孤独が嫌いなのは分っているよ?
彼女は、俺の周りを歩いてニヤニヤ笑う。
俺の周りを歩くこの女はなんだっ!? 絡んで来んなっ!?
『ムカつくのは人に興味があるって事だから、変われるよねー雄平くんはっ!』
『なんで声に出すのかな? 『この手に何を掴んでもらいたいのか?』『散歩しているときの独り言は楽しいな、一人で歩く夜道は怖いけど、夜だと独り言を聞く人がいない。だからお話が出来る』お話の相手ならここにいますぜ? 雄平くんっ!』
『救われる人いりゃ、人を救う女神もいるっ! 呼んでもいいよ? 有紀のことを女神って!』
『異常者じゃ無くてアホだったのかお前?』
『異常者とか笑えるね。自分は不審者なのに草』
『アホなんだー有紀って、っていうことはー、馬鹿じゃ無い訳だからー、ありがとうっ!』
『お前、舐めてんの?』
『雄平くんを舐めてないよ? いやらしいこと言わないでー』
『そういうことじゃ無いっ!?』
『怒りなさんなってっ!』
『あああぁムカつくこいつっ!?』
離れようともしない有紀に、キレても仕方ないのだが、頭をかきむしり苛立ちを見せる。
『感情表現が出来ているっ! うんっ! いい子いい子っ!』
『一人で生きていくみたいな面している割には人とのコミュニケーションを取れているよね?』
『人をなんだと想っていたんだお前は?』
『一人で生きるマン』
『お前、道端で殴られたことあるだろ?』
『逆に殴られたことある?』
『質問を質問で返すなっ!?』




