あり谷あり。山を登っても谷を越えてもその先は山もあって谷もある』
『蝶もそうだよ? 遠いお花畑と近いお花畑。近いお花畑よりも遠いお花畑を目指して欲しいの』
『いまの現状で満足するなら近いお花畑で蜜を吸えばいい』
『だけど、近いお花畑には新しい蜜が無くてそのうち蜜が枯渇する。そして、心も腐っていく』
『人生は蝶と同じように同じ場所で蜜を取る現状維持ではダメなの。遠いお花畑に蝶を食べる鳥やカマキリがいても蜜を求めて飛んでいかなければいけないの』
『このまま腐ったまんまではいけないの!』
『道へ歩かなきゃ人は成長しないし、人は成長を求めて人生生きていかなければいけない』
『理不尽なことも雄平くんが乗り越えて糧にしなきゃいけないの!』
『現状維持がどれだけ心を腐らせるか分った?』
『飛び立たないと! 遠いお花畑に蜜を求めにね?』
『きっと上手くいくよ! 乗り越えたその先がゴール!』
『幸せを求めに人は飛び立つ! 蝶も一緒でしょう?』
『辿り着いたお花畑には幸せが待っているよ?』
『孤独に生きている俺に何が出来るっ!?』
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